全ポジションにおける大規模な補強の必要性
今夏のプレシーズンにおいて、7試合で4敗という極めて厳しい戦績に喘いでいるバレンシア。現在の焦点は右サイドバックであるアルナウ・マルティネスの獲得プロセスに終始していますが、チームが抱える課題はそこだけに留まりません。
ディフェンスラインでは、チーム全体に絶対的な指示を与える守備の重鎮(リーダー)が完全に不足しています。今夏新しく加入したユスティン・デ・ハースのスペインサッカーへの急速な適応や、セサル・タレガの劇的な復活という、きわめてリスクの高い賭けに守備の命運をすべて委ねている危うい状況です。
また、外側のウイングポジションにおいても、本職として稼働できるのはルイス・リオハと19歳の佐藤隆之介の2名しかおらず、数シーズンにわたって攻撃に縦の深みや創造性をもたらすことができていない深刻な攻撃力不足が今プレシーズンでも改善されていません。
前線では、ルカス・ベルトランの代役としてアルナウト・ダンジュマを期限付きで確保したものの、3部相手にも決定力を欠くなど不安は解消されておらず、単なるサイドバックの補強だけでなく、スタメンクラスの実力者をすべてのラインで緊急に獲得し、現在のイレブンをベンチに押し下げるほどの抜本的なチーム再編を行わなければ、欧州カップ戦への復帰はおろか、1部残留という降格の恐怖に再び直面することになります。(via SPORT)
【本日の総括】
バレンシアは、3部テルエル相手にユニットBが惨敗を屈し、チーム全体の選手層の薄さと創造性不足という深刻な課題を改めて突きつけられました。右サイドバックのアルナウ・マルティネス獲得合意や、アンドレ・アルメイダの去就交渉、そして木曜日に主力組が総出動するエルクレスCFとのプレシーズン最終戦など、ピッチ内外で極めて慌ただしく、かつ綱渡りのような調整が開幕直前まで続けられています。