プレシーズンとトロフェオ・タロンハ

バレンシアのプレシーズン日程と親善試合の詳細が決定しました。7月2日の休暇終了とメディカルチェックを経て、7月6日からピッチでのトレーニングが開始されます。その後、7月13日から19日までジローナで合宿を行い、7月18日にペトロ・デ・ルアンダ、7月22日にエルデンセ、7月25日にCDカステリョンとパテルナで親善試合を行います。続いて7月27日から8月2日までイングランドのバーミンガムで合宿を張り、7月28日にダービー・カウンティ、8月1日にストーク・シティと対戦する予定です。

そして、プレシーズンの締めくくりとして、8月8日21:00にメスタージャで第54回トロフェオ・タロンハが開催され、ニューカッスル・ユナイテッドを招待することが公式に発表されました。翌夏には新スタジアムへの移転が予定されているため、これが現在のメスタージャで開催される最後のトロフェオ・タロンハとなる見込みです。ニューカッスルとの同大会での対戦は、ウナイ・エメリ監督時代の2008-09シーズン以来2度目となります。当時の試合は1-2で敗れましたが、バレンシアの唯一の得点はホアキン・サンチェスが記録しており、ティモ・ヒルデブラントやモレッティ、アルビオル、エルゲラ、ミゲル・ブリト、ビセンテ・ロドリゲス、アルベルダ、バラハ、ダビド・シルバ、モリエンテスらがスタメン出場し、途中からダビド・ビジャ、フアン・マタ、アレクシス・ルアノ、ダビド・ナバーロ、ミゲル・アンヘル・アングロ、マヌエル・フェルナンデス、エドゥ・ガスパル、そして現カステリョン監督のパブロ・エルナンデスらが出場していました。

(via Estadio Deportivo)

(via ElDesmarque)

ギド・ロドリゲス獲得に向けた交渉状況

クラブはカルロス・コルベラン監督が「プランA」に指名したギド・ロドリゲスの獲得を諦めず、彼と代理人との交渉を継続しています。欧州カップ戦への出場権がないという不利な状況を補うため、クラブは変動ボーナスを拡大して給与を増額する形でオファーを改善しました。さらに、他のチームでは得られないであろうピッチ上での絶対的な重要性や、32歳という年齢を考慮した2年+1年の延長オプションという条件を提示し、彼への愛情と敬意を示しています。

ロン・グーレイがクラブに復帰したこともあり、首脳陣は腰を据えて交渉にあたっており、具体的な回答期限は設けていません。他クラブからの高額なオファーがあることは承知の上ですが、最終的に彼がこのプロジェクトを受け入れてくれるという期待がクラブ内にはあります。

(via ElDesmarque)

日本人MF佐藤龍之介の獲得が目前

バレンシアは、19歳の日本人有望株である佐藤龍之介の獲得を確実なものにしています。2025年のU-20ワールドカップから彼をマークしており、移籍金400万ユーロを5回の分割払いで支払うことで既に合意に達しています。彼はトップチームのプレシーズンに合流し、カルロス・コルベラン監督の構想に入るべくアピールする予定です。

現在、正式発表に向けて残されている唯一のハードルは商業面の細部調整です。佐藤は日本国内で絶大な将来性を嘱望されており、他のアジアのスター選手に匹敵するほどのマーケティングの成功も見込まれています。そのため、バレンシア側は彼の肖像権の一部を保持することを求めて交渉を続けています。クラブ関係者は、この問題が移籍破談に繋がることはないと楽観視しており、実現すればクラブの107年の歴史上初となる日本人トップチーム選手の誕生となります。

(via ElDesmarque)

ビクトル・フェルナンデス・ジュニアの買取と契約更新

昨シーズン、レバンテUDからVCFメスタージャにレンタル移籍していた18歳のMFビクトル・フェルナンデス・ジュニアについて、バレンシアは10万ユーロの契約解除金を支払い、完全移籍で獲得しました。新たな契約は2029年までとなります。彼は長期離脱中の4名を含むトップチーム登録の25名と、最低3名のU-23選手でチームを構成するという今季のクラブの方針に基づき、カルロス・コルベラン監督の下でトップチームのプレシーズンに参加します。

契約更新後、彼はクラブ公式メディアのインタビューで次のように語っています。

『出場時間は多くなかったけれど、全てが助けになります。私にとってはゼロからの年でしたが、バレンシアCFのように私を信頼してくれたチームに残れること、そしてVCFメスタージャで多くの出場時間を得られたことは誇りです。今年も去年と同じように、できる限りのことを証明できるよう努力します』

『今シーズンは昨シーズンのような活躍を続け、働き、成長し、トップチームへの昇格を目指したいです。トップチームで出場時間を得て、そこで成功を収めたいと思っています。それは私にとって本当に誇らしいことですから』

(via ElDesmarque)

バンバ・ディエンへの関心

フランスのロリアンをフリーで退団することが決まった26歳のセネガル代表FWバンバ・ディエンに対して、バレンシアが関心を示し、獲得候補のリストに名前を挙げています。彼は現在行われているワールドカップにも出場中で市場価値が1500万ユーロまで高騰しており、イングランドをはじめとする多くのクラブが注目していますが、彼自身はスペインでのプレーを希望している模様です。

(via Estadio Deportivo)

フレン・アギレサバラの去就

アスレティック・ビルバオからのレンタル移籍でバレンシアに在籍していたGKフレン・アギレサバラは、期間終了によりチームを離れました。現在、彼はデポルティボ・ラ・コルーニャなどの複数のクラブからメインターゲットとして関心を集めています。

(via ElDesmarque)

OB協会が新メスタージャへの本部移転で合意

バレンシアCFのサッカー選手協会は、ジャウメ・ドメネクをフットボール界に復帰させた数日後に、毎年恒例となっている夏の食事会を開催しました。ラ・パタコナのレストラン「ラ・フェラドゥーラ」には、数十年にわたりクラブを支えた理学療法士のパコ・レイグや最年少協力会員のセサル・パスクアルをはじめ、約100人の元選手やアグルパシオン・デ・ペーニャス(ファンクラブ連合)の代表が集まりました。

この席で、フェルナンド・ヒネル会長はクラブと合意に達し、協会の本部を新スタジアムであるノウ・メスタージャへ移転することを発表し、出席者から大きな拍手を浴びました。市議会との工事スケジュールによれば、移転は2027年の夏以降になる見込みです。

ヒネル会長は次のように述べています。

『私たちの未来は保証されています。クラブが施設を移転する時に、私たちも移転します』

『メスタージャを離れるのは、私たちの多くにとって辛く、非常に感情的なことになります。メスタージャは私たちの人生そのものでしたから、ふさわしい形でお別れをしなければなりません』

(via ElDesmarque)

(via SPORT)

バレンシア・バスケットの成功とピーター・リムへの批判

同じ都市を本拠地とするバレンシア・バスケットがリーグ優勝を果たしたことで、2つのスポーツ組織の経営状況の違いが浮き彫りになっています。バスケットボール部門が堅実で野心的なプロジェクトを実らせた一方で、バレンシアCFはピーター・リムの所有下で不安定な状況が続いています。これに関して、ジャーナリストのマヌ・カレーニョは『ピーター・リムは彼らからどれだけ学ばなければならないことか』と苦言を呈しており、バレンシアのファンも多くがこの意見に賛同しています。

(via ElDesmarque)

【本日の総括】

コルベラン監督の下、プレシーズンの全日程が決定し、メスタージャでの最後のトロフェオ・タロンハにはニューカッスルを迎えます。ギド・ロドリゲスとの交渉や日本人選手である佐藤龍之介の獲得が佳境を迎えており、若手のトップチーム昇格など来季に向けたチーム作りが本格化しています。一方で、新スタジアムへの移転を見据えたOB組織の動きや、オーナーのクラブ経営に対する批判的な声も存在しています。