W杯セレモニー中止とカンプノウ「独立旗」埋め尽くし運動:逮捕された少年ファンへガビが送ったメッセージ

スペイン連盟(RFEF)がカンプノウで提案していた、W杯優勝メンバー(バルサからはジョアン・ガルシア、エリック・ガルシア、クバルシ、ガビ、ペドリ、ヤマル、ロドリ。フェラン・トーレスはPSGに移籍済み)へのホーム開幕戦でのセレモニーについて、バルサは公式に「中止」を決定しました。

ラポルタ会長は『我々の選手たちが勝ち取ったW杯の栄誉を称えるイベントは、現在の状況、周囲の環境、そしてタイミングを考慮すると不適切であるため行わないと理事会で決定した。連盟にも伝え、完全に理解してもらった。サッカーは人々を団結させるものであり、余計な対立や摩擦を生み出す場であってはならない』と、ファンによる大ブーイングなどの混乱を避けるための政治的・社会的判断であることを明かしました。

背景にあるのは、前節エルチェ戦の前にカタルーニャの独立旗「エステラーダ」を持っていたバルサの少年サポーター(ソシオ)が、国家警察の警官らに不当かつ暴力的に拘束された事件です。これに激怒したカタルーニャの活動団体(ANC、Òmnium Cultural)が、木曜日のアスレティック戦でカンプノウ周辺で1万枚のエステラーダを配布し、スタジアム内を独立旗で埋め尽くす「エステラーダの称賛運動(exaltación de la estelada)」を呼びかけています。

ラポルタ会長はさらに『木曜日の試合では、多くのサポーターの思想を象徴するエステラーダの称賛運動が行われる。スペインは民主主義国家であり、表現の自由は憲法上の基本的人権だ。エステラーダはその範囲内であり、人々の自由への切望を体現する平和的なシンボルとして尊重されるべきだ。警察のあの暴力的な行為は決して許されず、事実確認を経て、責任者に厳重な処分が下されることを信じている。この運動を通じ、ファンが身の危険を感じずに表現の自由を楽しめるようにしたい』と、警察を強く批判しエステラーダ運動を支持する声明を出しました。

この事件に対し、ガビがSNSを通じて、逮捕された少年を支援する団体のメッセージに「力こぶ(力と支援のサイン)」と「青と赤のハート」の4つの絵文字を投稿して支持を表明。トップチームの選手でこの件に公式に反応したのはガビが初めてであり、ロッカールーム内からも強い連帯が示されています。(via SPORT, ElDesmarque, Esport3, MARCA)