開幕直前!無敗で駆け抜けたプレシーズンの総括と新シーズンへの期待
クラウディオ・ヒラルデス監督率いるセルタは、実り多きプレシーズンを終えて、新シーズンの開幕に向けて最高のスタートを切る準備を整えました。来週の日曜日、ホームのバライドスにオサスナを迎えて開幕戦に臨みます。今シーズンは、ヨーロッパカップ戦であるヨーロッパリーグへの復帰という大きな挑戦が控えているだけでなく、長年クラブを牽引してきた象徴的存在であるイアゴ・アスパスの現役ラストシーズンになる見込みもあり、サポーターの期待と興奮はかつてないほど高まっています。
チームの仕上がりを示すプレシーズンマッチは5試合行われ、2勝3分けの無敗という素晴らしい成績で幕を閉じました。まずはポルトガルで強豪スポルティング・ブラガと対戦し、相手の方が調整が進んでいたにもかかわらず2-2で引き分けました。その後、ア・ロンバで行われたスポルティング・ヒホン戦では1-0で勝利し、アフォウテサでのアカデミコ・デ・ヴィゼウ戦は2-2のドロー。さらにセリエAのサッスオーロを相手に4-1と快勝を収め、最後はイタリア遠征にて、昨季セリエA準優勝の強豪ナポリを相手に見事な戦いぶりを見せて引き分けました。結果だけでなく内容面でも、各試合でチームの連携や仕上がりの良さがアピールされ、開幕戦に向けてヒラルデス監督が様々な戦術や選手のコンディションを見極める絶好の機会となりました。 (via SPORT)
プレシーズンで輝いた新生たち!ウーゴ・ゴンサレスを筆頭とする若手と復活のミゲル・ロマン
この夏、最も大きな衝撃を与えたのはカンテラ出身のウーゴ・ゴンサレスです。バレンシア出身の彼は、昨シーズンにフォルトゥナ(Bチーム)で18ゴール8アシストを記録して2部への昇格に大きく貢献しましたが、その実力が本物であることをプレシーズンでも証明しました。チームがプレシーズン中に記録した全7ゴールのうち4ゴールを一人で叩き出し、ファーストチームのローテーションにおいて不可欠な存在になる実力があることを存分に見せつけました。
また、中盤でゲームをコントロールしたアレイス・フェバスの見事なビルドアップやゲームメイク、そして昨シーズンのシンセーションでありながら4ヶ月もの長期離脱を強いられる重傷を負っていたミゲル・ロマンの完全復活も好材料です。ミゲル・ロマンは負傷の影響を全く感じさせない高いパフォーマンスを維持しており、新シーズンの中盤でキーマンになるポテンシャルを示しています。
さらに下部組織であるア・マドロアの育成の質の高さは健在で、アンショ・ロドリゲスやアンドレス・アンタニョン、そしてクオリティと強靭なフィジカルを併せ持つウーゴ・ブルシオといった若手たちがプレシーズンで貴重な出場時間を得て活躍しました。ヒラルデス監督は彼ら3人について『ファーストチームとBチームを行き来しながら成長を促す』と言及しており、昇格したフォルトゥナでの実戦を通じて成長を加速させる計画です。 (via SPORT)
今夏の補強動向!フリー獲得のガランとフェバス、レンタル加入のファイとバインディル
クラブは今夏の移籍市場でこれまでに4人の新しい顔を迎え入れています。中盤の構成力を高めるゲームメーカーのアレイス・フェバスと、かつてヴィゴで実績を残した左サイドバックのハビ・ガランの2人を移籍金ゼロのフリートランスファーで獲得することに成功しました。
ディフェンスラインの補強としては、ドイツのレバークーゼンから若いセネガル人センターバックのアブドゥライ・ファイを、買い取りオプションなしのレンタル移籍で獲得。この取引のために30万ユーロを支払っています。さらに、ゴールキーパーのポジションにはトルコ代表のアルタイ・バインディルをレンタルで獲得しており、この契約にはシーズン終了後に400万ユーロで完全移籍に切り替えられる買い取りオプションが付随しています。 (via SPORT)
攻撃陣補強の急先鋒!ボカ・ジュニオルスのエセキエル・セバジョス獲得への関心と交渉の現状
セルタが現在最も熱心に追いかけているのが、ボカ・ジュニオルスに所属する24歳のウインガー、エセキエル・セバジョスです。クラブのフットボール・ディレクターを務めるマルコ・ガルセスは、イタリアでの合宿中にテレビ局の取材に対し、この獲得交渉について公に認めました。ガルセスは『我々と監督にとって、前線に1対1の強さと局面を打開できるスキルを持ち、引いて守る相手の守備網をこじ開けるのを手助けしてくれる選手を加えることは不可欠です。彼は確かに私たちがリストアップしている選手の一人です』と明言しました。その一方で、獲得がどの程度近づいているかについては『その移籍がどれほど近づいているのかは、私にも分かりません』と慎重な姿勢を崩していません。
ボカ・ジュニオルス側はセバジョスの移籍金を600万ユーロと評価していますが、セルタは彼とボカの契約が今年の12月31日で満了になり、残りわずか5ヶ月未満である状況を踏まえ、この満額を支払うつもりはありません。交渉を泥沼化させるつもりはなく、週の初めに進展が見られない場合は、リストアップしている他の2名ほどの代替案に速やかに切り替える構えです。セバジョス自身はかつて負ったいくつかの怪我を完全に克服し、ヨーロッパへの移籍を強く望んでいますが、同じく彼に高い関心を示しているセリエAの強豪ナポリが競合相手として立ちはだかっています。ナポリは財政力やブランド力でセルタを上回るため簡単ではありませんが、セルタも独自のスタイルで交渉成立を目指しています。 (via Mundo Deportivo / Estadio Deportivo / MARCA)
バルサの有望株ジョフレ・トレンツ獲得へのアプローチ!アヤックスからのレンタル画策
左サイドバックのさらなる強化として、セルタは非常にユニークなアプローチを提案しています。ターゲットとなっているのはFCバルセロナの下部組織出身で、すでにトップチームでの公式戦デビューも飾っている若き実力派左サイドバック、ジョフレ・トレンツです。彼は現在、オランダの名門アヤックス・アムステルダムへの完全移籍が秒読み段階に入っています。
セルタのマルコ・ガルセス・ディレクターもかねてよりトレンツの動向を注視していましたが、アヤックスの提示した条件には太刀打ちできませんでした。そこでセルタは、アヤックスへの移籍が完了した直後に、トレンツの出場機会確保と経験蓄積のためにレンタル移籍をアヤックスに申し出る作戦を進めています。アヤックス側も、ヴィゴがヒラルデス監督による若手育成に適した攻撃的スタイルを持っていること、さらにはヨーロッパリーグに参戦して高いレベルで戦える環境であることを高く評価しており、トレンツの成長のための理想的なステップアップ先として前向きに検討しています。 (via ElDesmarque)
緊迫の放出オペレーション!ソテロやヌニェスら4選手のレンタル移籍が成立
プレシーズンマッチの裏で、セルタのフロント陣は余剰戦力の整理を精力的に進めています。これまでに4名の選手のレンタルによる放出が正式に決定しました。
中盤のウーゴ・ソテロはレバンテへのレンタル移籍が決定し、この契約には300万ユーロの買い取りオプションが含まれています。また、ダミアン・ロドリゲスはカディスへ、カルロス・ドトールはマラガへとそれぞれレンタルされました。この2選手については買い取りオプションは設定されていませんが、ダミアン・ロドリゲスに関してはカディスが1部へ昇格した場合、自動的にレンタル期間が1年延長される条項が盛り込まれています。さらに、チーム内でも最高給取りの部類に入るセンターバックのウナイ・ヌニェスはエスパニョールへのレンタルが合意。エスパニョールはレンタル料として25万ユーロを支払い、さらにエスパニョールが欧州カップ戦の出場権を獲得した場合には、300万ユーロでの買い取りが義務化されるオプションが付帯しています。 (via SPORT)
残された課題!高給取りカルレス・ペレスらの整理とイライクス・モリバの売却交渉
一方で、未だに移籍先が見つかっていない難問も残されています。その代表格がカルレス・ペレスです。彼の非常に高額な年俸がネックとなり、来年6月に満了する契約を前に放出交渉は停滞しています。マルコ・ガルセスはギリシャ、メキシコ、ブラジルなどが受け入れ先となる可能性を示唆していますが、現時点では具体的な交渉は進展していません。
その他、カンテラーノのカルロス・ドミンゲスとマヌ・フェルナンデスについても、出場機会を得るために1部リーグのクラブを優先にレンタル先を探しています。ゴールキーパーのイバン・ビジャールは移籍せず、第3GKとしてチームに残留する見込みです。また、イタリア遠征のメンバーから外されたウルグアイ人MFマティアス・ベシーノについても放出交渉を行っていますが、クラブ内での優先順位はそれほど高くありません。
さらに大きな問題として、クラブは財務バランスを保つための大口の売却を6月30日までに実現できませんでした。現在も財務の健全化を目指して選手売却を模索していますが、最も市場価値が高く、チーム内最高年俸を受け取っているギニア代表MFイライクス・モリバに対して、クラブが納得する額のオファーは届いていません。ヒラルデス監督から戦術的理由でイタリア遠征メンバーから外されたモリバ本人も、移籍に非協力的な態度をとっています。もしモリバ、あるいはベシーノの放出が成立した場合、セルタは中盤の即戦力としてバレンシアのポルトガル人MFアンドレ・アルメイダをターゲットリストの最優先に据えて獲得に動く予定です。 (via SPORT)
世界王者ボルハ・イグレシアスのチーム合流!エース復活へのロードマップ
プレシーズン中、セルタのサポーターを沸かせたもう一つの大きなトピックは、所属選手であるボルハ・イグレシアスが世界選手権で見事に世界王者のタイトルを獲得したことです。彼は今週の火曜日、トレーニング再開に合わせてチームへと合流する予定です。
プレシーズン全体のトレーニングを消化していないため、当然ながらリーグ開幕当初の招集メンバー入りや実戦復帰には遅れが生じます。しかし、昨シーズンに18ゴールをマークした絶対的エースで得点王の合流はチームにとってこの上ない強みです。まずは2週間ほどの調整期間を設けてフィジカルコンディションを100%に引き上げ、その後は数分間の短い出場から徐々にピッチ感覚を取り戻していく計画が立てられています。 (via SPORT)
【本日の総括】
プレシーズンを無敗で終え、ヒラルデス監督のもとで若手と新戦力が融合しつつあるセルタは、最高の雰囲気で開幕を迎えます。懸案の攻撃陣補強や、モリバら高給取りの放出交渉を迅速に進められるかが、二兎(ラ・リーガとヨーロッパリーグ)を追う今シーズンの成否を分ける鍵となりそうです。