中盤の要アグメが明かすサウジ拒否の真相
今夏の移籍市場において、中東サウジアラビアのクラブから移籍金約3000万ユーロに迫る破格のオファーがセビージャFCに届き、選手本人にも現在の給与を何倍にも跳ね上げる高額年俸が提示されていた。財政難に苦しむクラブにとっても極めて魅力的な提案であり、移籍が成立していれば大きな資金をもたらすはずだったが、ルシアン・アグメはこの巨額オファーをきっぱりと拒否し、セビージャに留まる道を選択した。
アグメ自身はこの時の判断について『それほど難しい決断ではなかった。確かに大金だったが、最終的には一人ひとりが何のためにサッカーをしているかによって価値観や選択肢が変わってくる。私個人に関して言えば、決して複雑な選択ではなかった。移籍市場では毎年様々な可能性やオファーが存在するが、私の考えは一貫してこのクラブでプレーし続けることだった。決断には非常に満足しているし、これからもセビージャで共に進んでいきたい』と力強く語り、お金以上にフットボールの情熱とクラブへの愛着を最優先したことを明かしている。
さらに、プレミアリーグの複数クラブから寄せられていた強い関心についても『そうした噂や関心で私の気持ちが揺らぐことは一切ない。これまでのキャリアを通じても常に様々な場所から興味を持たれてきたが、私自身がそうした外部の動きに大きな注意を払うことはない。私にとって関心があるのは、ピッチの上で自分のサッカーを表現し、チームメイトたちと共にプレーを楽しむことだけだ』と一蹴した。
アグメは2024年1月にインテルから期限付き移籍で加入して以来、着実に評価を高めてきた。セビージャ側も彼のポテンシャルを高く評価し、2度にわたる分割支払い(合計800万ユーロ)を実施して保有権の90%を獲得。現在は2028年までの長期的契約を結んでおり、大手市場価値サイトの判定でもチーム内最高額となる1800万ユーロの評価額を誇っている。今季はルイス・ガルシア・プラサ監督の下で開幕から7試合連続で先発フル出場を果たし、リーグ戦全630分ピッチに立ち続けている。以前見られた軽率なファウルや不要な警告も劇的に減少し、名実ともにセビージャの中盤を支える絶対的柱へと進化を遂げている。(via ElDesmarque)
