深夜0時5分の電話とフォファナ加入の舞台裏
夏の移籍市場最終日の深夜、ACミランからの期限付き移籍で加入が決定したユウスフ・フォファナの獲得劇において、チーム内で誰よりも早くその決定を知ったのが同郷のルシアン・アグメだった。両者は世代こそ異なりフランス代表や過去の所属クラブで直接同僚となった経験はなかったが、個人的な交友関係を維持していた。
移籍手続きが完了した直後、アグメの携帯電話が鳴り響いた。アグメは当時の衝撃を次のように振り返っている。『本当に全員が驚いた瞬間だった。彼が契約を締結したのが夜の12時頃だったと思うが、そのわずか5分後の12時5分頃に彼から直接電話がかかってきた。私はまだ彼の獲得が決まったことすら知らなかったので、深夜に電話がかかってきて移籍を告げられた時は『嘘だろう』と耳を疑った。本当に驚いたが、最終的に彼がこうしてセビージャに来てくれたことを心から嬉しく思っている。今季のチームにとって計り知れない助けになってくれるはずだ』。
実際にピッチ上でコンビを組むようになって以降、二人の相性は抜群であり、アグメ自身のパフォーマンス向上にも相乗効果をもたらしている。『加入して間もないが、彼が見せているクオリティやチームにもたらす影響力は素晴らしい。ミランやモナコといった欧州の最高峰クラブで戦ってきた経験があり、フランスA代表としても数多くのキャリアを積んでいる。そうしたレベルの高い選手と一緒にプレーすることは、ピッチ上での自身のプレーを非常にやりやすくしてくれる』と絶大な信頼を寄せている。
また、自身が目指すフランスA代表への想いについては『サッカーを始めるすべての子供にとって、国のトップチームでプレーすることは永遠の夢だ。しかし、私自身はそこに過度な意識を向けないようにしている。今やるべきことはセビージャで日々の仕事に100%全力を注ぐことであり、もし結果として呼ばれる時が来れば素晴らしいことだし、仮に来なくても何の問題もない。最も大切なのは、ここでしっかりとしたパフォーマンスを見せ続けることだ』と地に足の着いた姿勢を示している。(via ElDesmarque)