ベルナベウで戦い抜いた戦士たちの通信簿!レアル・マドリード戦の選手別1x1詳細

📋 聖地ベルナベウのピッチに立ち、世界最強の牙城を崩すべく戦ったマラガCFのスターティングメンバーおよび交代選手たち。その苦闘と個別パフォーマンスを詳細に分析します。

・GK アルフォンソ・エレーロ

1失点目はジュード・ベリンガムの鋭いシュートが股の下をすり抜ける悔しい形となり、2失点目は味方のクリアしたボールが自身の背中に当たってゴールに跳ね返るオウンゴールという悲劇に見舞われました。しかし、相手のエースであるキリアン・ムバッペの完璧な一対一を阻むなど随所で驚異的な好セーブを連発。試合の終盤にもムバッペの決定的な一撃をファインセーブで遮り、5点目の追加を阻止して意地を示しました。

・DF カルロス・プーガ

右サイドバックとして先発し、強烈なヴィニシウス・ジュニオールを抑えるために必死に食らいつきました。しかし、1失点目と3失点目のシーンでは寄せるべきところで寄せきれない脆さを見せ、前半の45分間を相手の異次元のスピードに完全圧倒されてしまいました。さらに2点目の場面では、ベリンガムのヘディングシュートをゴールライン際でなんとかクリアしようとしたキックが、GKエレーロの背中に当たってオウンゴールを引き起こす不運極まる結果に。失意のまま後半61分にサリナスと交代しました。

・DF アンヘル・レシオ

センターバックとして強固な攻撃陣に立ち向かいましたが、1失点目のシーンでベリンガムに競り合って倒された挙句にノーファウル判定を受け、その後も世界最高レベルのフォワードたちのスピードに常に圧迫され、試合を通じて限界近くまで過酷な防戦を強いられました。

・DF エイナル・ガリレア

センターバック。空中戦や体を張ったタックルでチームを救おうと果敢に飛び込みましたが、1失点目と3失点目ではポジショニングや寄せの緩さを露呈。前半は完全に試合の波に飲まれてしまいましたが、ハーフタイムにロッカールームで責任を呼びかけ合い、後半は意地を見せて何とか防波堤として耐え抜きました。後半74分にハイタムと交代。

・DF ラフィタ

左サイドバックとして相手のブライム・ディアスらを止めるために身体を投げ出して抵抗しました。スタジアムの重圧に屈せず果敢なアプローチを示しましたが、守備に追われ続けたために得意の攻撃参加をピッチ上で披露する機会はほとんど得られませんでした。

・MF イザン・メリノ

中盤の底。強豪相手に落ち着きをもたらすべくビルドアップを組み立てようと懸命に努めました。しかし相手の圧倒的な圧力の前にボールをロストする場面が多く、守備に奔走。フォーメーションの変更に伴い、終盤はセンターバックの位置まで下がって必死に対応しました。後半87分にラモンと交代。

・MF ラファ・ロドリゲス

中盤で起用され、厳しいマークの中でゲームをコントロールしようと苦しみました。しかし前半アディショナルタイム、ショートコーナーから意表を突く鋭いインサイドシュートを放つ驚きのプレーを見せました。シュートは完全にクルトワの牙城を崩しましたが、無情にもポストの外側を叩いてゴールならず。この決定機を逸した後、ハーフタイムでの交代を余儀なくされました。

・MF カルロス・ドトール

中盤。最後まで運動量を落とさずにピッチ上を走り回り、献身的に守備と攻撃のリンクマンとしての役割を果たそうと格闘しました。しかしレアルの中盤の質の前にアタッキングサードへ効果的なボールを供給できず。後半には古巣であるカスティージャの元同僚、ブライム・ディアスから股抜きを浴びるなど、悔しさの残る聖地凱旋となりました。

・MF デビッド・ラルービア

右ウイングとして出場。見事な足元のテクニックを披露し、ククジェラを相手にカニョ(股抜き)を仕掛けるなど勝負強さを示しました。しかし、アタッキングサードでの選択肢において、エゴが目立つ場面も散見。後半には、左サイドでハイタムが完全にフリーでパスを待ていた決定的な好機に、パスを出さずに自分でシュートを撃ちにいって外すなどのミスがあり、ゴール前での落ち着きと連携の課題を残しました。

・MF ジョアキン・ムニョス

左ウイング。キックオフ直後、左ペナルティエリアの角からカーブをかけた素晴らしいシュートを放ってスタジアムの息を呑ませましたが、ボールは右へわずかに逸れました。その後はチーム全体の守勢に引きずられる形で前線で完全に孤立し、攻撃の起点を作れないまま61分にファン・クルスと交代しました。

・FW チュペ

最前線で孤立。相手の強力なディフェンダー相手に前線から激しい守備を仕掛けて体力を消耗させようと試みましたが、攻撃面ではチームがシュートに至るまでのサポートをほぼ得られず、自身のフリーキックキッカーに関する問題で周囲を混乱させるエゴを見せてしまいました。65分にはベリンガムのカウンターを強引に後ろからスライディングで止めたことでイエローカードを受けました。

・DF パブロ・マルティネス(後半頭から出場)

ハーフタイムからラファ・ロドリゲスに代わってセンターバックに入り、安定感のある確実なポジショニングと守備処理を遂行。後半のチーム全体のバランスの持ち直しを最後方から冷静に支えました。

・DF サリナス(後半61分から出場)

プーガに代わって左サイドバックに投入。自身のエリアを確実に塞ぎ、役割をそつなくまっとうしました。今後のスタメン争いは、現在のライバルであるラフィタのハイパフォーマンスを乗り越える必要がありそうです。

・MF ファン・クルス(後半61分から出場)

ジョアキンに代わって投入。ピッチに入るや否や高い集中力とアグレッシブさを示し、鋭い右足のシュートを放って相手ゴールを脅かすなど、短い時間ながらも攻撃のギアを上げようと意欲を見せました。

・MF ハイタム(後半74分から出場)

ガリレアに代わって投入され、右サイドに入りました。相手ディフェンダーを翻弄するエラシコを仕掛けるなど躍動。85分にはエリア手前で獲得したフリーキックから相手のハンドを誘い(VARで取り消し)、攻撃の活性化に一役買いました。

・MF ラモン(後半87分から出場)

イザン・メリノに代わって念願の復帰。しかし、試合終了間際の93分、相手の危険なカウンターに直面し、これを取り除くべく捨て身のスライディングで止めにいきましたが防ぎきれず、イエローカードを受ける悔しい幕切れとなりました。(via SPORT / La Opinión de Málaga / ElDesmarque / MARCA)

【本日の総括】

8年ぶりとなるサンティアゴ・ベルナベウでの一戦は、0-4という極めて厳しい完敗に終わりました。前半のわずか11分間で3失点したシーンはチームの若さと1部のレベルの高さを痛感させるものでしたが、後半に修正して見せた戦う姿勢や、控え選手たちのハングリーなアピールには未来への希望が感じられます。キープレイヤーであるダニ・ロレンゾの直前での体調不良による欠場というアクシデントや判定の不利もありましたが、すでに視線は次節レバンテ戦、そして移籍市場最終盤の補強へと向けられています。