次期監督人事とモウリーニョの沈黙
レアル・マドリードは今シーズン、16年ぶり、21世紀で3度目(08-09、09-10以来)となる無冠のシーズンを過ごしている。カルロ・アンチェロッティが昨夏にブラジル代表監督に就任するため退任した後、クラブワールドカップに向けてシャビ・アロンソが急遽就任したが、選手たちからのリスペクトを得られず、フェデ・バルベルデが起用への不満からウォームアップを拒否するなどの反乱が起き、わずか217日、34試合で解任された。後任のアルバロ・アルベロアも選手たちのエゴを制御できず、チームは崩壊状態にある。そうした中、次期監督の最有力候補としてフロレンティーノ・ペレス会長の寵愛を受けるジョゼ・モウリーニョが浮上している。モウリーニョは現在ベンフィカを指揮しているが、シーズン終了後10日以内に行使可能な300万ユーロの契約解除条項が存在する。スポルティング・ブラガと2-2で引き分けた後の記者会見で、モウリーニョは次のように語った。『3月1日には、残りたい、ベンフィカとの契約を尊重したい、もし2年契約を更新したいなら言葉を交わすことなくサインする、と言った。これだけのことが起きた後で、もし今その契約があったらサインするか? いいや。なぜなら3月1日は3月1日であり、選手権の最後の2週間は未来について考えるためのものではないし、契約について考えるためのものではないからだ。我々が持っていた使命、つまり2位で終わるという奇跡を起こすことについて考えるためのものだ。私は誰の言葉も聞きたくない、自分のワークスペースに隔離されたいと決めた。土曜日にはエストリルとの試合がある。月曜日以降になれば、私の監督としての未来やベンフィカの未来について答えられるだろう』。さらに、来季のチャンピオンズリーグ出場権が去就に影響するかと問われると、『いいえ。レアル・マドリードの話をしているが、私はレアル・マドリードの話はしていない。ベンフィカの話をしている。私たちがやってきた仕事は、2位になろうが3位になろうが変わることはない。それは私の未来には全く影響しない。もちろんベンフィカはチャンピオンズリーグでプレーしたいし、私も監督としてそうしたいが、それは全く影響しない。私がレアル・マドリードの他の誰かと話をしたということはない。だから私はその件にとどめておく。なぜなら来シーズンを処分された状態で始めたくないからだ。あと1試合、あと8日だ。落ち着いてくれ、あと1週間だ』と述べた。
一方で、モウリーニョ以外の「プランB」も浮上している。ラジオ番組『La Tribu』のプレゼンターであるラウール・バレーラは、クラブの身内派がカスティージャを暗い形で去ったラウール・ゴンサレスを推していると明かした。ただし、ペレス会長は決して彼の大ファンではない。また、ペレス会長の厚い信頼を受ける人物が、モダンな選択肢としてレアル・ソシエダのペジェグリーノ・マタラッツォを推薦しているという。守備の崩壊や敗戦続きではあるものの、彼のサッカーの提案が評価されているとのことだ。さらに、ジャーナリストのスサナ・グアッシュは、ラウールと共にミチェルの名前を挙げた。
また、セリエAのコモを率いるセスク・ファブレガスも候補として話題に上っている。COPEの『El Partidazo』でフアンマ・カスターニョからマドリードの監督就任について問われたセスクは、『私にレッドラインはない。最初からとてもはっきりと持っていたレッドラインは、例えばアシスタントにはなりたくないということだ。自分が第一監督になりたいということははっきりしている。それ以外(マドリードの可能性)については、考えたことも評価したこともない。何をする時間もなかった』と答えた。また、シャビ・アロンソとヴィニシウスの対立についても触れ、『グループを第一に考えなければならない。誰もグループより優れた存在ではないし、誰もグループより強くないし、誰もグループの上に立つことはできない。もしグループが結束して強ければ、誰が暴走しようとも、グループの尊敬を得て、長期的には必ずうまくいくものだ』と見解を述べた。なお、解任されたシャビ・アロンソには現在、チェルシーが強い関心を寄せており、同クラブの最有力候補となっている。(via MARCA)(via Esport3)(via ElDesmarque)(via SPORT)
バルデベバスの悲劇:バルベルデとチュアメニの乱闘
レアル・マドリードの練習場バルデベバスの歴史上、最も深刻な事件が発生した。クラシコを控えた先週木曜日の午後、フェデ・バルベルデとオーレリアン・チュアメニが殴り合いの喧嘩に発展したのだ。事件の発端は前日の水曜日であり、バルベルデは水曜日に起きた出来事をチュアメニが外部にリークしたと非難した。バルベルデはチュアメニとの握手を拒否し、練習中に彼に対して2度の過激なタックルを見舞い、火に油を注いだ。その後、ロッカールームで口論が激化し、チュアメニが右フックを放ち、バルベルデは気絶して倒れ込んだ。その際、テーブルに頭をぶつけて額を切る怪我を負った。バルベルデは頭部外傷と診断され、10日間から14日間の自宅安静を余儀なくされており、今シーズン中の復帰は絶望的となった。
クラブは両選手を処分し、詳細な調査を開始した。取材に応じた複数の選手たちはチュアメニの主張を支持しており、ある選手は『事件を引き起こしたのはバルベルデであり、彼が問題を起こしたのはこれが初めてではない。実際、この結末を喜んでいる者も複数いる』と証言した。バルベルデは過去にも、ロッカールーム全体から尊敬と称賛を集めていたルカ・モドリッチと不運な衝突を起こしており、ビジャレアルのアレックス・バエナをベルナベウの駐車場で殴打した事件も記録に残っている。さらに、今シーズンはヴィニシウスやベリンガムと共にシャビ・アロンソを公然と批判した3人のうちの1人であり、カザフスタンのカイラト戦前に右サイドバックでの起用に不満を漏らしたため、アロンソからベンチスタートの罰を受けた。その際、ウォーミングアップを命じられたバルベルデがこれを拒否し、監督やクラブに対する敬意を欠いた行動をとったことで、クラブ内での立場を完全に失っていた。また、チュアメニとの喧嘩の後には、彼のパートナーであるミナ・ボニーノの影が見え隠れする非常に残念な声明を発表し、周囲の呆れを買っている。フロレンティーノ・ペレス会長はすでにバルベルデを見限っており、次期監督として就任が確実視されるモウリーニョが反対しない限り、彼を移籍市場に出す意向を固めている。バルベルデはこれまでマドリードで371試合に出場し、41ゴール44アシストを記録してきたが、そのキャリアは最悪の形で幕を閉じようとしている。(via SPORT)
情報漏洩とセバージョスの孤立
バルデベバスでの乱闘事件は、外部への情報漏洩という別の問題も浮き彫りにした。クラシコ前の記者会見で、アルバロ・アルベロア監督は次のように苦言を呈した。『ロッカールームで起こったことが漏れるのは、レアル・マドリードに対する裏切りだ。そして私はとても悲しく思う。私は選手や誰かを非難しているわけではない、なぜなら私にはそれができないからだ。レアル・マドリードのロッカールームの周りにはたくさんの人がいるし、私は誰かを非難するためにここにいるわけではない。私は選手たちと私の間の私的な会話を内密にするという模範を示そうとしている』。
アルベロア監督は証拠こそ持っていないものの、ダニ・セバージョスがロッカールームの「内通者」の一人であり、ウルグアイ人とフランス人の衝突を事細かに外部へ漏らしたと疑っている。実際、セバージョスはクラブ外部の人間に対してこの事件を詳細に語っていた。セバージョスとアルベロアの関係はすでに完全に破綻している。その発端は、マドリード退団を希望するセバージョスに対し、興味を示している他クラブの関係者に対してアルベロアが彼の悪口を言ったという事実をセバージョスが知ったことにある。さらに、2月21日のオサスナ戦を最後に公式戦の出場がなく、アルベロアが彼よりもカンテラーノのチアゴ・ピタルチを優先していることも不満の種となっている。セバージョスの契約は2027年6月30日まで残っているが、アルベロアが来季も指揮を執る場合には退団を強行する構えを見せており、マドリードのユニフォームを着て再びプレーすることは考えにくい状況となっている。(via Estadio Deportivo)
エンバペの不可解な行動とスター選手の不振
レアル・マドリードの現状をさらに混迷させているのが、キリアン・エンバペの不可解な態度である。チームが危機的状況に陥っている数日間の間に、彼は不適切な行動を連発した。パートナーであるエステル・エスポシトとのサルデーニャ島へのロマンチックな旅行に出かけたこと、マドリードがコルネジャで試合を行っている時間に合わせたかのように撮影された帰還姿、チュアメニとバルベルデがロッカールームで流血の喧嘩をした日に笑顔で練習場を後にする姿、そして極めつけは、クラシコでマドリードが0-2とリードされている最中にチームへの応援メッセージをSNSのストーリーに投稿したことである。「Universo Valdano」に出演した際の彼は、並外れた感情的知性を持ち、思慮深く賢明な発言をしていただけに、現在の行動は完全に謎に包まれている。クラブ内では、彼がフランス人選手としか関わらず、チームメイトから距離を置いていると報じられており、ヴィニシウスとの連携も絶望的と見なされている。一部ではエンバペを売却すべきだという声すら挙がっているが、上層部はその可能性を否定している。
マドリードの「4大スター」であるエンバペ(市場価値2億ユーロ)、ヴィニシウス(1億5000万ユーロ)、ジュード・ベリンガム(1億4000万ユーロ)、フェデ・バルベルデ(1億2000万ユーロ)の合計市場価値は6億1000万ユーロに達するが、誰一人としてチームを牽引できていない。エンバペは41ゴールを記録しているものの、孤立したプレーが目立ち、チームへの貢献度が低いとファンから非難され、6000万人以上が彼の退団を求める署名を行っている。ヴィニシウスは契約があと1年残っており、エンバペと同等の給与を要求しているが、シャビ・アロンソに対する反乱を主導し、ロッカールームの平和を破壊した張本人である。ベリンガムは今季37試合に出場したが期待を大きく裏切り、アルダ・ギュレルにも明白に追い抜かれている。イングランド代表のトーマス・トゥヘル監督でさえ、彼の不調を察知してスタメンから外している。これらのスター選手の失敗が、2シーズン連続の無冠という結果を招いている。(via MARCA)(via SPORT)(via Mundo Deportivo)
トニ・クロースの痛烈なクラブ批判
昨夏に現役を引退したトニ・クロースは、弟フェリックスとのポッドキャスト番組『Einfach mal Luppen』で、古巣の惨状とクラシコでの敗北(0-2)について容赦ない批判を展開した。『2シーズン勝てないというのは、マドリードでは受け入れられないことだ。ピリオド。それはマドリードのアイデンティティであり、誰もが知っていることだ』と断言。さらに、『クラブの内外、すべてのレベルで長期にわたるネガティブな雰囲気の結果だ。クラシコに勝つモチベーションはあったかもしれないが、それだけでは十分ではなかった。敗北は試合が始まる前から決まっていた。彼らは試合が始まる前からこの結果にサインしていたと思う。バルセロナは2-0で十分だったし、60分の時点で全員が「さあ、試合を終わらせてくれ」とサインしたような試合だった。これほど希望が持てなかったことはめったにない。正直に言って、試合が終わった時は嬉しかった』と酷評した。
両チームの差については、バルセロナの2点目を例に挙げ、『このゴールはバルセロナとレアル・マドリードの違いを示している。このゴールに関与したダニ・オルモとフェランは、他のすべての選手が起用可能であれば、おそらくスタメンではないだろう。ここでは名前はあまり重要ではない。なぜなら、彼らにはプレースキームがあり、トレーニングで連動した動きがしっかりと組み込まれているからだ』と分析した。GKのクルトワについては、『ラッシュフォードのゴールでクルトワがもっと何かできたとは言えない。非常に狭いスペースでの素晴らしいシュートだった。彼は逆のポストに向かって一歩踏み出していたが、ゴールを彼のせいにするのは間違っている』と擁護した。
唯一の希望として、クロースはアルダ・ギュレルを称賛した。『アルダ・ギュレルは未来の選手だ。今年はたくさんプレーしたし、マドリードにとって非常に重要な存在になるだろう。彼のベストポジションは10番、ゴールに近い位置だ。素晴らしいラストパスを持っているので、ストライカーやウインガーの近くにいる必要がある。彼は攻撃的な選手ではないので、後方からゲームを作ることはできても、中央ではポテンシャルを失ってしまう』と語った。なお、現在クロースはクラブの組織構造の一部に加わるための交渉を行っている。(via SPORT)(via ElDesmarque)(via MARCA)
クラシコでの衝突:ヴィニシウス対ガビ
スポティファイ・カンプ・ノウで行われたクラシコは、バルセロナが2-0(マーカス・ラッシュフォードとフェラン・トーレスのゴール)で勝利し、リーグ優勝を決めた。マドリードの圧倒的な劣勢とフラストレーションから、ピッチ上ではいくつかの口論が発生した。その中でも際立っていたのが、ヴィニシウス・ジュニオールとガビの衝突である。ガビはヴィニシウスに対し、観客に向かってチャンピオンズリーグ15回優勝をアピールするのをやめるよう要求した。ガビが『バロンドール...黙れ』と言い放つと、ヴィニシウスは『俺にはチャンピオンズリーグがある』と返答した。ジョアン・ガルシア、クバルシ、ゴンサロが間に割って入ったが、ヴィニシウスは再びガビに近づき、『何が望みだ、兄弟?何が望みだ?俺は落ち着いてるぞ』と詰め寄った。それに対しガビは『黙れ。よし、プレーしろ。プレーして黙れ』と突き放した。試合後、ガビは『彼には口を閉じろと言ったんだ。僕は熱い選手だし、彼もそうだ...でもピッチで起きたことはピッチに残る。それがサッカーだ』と語っている。
試合終了後、ほとんどのマドリードの選手たちは、数時間前に父親を亡くしたハンジ・フリック監督に歩み寄り、お悔やみの言葉を伝えるというフェアプレーの精神を見せた。(via SPORT)
移籍市場の動向とユベントスからの提案
レアル・マドリードは来季に向けて大幅なスカッドの入れ替えを計画している。フロレンティーノ・ペレス会長の放出リストには、乱闘事件を起こしたフェデ・バルベルデをはじめ、エドゥアルド・カマヴィンガ、ダニ・セバージョス、ゴンサロ・ガルシア、フラン・ガルシアが名を連ねている。また、ダニ・カルバハルとダビド・アラバは6月30日で契約満了を迎え、退団が確実視されている。守備陣で唯一契約延長のオファーを受けているのはアントニオ・リュディガーのみである。
中盤の再建は最優先課題となっている。クロース、モドリッチ、カゼミーロが去った後、チュアメニとカマヴィンガを獲得したものの、クリエイター(アーキテクト)が圧倒的に不足している。現状の攻撃的ミッドフィルダー(ベリンガム、ギュレル、ブラヒム、マスタントゥオーノ)は守備やゲームメイクに難を抱えている。解決策の一つとして、カンテラーノのチアゴ・ピタルチのトップチーム昇格や、コモ1907で活躍するニコ・パス(買い戻しオプション900万ユーロ)の復帰が検討されている。
一方、ユベントスはマドリードの選手に熱視線を送っている。「Tuttosport」によると、ユーベはベルナルド・シウバの獲得が困難になったため、ブラヒム・ディアスとゴンサロ・ガルシアの獲得に動いている。ゴンサロについては、かつてのアルバロ・モラタやニコ・パスのように、マドリードが将来の買い戻しオプションを保持する形での完全移籍が提案されている。さらに、契約満了となるダビド・アラバのフリーでの獲得も狙っている。ユベントスはこれらの交渉を有利に進めるため、トルコ代表の若きスター、ケナン・ユルディズ(21歳、市場価値7500万ユーロ、今季11ゴール10アシスト)の買取オプションをマドリードに提示している。ユルディズは187cmの長身で、左ウイングを主戦場としながら右やトップ下もこなす技術の高いアタッカーである。マドリードは資金調達のために放出を急いでおり、適切な金額が提示されればこれらの移籍にGOサインを出す構えだ。(via SPORT)(via ElDesmarque)
カルバハルの練習復帰とオビエド戦予想スタメン
木曜日にサンティアゴ・ベルナベウで行われる第36節、レアル・オビエド戦に向けて、ダニ・カルバハルが全体練習に復帰した。カルバハルはエスパニョール戦前のバルデベバスでの練習中に右足第5趾末節骨の亀裂骨折を負い、2週間の離脱と診断されていた。13年以上過ごしたファンへ別れを告げるため、マドリードでの最後のホームゲームとなるこのオビエド戦での復帰にすべてを懸けている。
一方、ディーン・フイセンはクラシコのウォーミングアップ中に負傷したため、起用できるか不明である。エンバペの状態についても不透明な部分が多く、スタメン予想は以下のようになっている。
GK:ティボー・クルトワ
DF:トレント・アレクサンダー=アーノルド、アントニオ・リュディガー、ラウル・アセンシオ、フラン・ガルシア
MF:オーレリアン・チュアメニ、チアゴ・ピタルチ、ジュード・ベリンガム
FW:ブラヒム・ディアス、ヴィニシウス・ジュニオール、ゴンサロ・ガルシア (via MARCA)(via ElDesmarque)
カスティージャの国際大会決勝進出
レアル・マドリード・カスティージャは、イングランドで開催されているU-21の国際大会「プレミアリーグ・インターナショナルカップ」の決勝に進出した。火曜日のスペイン時間20時から、アダムス・パーク・スタジアムでボルシア・ドルトムントと激突する。フリアン・ロペス・デ・レルマ監督が率いるカスティージャは、グループAを2位(ウルブスに0-1で勝利、エバートンに0-2で勝利、マンチェスター・シティと1-1、サウサンプトンと1-1)で突破した。準々決勝ではオールド・トラッフォードでマンチェスター・ユナイテッドを相手に2-0のビハインドから、カストレロ(46分)、ブルーノ(66分)、バローソ(108分)、メソネロ(118分)のゴールで2-4の逆転劇を演じた。準決勝ではクロアチアのディナモ・ザグレブを延長戦の末に1-2(ディエゴ・アグアドとブルーノのゴール)で下している。この大会は、アルバロ・アルベロアがトップチームの監督に昇格する前まで指揮を執っていたチームの集大成であり、セサル・パラシオスなどのキープレーヤーを擁してクラブ史上初の同大会優勝を目指している。(via MARCA)(via Mundo Deportivo)
過去の暴露話:ダビデ・アンチェロッティとカニサレスの告白
マドリードのロッカールームの知られざるエピソードが次々と明かされている。カルロ・アンチェロッティの息子であり、アシスタントを務めていたダビデ・アンチェロッティは、イタリアのポッドキャスト『La Tripletta』で強烈なエゴと競争心について語った。『例えばレアル・マドリードでは、名前は伏せるが、2人の選手がアウェイゲームの帰りに朝の4時にバドミントンで対決したことを覚えている。なぜなら、彼らはそう約束していたからだ。あるいは、サッカーテニスのコートを撤去しなければならなかったことも覚えている。試合が激しすぎたからだ』と振り返った。さらに、『2014年にバロンドールを受賞した時、クリスティアーノは自分へのご褒美としてシャンパンで乾杯して祝った。すると、その直後の練習で彼はカロリーを燃焼するために追加のセッションを要求した』とクリスティアーノ・ロナウドのストイックさを明かした。モドリッチについても、『モドリッチについての素晴らしいエピソードがある。彼はいつもレアル・マドリードのソックスの下に別のソックスを履いてプレーしていた。ある日、ラージョのホームでの試合で、彼にとって兄弟のような存在だった用具係がそれを持ってくるのを忘れてしまった。大騒ぎになり、ルカは激怒した。なんという完璧主義者たちだろう!』と語った。
また、カンテラ出身でマドリードでもプレーした元GKのサンティ・カニサレスは、COPEの『El Partidazo』で、選手同士の喧嘩の話題になった際、自身も殴られた経験があると告白した。『いくつか見たことはあるが、私は誰も殴ったことはない』と前置きしつつ、『はい。私はフレディ・リンコンに夕食会で殴られた』と明かした。番組司会者のフアンマ・カスターニョからそれは怒りだったのか冗談だったのかと問われると、『まあ、わかるだろう。夕食会では少し飲みすぎて、冗談と怒りの間にいるような状態だった』と説明した。二人は1995/96シーズンにチームメイトであり、カニサレスは『かわいそうなフレディ。私は彼をとても愛しているし、私たちはずっと愛し合ってきたが、起きてしまった。数年前に彼が死んだと知った時は子供のように泣いた』と、2022年に交通事故で亡くなったコロンビア人元チームメイトへの愛情を語った。(via Mundo Deportivo)(via SPORT)
【本日の総括】
チームはクラシコの敗北で2年連続の無冠が確定し、バルベルデとチュアメニの流血の乱闘や情報漏洩疑惑など、内部崩壊が極限に達しています。クロースからの痛烈な批判やエンバペの奇行も重なる中、次期監督にはモウリーニョが最有力視されています。一方で、カルバハルがオビエド戦で復帰を目指し、カスティージャが国際大会の決勝に挑むなど、わずかながら明るいニュースも存在します。













デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
練習場でのバルベルデとチュアメニの衝突は、チーム内の統制が完全に失われていることを示唆しています。特にバルベルデの過去の行動や、シャビ・アロンソ監督への不満表明を鑑みると、彼の感情的な不安定さがチームの結束を蝕んでいる可能性が高いです。情報漏洩疑惑も、ロッカールームの信頼関係が崩壊している証拠と言えるでしょう。エンバペの孤立したプレーや、スター選手たちの不振も、個々の能力を発揮できるような戦術的な設計や、チームとしての一体感が欠如していることを物語っています。クロースの指摘通り、試合前から敗北が決まっていたような状況は、戦術的な準備不足、あるいは選手たちのモチベーション管理の失敗が根底にあると考えられます。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
クラブ全体が深刻な危機に瀕している状況が浮き彫りになっています。無冠のシーズンが続き、監督交代が繰り返される中で、選手間の信頼関係や規律が失われ、練習場での乱闘や情報漏洩といった事態にまで発展しているのは、クラブの統治体制に根本的な問題があることを示唆しています。ペレス会長がモウリーニョを最有力候補に挙げている点は、現状打破への強い意志の表れかもしれませんが、過去の成功体験に固執する姿勢とも取れます。エンバペの不可解な行動や、スター選手たちの不振は、クラブの求心力低下や、チーム作りにおけるビジョンの欠如を反映しているのではないでしょうか。カスティージャの健闘は、唯一の希望の光と言えるかもしれません。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
フェデ・バルベルデの移籍市場放出の可能性は、クラブが再建のために大胆な決断を下す覚悟を示唆しています。彼の乱闘事件や過去の素行を考慮すれば、フロレンティーノ・ペレス会長が彼を見限る判断は、クラブの規律回復に向けた一歩と言えるでしょう。一方で、カルバハルとアラバの契約満了による退団は、守備陣の再編成を急務としています。中盤のクリエイター不足は深刻であり、ニコ・パスの復帰やチアゴ・ピタルチの昇格といったカンテラ育成への回帰は、現実的な補強策となり得ます。ユベントスからのブラヒム・ディアスやゴンサロ・ガルシアへの関心は、クラブが資金調達のために若手有望株の放出も視野に入れていることを示しており、今後の編成方針が注目されます。