ダニ・カルバハル ヘタフェCF加入で合意

昨夏にレアル・マドリードを退団して無所属となっていた34歳の右サイドバック、ダニ・カルバハルが、ヘタフェCFへの加入で合意に達し、正式発表が目前に迫っている。長年にわたりトップレベルで実績を積み重ねてきたベテランの獲得は、今季欧州カップ戦との並行戦に挑むクラブにとって極めて大きな補強となる。

クラブと選手間の合意自体は先週の時点でまとまっており、すでにメディカルチェックも問題なく通過していた。ところが、ヘタフェはラ・リーガが定める厳しいサラリーキャップ制度の影響を受け、選手登録の段階で一時的な凍結という壁にぶち当たっていた。この過酷な状況を打開するため、クラブ会長のアンヘル・トーレスが個人資産による保証書をラ・リーガへ提出したことで必要な資金枠が確保され、正式登録に向けた手続きが一気に前進した。現在、両者の間では契約文書の取り交わしが行われており、残すは選手本人の署名のみとなっている。

今季終了までの短期契約を結ぶ見通しであり、発表は木曜日に予定されているウニヴェルシタテア・クラヨーヴァとのUEFAカンファレンスリーグ終了後に行われる計画だ。同試合への出場登録には時間的に間に合わないものの、順調に行けば翌週月曜日に開催されるレイヨ・バジェカーノとのラ・リーガ第9節で初招集を受ける可能性が高い。

13シーズンにわたりレアル・マドリードで数々のタイトルを掲げたダニ・カルバハルだが、今夏に退団して以降は所属先が決まらない状態が続いていた。一方のヘタフェは、ホセ・ボルダラス監督のもとでラ・リーガ、コパ・デル・レイ、カンファレンスリーグという3つの大会を同時に戦う過密日程を迎えており、手薄な選手層が深刻な課題となっていた。特に右サイドバックの位置は専門職の補強が強く要望されていたエリアであり、経験豊富な実力者の加入は願ってもないタイミングと言える。

さらに、ボルダラス監督はほぼすべてのポジションで新戦力を求めており、今回の補強はクラブ全体の雰囲気を一変させる足がかりとなる。選手側にとっても、慣れ親しんだマドリード首都圏で再びトップレベルの戦いに身を置く絶好の機会だと言える。

この動きが示すのは、財政的な制約を抱えるクラブであっても、会長の強い決断力と柔軟な財政措置によってトップクラスのフリー選手を迎え入れられるという事実だ。彼の持つ勝者の経験は、過密日程に苦しむチームに精神的な安定と戦術的な厚みをもたらすことになる。(via MARCA / Estadio Deportivo / SPORT)