ダニ・パレホ ヘタフェCF復帰に向け交渉中

昨季限りでビジャレアルを退団して無所属となっている37歳のミッドフィールダー、ダニ・パレホが、古巣であるヘタフェCFへの復帰に向けて具体的な交渉を行っている。中盤の層の薄さに頭を悩ませるチームにとって、ラ・リーガで豊富な経験を持つベテランの獲得は非常に魅力的な補強案となっている。

今夏にビジャレアルとの6年間の契約が満了を迎えたダニ・パレホは、移籍市場の期間中に希望条件に合うクラブを見つけられず、無所属のまま新シーズンを迎えていた。しかし現役引退を選ぶ意思はなく、コンディションを維持しながらオファーを待つ姿勢を貫いていた。ヘタフェは今年6月の時点でも獲得を試みていたが、当時は選手側の拒否により交渉が成立しなかったという経緯がある。

ところが、現在になってクラブと選手側の間で再び対話が再開されており、中盤の強化を強く望むホセ・ボルダラス監督の意向を受けて交渉が進められている。コペ紙の報道によれば、すでに獲得に向けた協議が始まっており、双方が前向きな姿勢を示しているとされる。

コスラーダ出身のダニ・パレホにとって、ヘタフェは特別な意味を持つクラブだ。2009年夏に約300万ユーロの移籍金で加入すると、2シーズンにわたって主力として活躍し、公式戦9ゴールを挙げて才能を開花させた。その活躍が認められて移籍したバレンシアでは公式戦383試合に出場し、2019年には主将としてコパ・デル・レイの掲揚を果たすなど、ラ・リーガを代表する司令塔としての地位を確立した。

ヘタフェは今季、過密日程の中で中盤の枚数不足が顕著になっており、ゲームを組み立てられるベテランの確保が急務だった。37歳という年齢から運動量への懸念はあるものの、高い展開力と精度の高いセットプレーは今なお健在という。そのため、若手の多い中盤陣をコントロールする司令塔として大きな期待がかかる状況だ。

この動きが示すのは、クラブが移籍金のかからない実績豊富なフリー選手を獲得することで、財政的な負担を抑えつつ過密日程に対応しようとしている点だ。15年ぶりの古巣復帰が実現すれば、チームの中盤に安定感と戦術的なバリエーションをもたらすことになる。(via MARCA / SPORT / Estadio Deportivo)