ベルナルド・シウバ獲得の裏に隠されたロドリとエンソ交渉の全貌
今夏、モウリーニョ監督のたっての希望によりレアル・マドリードに加わったベルナルド・シウバは、開幕から2試合連続でスタメン出場し、極めて高い評価を得ています。もともと右ウイングとして名を馳せたポルトガル代表MFですが、スペイン国内の他クラブからの熱烈なオファーを断り、マドリーへの移籍を選びました。
ベルナルドは現在、2024年にトニ・クロースが退団して以来ずっと空席だったゲームメーカー(ピボーテ、ボランチ)の役割を完璧に遂行しています。彼の抜群のボールキープ力と驚異的なゲーム視野は、相棒フェデ・バルベルデの運動量と補完し合い、チームのボール保持率を高め、何よりも攻守の完璧なバランスをもたらしています。
モウリーニョ監督はベルナルドのコンディションを慎重に見極めており、無理をさせないために開幕2試合とも途中交代(総出場時間164分)させており、代わりにエドゥアルド・カマヴィンガを投入する形で中盤の強度を保っています。
ベルナルドの素晴らしいプレーとマドリーのゴールにおける彼の貢献度に対し、高名なアナリストであるフリオ・マルドナード(マルディーニ)氏はMovistarにて以下のように絶賛しました。
『彼がボールを持った際、非常に素早く、かつ正確にボールを動かしていた。生まれた2つのゴールはまさに芸術作品そのものだった。私にとって、彼がチームの絶対的なキープレイヤーであることは間違いない』
さらに、クラブのレジェンドであるホルヘ・バルダーノの発言を引用しながら、『バルダーノが指摘する通り、もしベルナルド・シウバが完全に中盤のコンダクターとしての役割を果たすことができれば、レアル・マドリードには事実上いかなる隙も存在しなくなるだろう』と大絶賛しました。
しかし、この補強の裏には、移籍市場での熾烈な交渉の歴史が隠されています。
実はレアル・マドリードの中盤強化リストにおいて、最優先候補はベルナルドだけではありませんでした。フロレンティーノ・ペレス会長や、将来の会長候補であるリケルメは、マンチェスター・シティのロドリ、およびチェルシーのエンソ・フェルナンデスという二大トップスターの獲得を画策し、水面下で極めて激しい引き抜き交渉を展開していました。
しかし、交渉は一筋縄ではいきませんでした。最終的にロドリは宿敵バルセロナへの移籍を選択し、さらにエンソ・フェルナンデスに関しても、ここ数時間でマンチェスター・シティと個人条件で口頭合意に達したという最新情報が入ってきています。シティがチェルシーからエンソを引き抜くためには、イングランド史上最高額クラスとなる1億3000万ポンド(約1億4000万ユーロ)を提示する必要があると報じられていますが、個人合意の成立により、エンソのシティ移籍への動きは急速に加速しています。
こうした紆余曲折を経て、マドリーはモウリーニョ監督が熱望したベルナルド・シウバの獲得に全力を注ぎ、結果として現在の中盤の完璧な調和を手に入れたのです。(via SPORT)
【本日の総括】
モウリーニョ監督の下、新たな規律と戦術的役割を得たベリンガムやベルナルド・シウバが躍動し、ムバッペが歴史的記録に挑むなど、新星レアル・マドリードは順風満帆な滑り出しを見せています。レジェンドのラモスが練習場を訪れ、チームの士気がさらに高まる中、過密日程前の大一番となるマラガ戦で3連勝を飾ることができるか、大きな注目が集まります。