スタジアム使用権の喪失とマルティン・プレサ会長への死の脅迫
ラージョ・バジェカーノのホームスタジアムであるエスタディオ・デ・バジェカスを巡る問題。クラブがスタジアムの使用権を失うという危機的な状況に陥っています。これにより、新シーズンのリーグ戦開幕を間近に控えながら、ホームゲームを開催するスタジアムすら正式に決まっていないという前代未聞のトラブルに直面しています。
事態を打開するため、クラブはスタジアムの扉をマドリード州の作業員に向けて開放する決断を下しました。しかし、このスタジアム問題を巡る周囲の緊張感は限界を超えており、ラウル・マルティン・プレサ会長に対する極めて悪質な死の脅迫行為へと発展しています。
日曜日の夜、スタジアムやクラブの練習場にはプレサ会長を誹謗中傷する数々の落書きが施され、さらに深刻なことに、プレサ会長の家族が営んでいる店舗には直接的な死の脅迫が記された横断幕が掲げられました。さらに卑劣な嫌がらせはこれに留まらず、月曜日に予定されていた重要な会合を前に、プレサ会長の母親の自宅にプレサ会長宛ての葬儀用の花輪が送りつけられる事件が発生しました。プレサ会長の母親は86歳と高齢であり、重い心臓病を患ってペースメーカーを装着しています。この精神的な攻撃により、母親は極度の不安障害を訴え、健康状態が脅かされる深刻な緊急事態となりました。
この常軌を逸した脅迫行為について、プレサ会長は怒りと深い悲しみを滲ませながら、次のように語り、卑劣な行為を痛烈に告発しました。
『日曜日、スタジアムや練習場に落書きがされただけでなく、私の家族の店舗に死の脅迫が書かれた横断幕が掲げられた。そして月曜日には、心臓病を患う86歳の母親の自宅へ私宛ての葬儀用花輪が届いた。彼女は激しい恐怖でパニックに陥ってしまい、猛烈な不安に襲われた。このような人道に反する卑劣な手段は、何があっても絶対に許されるものではない』
現在、スタジアムの確保に奔走するラージョには、マドリード州の外にあるブルゴスの本拠地エスタディオ・エル・プランティオを借りて遠征を強いられるか、あるいはレガネスに対して彼らが要求する高額な費用を支払った上でエスタディオ・ムニシパル・デ・ブタルケを使用させてもらうかという、どちらも困難を極める二つの選択肢しか残されていません。
さらに、この事態を重く見た消費者保護団体FACUAは、もしラージョがマドリード州外でホームゲームを戦わざるを得なくなった場合、移動や立地の都合で観戦に行けなくなるファンやサポーターに対し、年間シート(ソシオ・ abono)料金から不利益を被る割合を算出し、相応の比例払い戻しを行うようクラブへ強く要請しています。(via ElDesmarque)
イニゴ・ペレス監督が退任しビジャレアルの指揮官へ電撃就任
ラージョ・バジェカーノを率いていたイニゴ・ペレス監督が、新シーズンを前に電撃的にチームを去ることが決定しました。彼の新たなフットボールプロジェクトの舞台となるのは、昨シーズンのラ・リーガでアトレティコ・マドリードなどの強豪を抑えて見事に3位でフィニッシュし、チャンピオンズリーグへの出場権を獲得したビジャレアルです。
ビジャレアル側は、これまでチームを率いていたマルセリーノ・ガルシア・トラル監督との契約を終結させ、その後任としてラージョで確かな戦術的手腕を発揮していたイニゴ・ペレスを新たな指揮官として招聘することを正式に決断しました。ラージョの限られた戦力の中で戦術的な規律をもたらし、インテンシティの高いフットボールを展開していた彼の手腕が、ビジャレアルのフロント陣から非常に高く評価された結果の引き抜きです。
イニゴ・ペレスにとってはキャリアのステップアップとなる非常に栄誉ある挑戦ですが、開幕を直前に控えたラージョにとっては、チームの戦術的基盤を構築していた智将を失うことになり、計り知れない打撃となっています。(via Esport3)
開幕戦で激突するセビージャのルイス・ガルシア・プラサ監督からの宣戦布告
ラ・リーガ開幕戦においてラージョ・バジェカーノと激突するセビージャのルイス・ガルシア・プラサ監督は、過酷なプレシーズンを締めくくる中で、初戦の相手であるラージョを徹底的に叩くための戦闘準備を完了させています。
ガルシア・プラサ監督は、直前に行われるバイヤー・レバークーゼンとの最後のテストマッチが終了した瞬間から、自らの思考のすべてを「ラージョ・バジェカーノ対策」にシフトすると宣言しました。8月15日土曜日の21:30にキックオフされるラージョとの大一番に向けて、本拠地ラモン・サンチェス・ピスフアンにサポーターが結集し、スタジアムを狂乱の渦に巻き込むことを期待しています。
ガルシア・プラサ監督は、対戦相手であるラージョとの戦いを見据え、以下のように闘志を滾らせながら熱いコメントを残しました。
『レバークーゼン戦が終わり次第、我々の意識は100%ラージョに向かうことになる。ホームスタジアムを圧倒的な熱気を持つマニコミオ(狂気的なスタジアム)に変え、ファンと共に開幕戦を泥臭く戦い抜く。今シーズンのスタートダッシュを切る上で、この初戦の3ポイントは何よりも重要だ。我々も、そしてサポーターも絶対に期待を裏切らない戦いを見せる』
ガルシア・プラサ監督はラージョを非常に手強い相手としてリスペクトしつつも、過酷な開幕スケジュールを突破するために何が何でも勝利を掴むという断固たる決意を示しています。(via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
ラージョ・バジェカーノは新シーズンのラ・リーガ開幕を目前に控え、クラブの存続に関わるような極めて深刻な危機に立たされています。スタジアム使用権の喪失によるホームゲーム開催地未定問題、それに伴うプレサ会長や高齢の家族への悪質な死の脅迫事件、さらにチームの戦術を司る存在だったイニゴ・ペレス監督がビジャレアルに引き抜かれるなど、あまりにも多くの試練が一度に押し寄せています。8月15日に行われるセビージャとの開幕戦では、相手のガルシア・プラサ監督が並々ならぬ熱意でラージョを圧倒する構えを見せており、クラブは一刻も早くスタジアム問題の解決と新体制の再構築を成し遂げなければなりません。