2026/27シーズンの戦力補強と主力退団:ロドリ獲得を視野に動くレアル・マドリード

レアル・マドリードの今夏の移籍市場における出入りの全容は、かつてない規模の劇的な再編成となっている。

まず、すでに完了した新戦力の補強として、チェルシーからスペイン代表DFマルク・ククレジャを獲得。さらに、マンチェスター・シティからポルトガル代表MFベルナルド・シウバ、リバプールからフランス代表DFイブラヒマ・コナテの2大スターを、いずれも契約満了に伴う「移籍金ゼロ(フリー)」で獲得するという、フロレンティーノ・ペレス会長の辣腕ぶりが光るオペレーションを完遂した。また、右サイドバックのバックアップとしてデンゼル・ダンフリースを確保し、前述のカルロス・エスピ(2031年まで)およびヤン・ディオマンデの加入によって、新シーズンの骨格はほぼ固まりつつある。

その一方で、長年クラブを支えた功労者たちの退団も相次いだ。生え抜きのキャプテンであり、右サイドを支配し続けたダニ・カルバハル、およびディフェンスリーダーであったダビド・アラバの両名が契約満了に伴い退団。カルバハルは現在、同じくフリーである義理の兄弟のホセルと共に、次のオファーを待って個別にトレーニングを行っている。インテル・ミランやインテル・マイアミがカルバハルへの関心を示しているものの、具体的なオファーには至っていない。また、ダニ・セバジョスについてもクラブとの双方合意のもとで契約が解除された。さらに、左サイドバックのフラン・ガルシアはレアル・ベティスへと完全移籍を果たしている。カンテラーノの右サイドバックであるフラン・ゴンサレスは、セビージャFCへの移籍が決定した。

マドリードの補強戦略の最終的な「画竜点睛」となるのが、マンチェスター・シティのスペイン代表MFロドリ・エルナンデスの獲得だ。ロドリはシティでのサイクルを終えたと感じており、移籍を熱望している。シティのエンゾ・マレスカ新監督は、リールに所属する若き才能アイユーブ・ブアディの獲得に向けて急速に動いており、このフランスの神童の獲得に成功すれば、ロドリのレアル・マドリード移籍に向けた交渉が一気に加速する見通しだ。交渉は依然として継続しており、双方の金銭的アプローチの距離は着実に縮まりつつある。リール側は、ブアディがイングランドへ渡る場合の後釜として、レアル・マドリード・カスティージャのMFホルヘ・チェステロを指名しており、ここでも驚くべき連鎖反応(ダブル・カランボーラ)が起きようとしている。なお、ベシクタシュのセルダル・アダリ会長は、ブラヒム・ディアスの獲得を画策しているとの噂について、『クラブはブラヒム・ディアスの合意に向けて取り組んでいるわけではない』と言明し、ベシクタシュがブラヒムの交渉を進めている事実を完全に否定した。(via SPORT / MARCA / Estadio Deportivo / ElDesmarque)