クラブ売却に向けた大株主の和解と少数株主の猛反発
セビージャの経営権を巡り長年続いてきた法廷闘争に、急転直下の動きがあった。ホセ・マリア・デル・ニド・ベナベンテ氏と、現在の経営を担う大株主(デル・ニド・カラスコ現会長やカストロ家など)が、民事および商事訴訟の停止を裁判所に要請することで口頭合意に達した。刑事訴訟は継続されるものの、これにより月曜日と火曜日に予定されていた「2019年の協定」に関する重要な裁判は停止される見込みだ。
この予期せぬ和解の裏には、新たな買い手候補との交渉がある。不安定な法廷闘争はクラブ売却の大きな障害となるため、双方の利益を優先して対立を一時休戦した形だ。先日セルヒオ・ラモスによる買収オファーが破談になったことが、逆に資金力のある新たな投資家たちの関心を引き寄せる結果となっている。
しかし、この動きに対し少数株主グループ「Accionistas Unidos(AU)」が猛烈に反発している。彼らはSNSを通じて怒りの声明を発表した。
『2019年はお金のための協定。2026年はセビージャFC売却のための協定。この5年以上の間、SADの多数派家族は、クラブがスポーツ的にも経済的にも血を流し、機関が法廷で麻痺し、セビージャFCの生存を危険にさらすことを許してきた。セビジスタだけが、状況に応じた対応ができることを証明し、去る6月18日にも声を大にして、明確に、そして大規模にそれを表明した。邪魔をしないでくれ!脇に退き、辞任し、この100年の歴史を持つ機関をセビジスタの手に委ねてくれ!』と、外国資本への売却を阻止すべく徹底抗戦の構えを見せている。
(via Estadio Deportivo / ElDesmarque)
【本日の総括】
プレシーズン日程が確定し、新シーズンに向けた選手のポジション争いも本格化。一方で、アルメイダ前監督と因縁のあった審判たちの降格や、オリベル・トーレスの感動的な秘話など、過去の清算と回顧も話題に。そしてピッチ外では、クラブ売却に向けた大株主の突然の和解と、それに激怒する少数株主との対立が深まっており、クラブの未来を左右する重大な局面を迎えています。