バティスタ・メンディ獲得の噂と厳しい台所事情
ホセ・ボルダラス監督率いるヘタフェCFの来季に向けたプロジェクトにおいて、バティスタ・メンディが補強のターゲットとして浮上している。24歳のフランス人MFは、セビージャでのレンタル期間を終えて保有元のトラブゾンスポルに戻るが、セビージャ側は700万ユーロの買い取りオプションを行使しない方針を固めている。トラブゾンスポル側は彼の売却額として400万から500万ユーロを要求しているが、ヘタフェの台所事情を踏まえると、現時点での完全移籍による獲得は不可能に近い状況となっている。
ヘタフェは現在、昨季からの財政的な問題を抱えており、クラブの構造を安定させるために主力の売却を余儀なくされている。マウロ・アランバリが600万ユーロでリーベル・プレートへ移籍することに加えて、今後数週間以内にルイス・ミジャの放出も濃厚となっている。こうした事情から、給与枠の整理だけでなく、ラ・リーガとカンファレンスリーグの二足のわらじを戦い抜ける競争力のあるスカッドを構築することがクラブにとって至上命題となっている。
もし夏の移籍市場の終盤までメンディへの関心が続く場合、完全移籍ではなく、セビージャが取った手法と同様の買い取りオプション付きレンタルという形でのアプローチになる見込みだ。メンディ自身もトラブゾンスポルのユニフォームを再び着る意思はなく、スペインでのプレー継続、あるいは母国フランスへの挑戦を望んでいる。選手側の強い希望が、市場の最終盤に向けて移籍を後押しする決定的な要因になる。
ヘタフェの中盤には新たな支配者が必要とされている。財政的にわずかな余裕が生まれれば、かつてクリサントゥス・ウチェを獲得した時のように、安価で獲得できる原石としてメンディに賭ける可能性は十分にある。シーズン序盤に見せたような圧倒的なフィジカルの強さを発揮できれば、数年後にはヘタフェにとって非常に有利で価値のある補強になることは間違いない。(via ElDesmarque)
アントニオ・プエルタ杯の由来に関する小ネタ
セビージャFCがプレシーズン恒例の「アントニオ・プエルタ杯」を今夏は開催せず、後日の代表戦ウィークに延期するというクラブ運営の動向のなかで、ヘタフェCFの名前が対戦相手として記憶に刻まれている。この大会は、2007年8月に行われたヘタフェCFとの試合中にピッチで倒れ、その後帰らぬ人となった若きカンテラーノ、アントニオ・プエルタを追悼するために始まったものである。ヘタフェCFの歴史の一部として、スペインサッカー界に深く残る出来事となっている。(via ElDesmarque)
【本日の総括】
来季のカンファレンスリーグとラ・リーガを並行して戦うため、アランバリやミジャといった中盤の主力放出が避けられない厳しい経済状況のなか、安価なレンタルでバティスタ・メンディのようなフィジカルに優れた原石の獲得を狙い、チームの土台作りを図っている。