補強ゼロで揺れる移籍市場の裏側 アゲルド獲得見送りの真相と次なる補強ターゲット
レアル・ソシエダは、ラ・リーガで唯一、この夏の移籍市場において未だ「新戦力補強ゼロ」という異例の状況に直面しており、サポーターの間で不安と焦りの声が広がっています。
この深刻な事態を受け、アペリバイ会長とエリック・ブレトスSDは、チームのベティス遠征(ラ・カルトゥハ)に同行せず、サンセ出身のレジェンドであるシャビ・プリエトや取締役のホセ・ラモン・フェルナンデス・デ・バレーナ氏らに代表役を託し、9月1日の市場締め切りまでに交渉を成立させるべく、獲得交渉に全精力を注いでいます。
特に注目を集めていたのが、ウェストハムに所属するモロッコ人センターバック、ナイエフ・アゲルドの獲得でした。交渉は移籍合意の直前まで進み、あとはメディカルチェックを残すのみという段階にありましたが、土壇場でまさかの破談となりました。マタラッツォ監督はこの件について、異例の形で詳細な理由を明らかにしました。
『通常、私は他のチームの所属選手について公に話すことはしませんが、今回のアゲルドに関しては、事実を整理するために例外とします。私たちはメディカルチェックを受ける10日ほど前から、本人と非常に良好で素晴らしい対話を重ねていました。しかし、その後のメディカルチェックにおいて、医師側の評価と選手側の見解との間に、白黒つかない非常にグレーな解釈の相違が生じました。その結果、クラブとしてこの非常に不確実な要素を抱えたまま、巨額の契約に踏み切ることは決して賢明なアイデアではないと最終的な判断を下しました』
アゲルドの獲得見送りを受け、クラブは急ピッチで守備陣の他のターゲットに的を絞っています。
現在浮上している主な候補として、チェルシーに所属する20歳、1.94メートルの大型センターバック、ママドゥ・サールが挙げられます。クラブは彼のレンタル移籍を望んでおり、完全移籍での買い取りを画策するサウジアラビアのアル・ヒラルなどと争奪戦を展開しています。さらに、バルセロナの有望な若手右サイドバックであるエクトル・フォルトの獲得も検討。フォルト本人はボルシア・ドルトムントへの移籍を最優先に交渉を待っている状況ですが、ソシエダはバルサ側とコンタクトを維持し、状況の変化を窺っています。また、ウェストハムのミッドフィールダーであるエドソン・アルバレスについても、獲得の可能性について問い合わせを行ったとされています。
一方で、チームの主力であるゴンサロ・ゲデスに対しては、サウジアラビアのアル・ワハダが巨額の資金力を背景に、2029年まで契約のある彼の引き抜きを狙って接触を行っており、市場の最後まで激しい攻防が予想されます。(via ElDesmarque)