左利きCBの補強計画とシュロッターベックの負傷

守備陣の再構築において、モウリーニョ監督が最優先ターゲットとして指定したのが左利きのセンターバックである。エデル・ミリトンの相次ぐ負傷、アントニオ・リュディガーの過労、そしてハイセンへの過度なプレッシャーといった問題を解決するため、即戦力としてボルシア・ドルトムントのニコ・シュロッターベックに白羽の矢が立った。シュロッターベックは空中戦の強さ、デュエルでの攻撃性、オープンスペースでのリカバリーの速さ、そして最後方からのビルドアップ能力を備えており、今年の4月に2031年まで契約を更新したばかりだが、特定のクラブに向けた約6000万ユーロの契約解除条項が存在している。

当初、クラブはヨシュコ・グヴァルディオルやリッカルド・カラフィオーリのような多才なプロフィールを検討しており、ルベン・ディアスもリストに入っていたが、エンツォ・マレスカが新監督に就任する見込みのマンチェスター・シティが放出の扉を閉ざした。そのため、より獲得が現実的なイブラヒマ・コナテ(27歳)をフリーで獲得して守備陣の不足を部分的に補ったものの、シュロッターベックへの関心は失われていなかった。しかし、W杯のドイツ対コートジボワール戦で、シュロッターベックが守備のアクション中に足首の靭帯を負傷し、苦痛の表情を浮かべて退場するアクシデントが発生した。ドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督も重傷の可能性を示唆しており、悲観的な見方を示している。レアル・マドリードはこれほどの規模の移籍において身体的な完全な保証を要求するため、この負傷の正確な程度が判明するまで今後のステップは保留されることになり、獲得戦略に大きな影響を及ぼす事態となっている。(via ElDesmarque)

左サイドバックと右サイドバックの緊急補強

モウリーニョ監督の強い要請により、両サイドバックの緊急補強も一気に進められた。左サイドバックにはチェルシーから27歳のマルク・ククレジャを電撃獲得した。ククレジャはチェルシーからの退団を強く望んでおり、当初はバルセロナやアトレティコ・マドリードにも自らを売り込んでいた。しかし、米国でW杯に参加中のククレジャに対し、モウリーニョ自らが直接電話をかけて説得に動き、わずか1日半という驚異的なスピードでレアル・マドリードへの移籍が決定した。

ククレジャのパートナーであるクラウディア・ロドリゲスはテレビ番組でこの舞台裏を明かしている。『すべてがとても早かった。W杯に集中している間で、まだ処理しきれていないかもしれない。二人の代理人からビデオ通話がかかってきて、レアル・マドリードからのオファーがあり、すでに両クラブが合意していると伝えられた。みんなにとって驚きだった』と語った。また彼女自身について、『私はずっとレアル・マドリードのファンで、それを隠したことはない。私の家族は私をレアル・マドリードファンに育てた。でも彼と付き合い始めてからは見方が変わり、彼がいるチームをいつも応援している』と明かしている。移籍発表時にはInstagramで白いユニフォーム姿の写真とともに『誇りと幸せで爆発しそう!! 冒険を始めよう』と投稿していた。

右サイドバックには、インテルから30歳のデンゼル・ダンフリースを2000万ユーロで獲得した。これらの補強は、過去の失敗を払拭し、即戦力で陣容を固めたいクラブとモウリーニョの意向が完全に一致した結果である。(via SPORT)