ラ・リーガ開幕延期の真相と変則スケジュール

ラ・リーガ第1節におけるマドリードの試合が急遽延期されました。今回の延期措置は、労働協約で定められた「国際大会(ワールドカップ)の終盤戦まで勝ち進んだ代表選手に対し、最低21日間の休暇を法的に保証しなければならない」という義務規定によるものです。この労働協約を遵守するため、マドリード、バルセロナ、アトレティコ、ベティスといった多くの代表選手を抱えるクラブの初戦が自動的に延期となりました。

また、 Balaídosで行われる予定だったセルタ対オサヌサの試合も、スタジアムの芝生に有害な菌(コケ類)が発生し、選手が安全にプレーできない環境にあると判断されて延期となっています。この変則的なカレンダー変更により、マドリードはリーグ戦の「第2節(エスパニョール戦)」を8月22日に先にアウェーで戦い、その後の8月26日に延期された第1節(レアル・ソシエダ戦)を消化するという変則的なスケジュールでシーズンを滑り出すことになります。 (via MARCA)

ネットフリックス番組で再び炎上するモウリーニョとカシージャスの過去

ネットフリックスで新たに公開されたジョゼ・モウリーニョ監督のドキュメンタリー番組において、かつてマドリードを率いた2010〜2013年シーズンの生々しい裏舞台が明かされ、大きな波紋を広げています。モウリーニョはインタビューの中で、当時のキャプテンであったイケル・カシージャスを名指しで批判し、次のように切り出しました。『最初の3回ほどの何気ない会話を交わしただけで、あのロッカールームの選手たちがどれほど甘やかされ、特別扱いされているかを瞬時に理解した』

モウリーニョが暴露した具体的な内容によれば、カシージャスは最初の会話でスペイン代表メンバーの休日をさらに延長することを求め、2回目の会話では「マドリードの渋滞が激しいから」という理不尽な理由で午前中の練習開始時間を1時間遅らせるよう要請。さらに3回目には、試合前にホテルでの事前合宿を行わず、スタジアムへの現地集合にするよう要求したとされています。また、緊迫したクラシコが続く中で、カシージャスがスペイン代表のチームワークを守るためにバルセロナのシャビに電話をかけて和解を試みた行動に対しても、モウリーニョは『あれは裏切りであり戦争だ。代表チームでは好きなだけハグを交わせばいいが、クラブに戻ればマドリードとバルセロナは敵同士。ピッチ上での妥協は一切許さない』と怒りをあらわにしていたことを語りました。

さらにカシージャス側も、ロッカールーム内でアラインメントの事前流出(モグラ探し)が起きた際、モウリーニョが完全に狂気的な怒りを見せて、ボトルを叩き壊して自分のオフィスのドアを閉めて閉じこもった当時の様子を振り返りました。このドキュメンタリーに対し、ジャーナリストのトマス・ロンセロは『モウリーニョがかつてティト・ビラノバの目をつついた行為などは弁明の余地のない許されざる大失態である。しかし、13年の歳月を経て、彼も人間として成熟した。今の彼が求めているのは、マドリードのエンブレムのためにピッチ上で死力を尽くして戦う11人の純粋な戦士たちの集団だ』と分析を語っています。 (via SPORT)

【本日の総括】

新シーズンの開幕に向け、ジョゼ・モウリーニョ監督率いるレアル・マドリードはヤン・ディオマンデなどの超実力派の補強を完了し、ジュード・ベリンガムやキリアン・エムバペら世界的なスター選手たちが合流して虎視眈々と王座奪還を狙っています。中盤のゲームメイカー不足という構造的な戦術課題や、新「規律社会規則」を巡るサポーターとの深刻な意見対立といったピッチ内外の小さくない不安要素を抱えながらも、モウリーニョ第二政権の戦士たちはタイトルの獲得を厳格に約束し、まずは Cornellà での開幕戦に向けて調整のピッチを上げています。