DFザイド・ロメロが明かす極貧の幼少期と家族愛
今夏ベルギーのブルージュから加入し、ヘタフェの守備陣で存在感を発揮しているアルゼンチン人DFザイド・ロメロが、自身の過酷な生い立ちと家族への感謝を告白した。
アルゼンチンのロドリゴ・メンドーサで生まれたロメロの幼少期は、経済的に極めて苦しいものだった。父親はタクシー運転手、母親は住宅の清掃や美容師の仕事で家計を支え、彼に多大な影響を与えた故・祖父ドミンゴ氏は8歳から靴磨きをはじめ、後に街頭でコーヒーを売って生計を立てていたという。
『両親や祖父は私にとって人生の素晴らしいお手本だ。今の自分があるのは、彼らが授けてくれた強い価値観のおかげだと思っている。生活が厳しく先が見えない時でも、私にスパイクを買い、練習場へ送り届けるために両親はあらゆる努力をしてくれた。楽しかった思い出も苦しかった思い出も、すべてが人生の大切な教訓になっている』と感謝を口にする。
特に祖父ドミンゴ氏との絆は深く、『祖父はコーヒー売りとして私たち家族を育ててくれた。コーヒー売りと聞いて驚く人もいるかもしれないが、経済的なこと以上に人として大切な教訓をたくさん残してくれた。その教えは今も心の中で生きている』と語った。
プロサッカー選手としての道以外は考えていなかったというロメロは、『もしサッカー選手になれていなければ、父の繋がりを頼って間違いなくタクシー運転手になっていただろう。サッカーがダメだった時のプランBなんて存在しなかった』と明かす。若い頃から連れ添う妻とともに故郷メンドーサを離れ、ヨーロッパへ渡った厳しい道のりを振り返り、『神が私の人生にこの道をあらかじめ用意してくれていたと信じている』と強い信仰心をのぞかせた。 (via Estadio Deportivo)