UDラス・パルマス

セグンダで吹き荒れる監督解任劇の中で、ルベン・デ・ラ・バレーラの前電撃解任を受けてチームの舵取りを引き継いだアルバート・サンチェス(Albert Sánchez)監督だが、新体制下で極めて深刻な課題に直面している。それは「セグンダ・ウニダ(控え陣)」の決定的な得点力不足である。(via SPORT)

開幕12試合を終えた時点で、UDラス・パルマスが記録した全17ゴールのうち、ベンチスタートの途中出場選手が関与したゴールはわずか「4」にとどまる。しかも、その貢献は以下の3試合のみに偏っている。(via SPORT)

1. 開幕戦 アルバセテBP戦(2-1勝利):途中出場のサンドロ・ラミレス(Sandro Ramírez)が決勝ゴールを決め、同じく途中出場のエリアス・ロメロ(Elías Romero)がアシストを記録。

2. アウェイ ジローナFC戦(5-2敗戦):イバン・ハイメ(Iván Jaime)が投入直後に一時同点となるゴールを奪い、イニャキ(イニャキ)の送球からミヤシロ(Miyashiro)がチーム4点目を記録。

3. アウェイ SDエイバル戦(3-2敗戦):イエフテ・ベタンコール(ヘフテ・ベタンクール)が追撃弾を決め、エリアス・ロメロがアシストをマーク。

これ以外の9試合では途中出場選手からのゴール・アシストが一切生まれておらず、試合展開が暗転した際にベンチから打開策を打ち出せない構造的欠陥が露呈している。(via SPORT)

特に象徴的なのが、今夏アルバセテで18ゴールを叩き出した実績を買われて鳴り物入りで加入したFWイエフテ・ベタンコールの深刻な不振だ。イエフテは今季公式戦全体でわずか1ゴール2アシスト(うち1アシストはコパ・デル・レイ)という惨死たる成績に甘んじており、決定力(acierto)を完全に欠いている。コパ・デル・レイの試合では焦りからミスを連発し、直近のエスタディオ・カルロス・タルティエレでのレアル・オビエド戦でもピッチ上で完全に孤立。先発で好調を維持するヘセ(Jesé)から定位置を奪う目処すら立っていない。(via SPORT)

さらに、ヴィティ(Viti)、マルビン(Marvin)、セルヒオ・ルイス(Sergio Ruiz)ら主力の負傷離脱が相次ぎ、サンドロ、アレ・ガルシア(Ale García)、レコバ(Recoba)らも怪我明けで本調子に遠いなど、ベンチの層自体が著しく削られている。オビエド戦ではサンチェス監督の交代策が機能せず、終盤は防戦一方となってタイムアップの笛に救われる事態となった。負傷者の復帰とともに、いかに控え陣の勝負強さを蘇らせるかがサンチェス体制の命運を握っている。(via SPORT)