ジェレミー・ピノの復帰を夢見るビジャレアルと選手の強い愛情

ビジャレアルは、昨夏にプレミアリーグのクリスタル・パレスへ売却したカンテラ出身のスペイン代表ウイング、ジェレミー・ピノの復帰というロマンあふれる計画を夢見ています。

ピノは2017年にビジャレアルの下部組織に加入し、2020年にトップチームでデビュー。公式戦170試合に出場して22ゴール23アシストを挙げ、2021年のヨーロッパリーグ制覇や2022年のチャンピオンズリーグ準決勝進出など、クラブの歴史的な栄光に直接貢献した、サポーターからも極めて愛されている選手です。

昨夏、エースのエベレチ・エゼをアーセナルに放出したクリスタル・パレスが、彼の後釜として3000万ユーロ(固定+変動含む)の巨額資金を投じてピノを獲得し、2030年までの長期契約を結びました。イングランドでの1年目は公式戦51試合に出場して5ゴール5アシストを記録。

ジャーナリストのマッテオ・モレット氏によると、ジェレミー・ピノ自身が、慣れ親しんだ我が家であり、数々の栄光を共にしたビジャレアルへの復帰を熱望しているというセンチメンタルな側面が存在します。ビジャレアルのクラブ側も、移籍時の公式お別れメッセージで『ここはいつでも君の家だ』と伝えており、強い絆は今でも残っています。

しかし、最大の障壁は「3000万ユーロ」とも評される獲得費用と、クリスタル・パレスとの2030年までの長期契約です。

唯一の好材料としては、今夏にダニ・パレホやトーマス・パーティといった高給取りの主力選手たちがクラブを離れたことで、ビジャレアルの給与計算(サラリーキャップ)に約450万ユーロに及ぶピノの給与を十分に受け入れるだけのスペースが確保されている点です。選手本人の意思が交渉にどのような変化をもたらすかが注目されます。(via Estadio Deportivo)