ブルゴスCF
セルヒオ・フランシスコ監督率いるブルゴスCFが、スタイル転換の中で戦術的な試行錯誤を続けています。かつてルイス・ミゲル・ラミス前監督のもとで「圧倒的な堅守、少ないポゼッション、鋭い速攻」を武器にプレーオフ争いへ躍進したブルゴスですが、元レアル・ソシエダ指揮官であるセルヒオ・フランシスコ監督の就任以降、従来の4-4-2の守備ブロックを維持しつつも、ポゼッションを高めて主導権を握るサッカーへの脱皮を図っています。
しかし、最新のデータと試合結果はその転換の難しさを物語っています。本拠地エル・プランティオで今季初黒星を喫した前節グラナダCF戦では、チームはボール保持率64%を記録し、相手ゴールへ実に23本のシュートを浴びせたものの無得点に終わり、0-1で敗れる結果となりました(試合終了間際にはGKアンデル・カンテロがPKをストップして追加点こそ阻止しました)。チームはロングパス成功数でリーグ2位という高い数値を誇り、縦への推進力を維持している一方で、枠内シュート数に関してはセグンダ全22クラブ中で下位2位に沈んでおり、ポゼッションを高めた際の決定力不足が浮き彫りとなっています。
さらに深刻なのがセットプレーの不振です。かつてフリアン・カレロ監督やボロ監督の時代にはチームの最大の得点源であり強みであったセットプレー(戦略プレー)からのゴールが、今季は未だ「ゼロ」という異例の事態に陥っています。
選手陣に目を向けると、レガネスへ移籍した中盤の要アティエンサの穴を埋めるべく、パブロ・ガルダメスやマルセロ・エキポシトが台頭し、さらにホセ・グラジェラやウナイ・ベンセドールといった実績ある盤石の補強を敢行しました。前線では退団したフェル・ニーニョの後釜として、アレックス・フォレスとポストプレーに秀でたジョン・カリカブルの強力FW陣を獲得しています。また、サイドバックのブライス・マルティネス(左)やダディエ(右、前節は負傷から復帰したリスアンコスが出場)が攻撃の幅を作る上で極めて重要な役割を担っています。ハビ・リャブレスやデビッド・ゴンサレスといったスペースを突くアタッカー、クッロ・サンチェスという精度の高いキッカーを擁するブルゴスが、保持と非保持の切り替えを整理し、再び上位争いへ食い込めるかが今後の焦点となります。(via Relevo)