パブロ・トーレの去就と特別条項 発動の可能性
昨夏、出場機会を求めてFCバルセロナからRCDマジョルカへと加入したパブロ・トーレ。ハンジ・フリック監督の初年度で出番が限られていたため、新たなプロとしてのステージを始めることを決断しての移籍でした。マジョルカでは絶対的なレギュラーではなかったものの、非常に定期的にプレー機会を得てチームで重要な役割を担い、個人としては良好な記録を残してシーズンを終えました。しかし、残念ながらチームはセグンダ・ディビシオン(2部)への降格という結果を回避することはできませんでした。
この降格は、パブロ・トーレの価値がLaLiga Hypermotion(2部)で下がる可能性があるため、バルセロナにとっても良いニュースではありませんでした。バルセロナは現在でも、彼の将来の売却益の50%、買い戻しオプション(1年目終了時1000万ユーロ、2年目は1200万ユーロ)、そして先買権を保持しているためです。
ところが、ここでパブロ・トーレの契約に隠された特別条項の存在が明らかになりました。チームが降格した場合、本人がプリメーラ(1部)でのプレー継続を希望し、かつオファーがあれば、1部クラブへ期限付き移籍できるという内容です。これにより、彼が来季セグンダでプレーすることを回避できる道が開かれています。
現在23歳の彼はマジョルカと2029年6月30日までの契約(今後3シーズン)を結んでおり、移籍情報サイトでの市場価値は500万ユーロと評価されています。過去4年間でバルサ、ジローナ、そしてマジョルカで合計79試合の1部リーグ出場経験を持っています。
マジョルカとの契約を2028年まで延長したマルティン・デミチェリス監督は、彼をソン・モイシュに留まらせるべく説得できると自信を見せているものの、クラブ側は引き留めが容易ではないことを強く自覚しています。すでにラ・リーガで高い評価を確立している彼には、1部昇格を果たしたばかりの古巣ラシン・サンタンデールなどのクラブから熱視線が送られています。完全移籍での退団の可能性は現状最も低いと見られていますが、夏の移籍市場は長く、彼の去就からはまだ目が離せません。
(via SPORT)
セビージャ新監督が語るムリキの市場価値
RCDマジョルカの絶対的ストライカーであるベダト・ムリキの存在感と価値の高さが、他クラブの監督の口からも語られています。
現在、財政難やクラブ売却騒動で揺れるセビージャFCですが、新たに就任したルイス・ガルシア・プラサ監督は、来季に向けた補強の厳しさについて言及しました。非常に厳しい夏になることを覚悟しており、主力選手の売却が必要で投資能力は最小限であると状況を説明しています。
その引き合いに出されたのがムリキです。同監督は『マジョルカのストライカーであるムリキのような選手を獲得しにいくことは不可能だ』と明言。フリー移籍やレンタル移籍に頼らざるを得ないセビージャの現状を語る中で、ムリキが高嶺の花であり、現在の市場でいかに価値の高いストライカーであるかが浮き彫りとなる発言でした。
(via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
2部降格という厳しい結果を受けて、パブロ・トーレの特別条項による1部クラブへのローン移籍の可能性が浮上。デミチェリス監督は引き留めに意欲を燃やしていますが、古巣を含めた他クラブからの関心が高まっています。また、他クラブの監督の発言からムリキの市場価値の高さが改めて証明されました。来季に向けた編成の行方に注目が集まります。