CL開幕節ドルトムント戦における敵地での接戦と露呈した終盤の脆さ
チャンピオンズリーグ(CL)開幕節、敵地シグナル・イドゥナ・パークで行われたボルーシア・ドルトムント戦は、3-2で無念の敗戦となりました。昨シーズン同会場で0-4の大敗を喫した姿からは大きな前進を見せ、互角以上の勝負を演じたものの、最終盤に屈する格好となりました。
イニゴ・ペレス監督は、ラ・リーガ開幕戦で不安定さが見られたルイス・ジュニオールに代え、経験豊富なピーター・グラーチをゴールキーパーのスタメンに抜擢しました。前半のチームは特に守備面で非常に安定した組織力を発揮し、相手の攻撃を前半終了直前の5分間に抑え込みました。さらにジョルジ・ミカウタゼが相手のミスを逃さず放ったシュートや、タジョン・ブキャナンの決定機など、前半で最も惜しい場面を作り出しました。なお相手は前半27分に若き天才コンスタンティノス・カレツァスが負傷退場するアクシデントに見舞われました。
ハーフタイム明け、前半42分にイエローカードを受けていたセルジ・カルドナの警告累積リスクを回避するため、ペレス監督はアレックス・フリーマンを投入しました。しかし50分にエサン・ヌワネリのシュートがポストを叩いて肝を冷やすと、53分にマクシミリアン・バイエルの突破をサンティ・モーリニョが抑えきれず、最後はレナト・ヴェイガのオウンゴールで先制を許してしまいます。
失点直後にタニ・オウルワセイの惜しいヘディングシュートなどで反撃を試みた後、ペレス監督は59分にニコラ・ペペを投入し、アルベルト・モレイロをトップ下に配置変更しました。この配置換えによってボールポゼッションを取り戻し、ペペのヘディングやコメサーニャのミドルシュートで相手ゴールを脅かしました。その結実として、ジョルジ・ミカウタゼのコーナーキックからモーリニョが頭で叩き込み、見事に同点に追いつきました。直後にはブキャナンが勝ち越しに迫る決定的なシュートを放ちましたが、相手GKコーベルの好セーブに阻止されました。
しかし試合終盤、相手ストライカーのギラシに試合を決められることになります。ファビオ・シルバのパスから失点を喫すると、さらにモーリニョがペナルティエリア内でギラシを倒してしまいPKを与え、これをギラシに決められてリードを広げられました。終了間際にギラシのオウンゴールで1点差に迫り、レナト・ヴェイガが同点弾に迫る執念を見せたものの、反撃は一歩及ばず敵地で勝ち点を逃す結果となりました。(via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
マラガ戦での勝利の裏で審判判断を巡る激しい物議とコメサーニャの離脱懸念が浮上する一方、ハッサンの移籍交渉ではクラブが強気姿勢を提示。CLドルトムント戦では敗戦の中にも確かな成長と課題が提示される一日となりました。