かつて巨額の移籍金で加入しながらフリーで退団したアルーナ・コネの回顧

🇨🇮 セビージャの歴史には、カヌーテやルイス・ファビアーノ、ネグレドといった数々の名ストライカーが名を連ねていますが、クラブ史上最も最悪な投資となってしまったのが、かつてコートジボワール代表として鳴り物入りで加入したアルーナ・コネです。

💶 当時、PSVで台頭しアフリカで最も有望な若手FWと評価されていたコネに対し、セビージャのホセ・マリア・デル・ニド元会長は、当時のクラブ史上最高額となる1500万ユーロという巨額の移籍金を支払いました。世界的なストライカーたちの背中を追うための完璧な計画でしたが、度重なる負傷と自信喪失から、コネはセビージャでの4シーズンでわずか49試合2ゴールという壊滅的な成績に終わりました。ハノーファーへのレンタルも実を結ばず、復帰したシーズンには年間でわずか2分間しか出場機会がありませんでした。

🔄 しかし、セビージャとの契約最終年に、当時J1マルティネス監督が指揮していたレバンテへ期限付き移籍すると状況が一変。リーグ戦34試合15ゴール、公式戦全体で17ゴールという劇的な完全復活を遂げました。この復活剧の裏には、奇妙な契約問題がありました。セビージャは貸し出しの際、『コネが18ゴールを達成した場合、セビージャとの契約が1年間自動的に更新される』という特殊な条項を盛り込んでいました。

😤 セビージャに復帰することを断固拒否したかったコネは、この条項の発動を意図的に阻止する行動に出ました。皮肉なことに、彼はサンチェス・ピスフアンでのセビージャ戦で16点目のゴールを決め、セビージャのヨーロッパカップ戦出場権を剥奪(セビージャは9位フィニッシュ)。さらにその翌週のグラナダ戦で17点目を決めた際、シャツを脱ぎ捨てるパフォーマンスでイエローカードを受け、累積警告による出場停止を勝ち取りました。

🤕 そして残りのリーグ戦2試合、コネは突如として発生した「好都合な膝の怪我」を理由にチームから離脱。自動更新となる18点目を絶対に決めないための巧妙なボイコットを行い、そのまま契約満了でフリーの身となりました。タダで彼を獲得したレバンテは、直後にイングランドのウィガンへ400万ユーロで売却し、さらにウィガンはエバートンへ700万ユーロで彼を転売。セビージャには1500万ユーロの負債だけが残り、1セントの回収もできないまま復活したエースを手放すという、歴史的な大失態となりました。 (via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

セビージャは待望の決定力不足を解消すべく、スウェーデンで大爆発中のロビー・ウーレの獲得をほぼ確実なものにしました。中盤にもコチョラシュヴィリの加入が間近に迫るなど、プレシーズン最終戦レバークーゼン戦で浮き彫りになった課題への解決策はすでに動き出しています。