[バレンシアCF] 元エースのロベルト・ソルダードがピーター・リム経営陣を痛烈批判!「クラブが毎年切り売りされ弱体化している」
バレンシアCFで通算82ゴールをあげ、クラブの黄金期を支えた元スペイン代表FWロベルト・ソルダードが、RTVEのインタビューに応じ、オーナーのピーター・リム率いるメリトングループのクラブ経営に対する怒りと悲しみを爆発させた。
ソルダードは『自分の愛するクラブが、どのように管理運営するかもわからない人物の手に渡ってしまうとこうなる。クラブの価値もチームの戦力も毎年削られ、どんどん劣化していくのは本当にクソみたいな惨状だ』とストレートな表現で経営不振を糾弾した。
毎年ギリギリの残留争いを強いられているチーム現状について『毎シーズン極限の状況で綱渡りを続けており、このままではいつか悲劇的な降格が現実になってしまう』と危機感を露わにした。今季からスポーツ・ディレクターに就任したブローリオ・バスケス氏の存在については評価しつつも、『彼にしかるべき補強資金と権限を与えなければ意味がない』とオーナー側に釘を刺した。
最後にソルダードは『どれほどクラブが苦しくても、最も被害を受けている選手たちとサポーターの信頼関係だけは絶対に壊してはならない。メスタリアでの熱狂とファンの強い後押しこそが、バレンシアが生き残るための最大の武器だ』と語り、サポーターに対してチームへの変わらぬ応援を訴えかけた。(via Superdeporte)
【本日の総括】
本日はピッチ上の戦術や結果にとどまらず、クラブの尊厳や理念、レジェンドの血統、さらには地球の裏側に届くファンの愛まで、スペインフットボールを取り巻く人間ドラマが多角的に浮き彫りとなった。
とりわけ、カディスにおける自治体とクラブのスタジアム命名権バトルや、バレンシアがクラブとサポーターのプライドを守るために動画配信大手Netflixを訴えた裁判の続報は、フットボールが単なるスポーツ興行を超えた地域社会の文化遺産であることを強く主張している。また、マドリーとバルサの「ネグレイラ事件」を巡る泥沼の泥仕合も、法廷闘争を含めてさらに熱を帯びている。
一方で、12歳にして己の道を切り開こうとするイケル・カシージャスの長男マルティンの力強い言葉、急速にスターダムを駆け上がるラミン・ヤマルを支える家族の葛藤、元同僚たちから愛されるラウル・アセンシオへの祝福、そして時差5時間を乗り越えてビジャレアルを愛し続けるベトナムペニャの熱狂など、心温まるエピソードも満載だ。苦境にあるバレンシアで見られたアギーレ体制のアサド決起集会やソルダードの熱情あふれる提言も含め、クラブを取り巻く「ピッチ外の熱量」こそが、スペインサッカーを世界で最も魅力的なコンテンツたらしめている理由と言えるだろう。