ジャスティン・デ・ハース獲得を公式発表
バレンシアは、2026-27シーズンに向けた最初の補強として、オランダ人センターバックのジャスティン・デ・ハースと2030年までの4シーズン契約を結んだことを公式発表しました。ファマリカンとの契約を満了してのフリートランスファーとなるため、移籍金はゼロで、給与もチーム内でそれほど高く設定されていません。クラブは今年の1月にも彼の獲得に動き、移籍金を支払う用意もありましたが、ファマリカン側が放出を拒否したため、契約満了を待っての加入となりました。
デ・ハースは194cmの長身を活かしたフィジカルの強さと、左足でのビルドアップ能力、的確なゲームの読みを兼ね備えたモダンなセンターバックです。昨季はファマリカンでポルトガルリーグ33試合にフル出場し、ディフェンダーながら6ゴールを記録するなど、相手ペナルティエリア内でも大きな脅威となりました。過去にはAZアルクマールやPSVアイントホーフェンの下部組織で育ち、オランダの年代別代表も経験。その後クロアチアのディナモ・ザグレブのセカンドチームやNKロコモティバ・ザグレブを経て、ポルトガルで実力を証明してきました。
この獲得発表は非常に特徴的な形で行われました。クラブはバレンシアの伝統的な漁師町であるエル・カバニャルを舞台に動画を撮影。今季も継続して使用されるスローガン「Terra de Valentia」を前面に押し出しました。このスローガンは単なるキャッチフレーズではなく、バレンシアの文化への根付き、帰属意識、そして逆境に立ち向かう強さというバレンシア社会の真髄を表現するものです。デ・ハースのオランダ語での姓がスペイン語で「野ウサギ」を意味するにもかかわらず、あえて海と謙虚な労働者の街を背景に彼の加入を歓迎した点に、クラブのアイデンティティへの強いこだわりが感じられます。(via ElDesmarque)