1部残留を果たすもサラビア監督が退任し、後任としてマルティン・アンセルミ新監督の就任が決定
✅ ブバ・サンガレが語る恩師への感謝と自身の去就
ローマからレンタル加入中の若きサイドバックが、エルチェへの愛情と不透明な未来について言及
✅ ブバ・サンガレのU-19スペイン代表での挑戦
クラブ史上2人目の快挙となる国際大会参加を果たし、代表チームでの優勝を誓う
✅ アレイクス・フェバスがセルタへフリー移籍
エルチェを退団したミッドフィルダーが、フリートランスファーでセルタ・デ・ビーゴへ加入
✅ 元監督セバスティアン・ベッカセセがエクアドル代表で歴史的快挙
エルチェで苦杯をなめた指揮官が、ワールドカップでドイツを破り決勝トーナメント進出を達成
エデル・サラビア監督の電撃退任と新体制の始動
エルチェを率いたエデル・サラビア監督が、シーズン終了をもってチームを離れることが発表されました。この退任劇は多くの人に驚きをもって受け止められています。というのも、エルチェは勝ち点43を獲得して15位でフィニッシュし、1部昇格から1年後という重要なシーズンに見事1部リーグ残留を果たしていたからです。今シーズンは近年で最も降格ラインが高い過酷な残留争いとなり、降格圏とはわずか1ポイント差という薄氷を踏む結果でしたが、目標は達成されていました。
サラビア監督は退任会見の場で、クラブを去る理由とファンへのメッセージを次のように語っています。
『多くの素晴らしい2年間を共に過ごした人々を悲しませてしまうことになり、彼らを落胆させてしまうかもしれないことは理解している。この会見の目的は、その退任の理由を皆さんに理解してもらうことだ。私たちは信じられないような2年間を過ごした。2024年6月の最初の日のことを思い出すが、私たちが約束したことはすべて実現した』
『この2シーズン、私たちは命を懸けてきた』
なお、クラブはアルバロ・ヌニェスの退団にも直面していましたが、指揮官の交代という大きな決断を下しました。エルチェは一時、新監督候補のリストにガルシア・ピミエンタを含めていましたが、彼は最終的にアルメリアの監督に就任することで合意しています。そしてエルチェはすでに新しいベンチの主人として、マルティン・アンセルミを新監督に任命し、そのお披露目も済ませて新体制をスタートさせています。
(via Estadio Deportivo)
ブバ・サンガレが語る恩師への感謝と自身の去就
アルバロ・ヌニェスの退団に伴い、今年2月にエルチェへ加入した18歳のサイドバック、ブバ・サンガレがメディアの取材に応じました。サンガレはシーズン後半戦で非常に重要な役割を果たし、エデル・サラビア監督の下で合計12試合に出場して、チームの1部残留に大きく貢献しました。
サンガレは、自身を重用してくれたサラビア監督の突然の退任について衝撃を受けており、次のように深い感謝の意を表しています。
『エデルの退任は誰も予想していなかったと思う。でも、僕にとっては10点満点中10点の監督で、僕に対してはいつも信じられないくらい最高に良くしてくれた。僕にチャンスを与えてくれたことには、これからもずっと感謝し続けるよ』
現在、サンガレは6月30日までの期限付きでローマからエルチェにレンタル移籍している身です。来シーズンの去就については、マルティン・アンセルミ新監督が買い取りや再レンタルを望んで彼を構想に入れるかどうかにかかっていますが、最終的な決定権は契約元のローマが握っています。サンガレ自身はエルチェでのプレーに大きな喜びを感じており、クラブへの愛情を次のように語りました。
『こんな契約を結べるなんて、僕にとっては夢のようだ。家族や大切な人たちと一緒に、自分の家にいるように感じている。何年も前はエルチェでプレーするなんて考えたこともなかったけれど、今はこのチャンスをもらえて、ここにいられることが本当に嬉しい』
『彼らが僕を獲得するのかどうか確証はなかったけれど、エルチェが僕を望んでくれるなら、100パーセントここに残るつもりだったというのもはっきりしていたよ』
(via Estadio Deportivo)
ブバ・サンガレのU-19スペイン代表での挑戦
エルチェでの活躍が認められたブバ・サンガレは、パコ・ガジャルド監督の目に留まり、現在U-19スペイン代表としてU-19欧州選手権に参加しています。エルチェの選手がこの大会に参加するのは、2017年のゲオルギ・ルセフに次いでクラブ史上わずか2人目という歴史的な快挙です。
サンガレはスペイン代表のロッカールームの素晴らしい雰囲気と、大会に向けた熱い意気込みを次のように語っています。
『信じられないようなグループだ。みんなここにいられてとても満足しているし、幸せだけど、同時にすごく集中している。僕たちは全力でいくよ。ウェールズに行って勝つために練習しているんだ。僕たちはスペイン代表で、常に勝つために戦うようにできている』
(via Estadio Deportivo)
アレイクス・フェバスがセルタへフリー移籍
移籍市場における選手の動向として、ミッドフィルダーのアレイクス・フェバスがエルチェを退団し、セルタ・デ・ビーゴへ加入したことが確認されました。フェバスはエルチェとの契約を満了し、フリートランスファーで新天地へと渡っています。セルタは現在、移籍市場において慎重な動きを見せており、ベテランのイアゴ・アスパスの契約延長と並んで、エルチェからフリーで獲得したこのフェバスの加入が、現時点で具体化している数少ない補強の一つとなっています。
(via Estadio Deportivo)
元監督セバスティアン・ベッカセセがエクアドル代表で歴史的快挙
かつてエルチェで指揮を執ったセバスティアン・ベッカセセ監督が、国際舞台で大きな注目を集めています。ベッカセセ監督は2023-2024シーズンに2部のエルチェを率いましたが、シーズン終盤の悲惨な結果により、トップ6のプレーオフ進出圏外に終わるという苦い経験をしました。
しかし、現在エクアドル代表の監督を務めている彼は、アメリカ・メキシコ・カナダで共同開催されているワールドカップにおいて見事な手腕を発揮しています。グループステージ最終戦でワールドカップ優勝4回を誇る強豪ドイツ代表と対戦したエクアドルは、開始2分で先制される苦しい展開を強いられましたが、2-1で見事な逆転勝利を収めました。これによりエクアドルはグループ3位ながら好成績を収め、国として史上2度目となる決勝トーナメント(ベスト32)進出という歴史的な快挙を成し遂げました。
試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、ベッカセセ監督はベンチ裏のスタンドへ向かって走り出し、フェンスに飛び乗って家族やエクアドルのサポーターたちと涙ながらに抱き合って喜びを爆発させました。エルチェでは望むような結果を残せなかった指揮官ですが、世界最大の舞台で国を背負い、新たな歴史を刻んでいます。
(via SPORT)
【本日の総括】
サラビア監督の退任とアンセルミ新監督の就任という大きな転換期を迎えたエルチェ。ローマからのレンタル延長が注目されるブバ・サンガレはU-19代表で躍動し、フェバスはセルタへ移籍。また、元監督のベッカセセがW杯で歴史的勝利を挙げるなど、クラブ内外で新旧の顔ぶれが話題を提供しています。