マルティン・アンセルミ新監督の就任と戦術思想

エルチェCFは、エデル・サラビア前監督の退任に伴い、アルゼンチンのブエノスアイレス出身の新指揮官マルティン・アンセルミを招聘して新たな時代へと舵を切りました。アンセルミ新監督はこれまでに、クルス・アスル、ポルト、ボタフォゴといった国内外の名門クラブで確かな手腕を発揮してきた実績を持ちます。彼は前監督がチームに植え付けたポゼッションベースのサッカースタイルを尊重しつつ、5-2-2-1のフォーメーションを基盤とした、より柔軟で強固な組織構築を目指しています。今回のエルチェでの挑戦は彼にとって初のスペインでの指揮となり、LALIGA EA Sports残留という最大の目標を果たすため、ピッチ内外で徹底した戦術の浸透と規律の強化に日々取り組んでいます。(via ElDesmarque)

新シーズンの予想スタメンと各ポジションの陣容

新シーズンにおけるアンセルミ体制の理想的なイレブンは、各ポジションで非常に明確な役割分担がなされています。守護神には監督と同郷の実力派マティアス・ディトゥーロが君臨。3バックは、オーストリア人のダビド・アッフェングルーバー、カディスCFからの買取オプションが行使され完全移籍となったビクトル・チュスト、そして絶対的なキャプテンであるペドロ・ビガスの3人が強固な盾を形成します。右ウイングバックには若きタレントのブバ・サンガレ、左ウイングバックにはヘルマン・バレラが配置される予定です。中盤の底は、正確なゲームメイクが持ち味のゴンサロ・ビジャールとマルク・アグアドがダブルピボットを組み、退団したアライクス・フェバスの穴を最小限に抑える役割を担います。2シャドーの右側ではグレイディ・ディアンガナとテテ・モレンテが、左側ではルーカス・セペダとポルトガル人のマルティム・ネトが激しくレギュラーを争い、1トップには昨季2部ブルゴスで11ゴール3アシストを挙げたエースのフェル・ニーニョが据えられます。(via ElDesmarque)

アトレティコから期待の若手MFハビ・モルシージョを完全移籍で獲得

移籍市場では、中盤の攻撃力を劇的に引き上げるための非常に重要な補強を完了させました。アトレティコ・マドリードの若き逸材である20歳のミッドフィールダー、ハビ・モルシージョを、移籍金120万ユーロで完全移籍にて獲得。この契約には、将来モルシージョが他クラブへ移籍した際に発生する移籍金の50パーセントをアトレティコ側が受け取るという条件が含まれています。エルチェと2031年までの5年という長期契約を交わしたモルシージョは、昨季アトレティコBでフェルナンド・トーレス監督のもと29試合に出場し、トップチームでも5試合に出場した実績を持つ期待の星です。ベルギーのファマリカンやアンデルレヒト、スペイン国内のレバンテなども彼の獲得を熱望していましたが、本人はエルチェのプロジェクトを最優先に選んでおり、アンセルミ監督も彼を即戦力として高く評価しています。(via Mundo Deportivo)

移籍市場における新たな補強ターゲットの動向

新シーズンの開幕に向けて選手層を極限まで厚くするため、フロント陣はさらなる補強ターゲットとの交渉を進めています。左ウイングバックのバックアップおよび競争を促すため、現在はフリーエージェントとなっているデイベル・マチャドの獲得に向けて具体的な条件提示を開始しました。また、攻撃に創造性をもたらす存在として、ブライトンに所属するアルゼンチン人ミッドフィールダー、ファクンド・ブオナノッテの期限付き移籍での獲得も画策しています。さらに、セビリアやラージョ・バジェカーノといった他クラブも動向を注視しているアタッカー、アドリアン・エンバルバの獲得調査も進められており、市場閉幕の瞬間まで妥協のない戦力強化の動きが継続されます。(via ElDesmarque)

プレシーズンの調整状況と新シーズン開幕戦の日程

プレシーズンを通じてチームの練度を高める調整試合では、コルドバCFとオリーバで対戦し、GhailanとCarracedoのゴールによって2-2の引き分けで終えるなど、実戦感覚を取り戻すための有益なステップを踏んできました。

エルチェの記念すべきLALIGA EA Sports開幕戦は、8月17日の月曜日21時から、ホームスタジアムであるマヌエル・マルティネス・バレーロにデポルティーボ・ラ・コルーニャを迎えて開催されます。さらに、続く試合スケジュールとして、8月23日(日曜日)の21時30分から、ホームでエルチェを迎えてリーグ初戦を戦うFCバルセロナの対戦相手となることも決定しており、アンセルミ監督はこれらの大一番に向けた最終調整に入っています。なお、昨季ローンで加入していたラファ・ミルは、契約満了に伴って所属元のセビリアへとレンタルバックされた後、さらにギリシャのアリス・サロニカへと放出される形でチームを離れました。(via SPORT / via ElDesmarque / via Esport3)

【本日の総括】

エルチェCFは新指揮官マルティン・アンセルミのもと、5-2-2-1の洗練されたシステムをベースに、若き才能ハビ・モルシージョの電撃獲得や、マチャドら即戦力獲得に向けた活発なアプローチを進めています。8月17日のデポルティーボ戦でのラ・リーガ開幕、そして8月23日のバルセロナ戦に向け、ポゼッションとインテンシティを融合させた新ギャラクティコ体制の基盤構築は着実に最終段階へと進んでいます。