偽9番として覚醒したネルソン・デオッサの残留決意とチーム内での熱狂的な支持
今夏の移籍市場で最初に売却され、ブラジルのヴァスコ・ダ・ガマへの移籍が確実視されていた26歳のコロンビア人MFネルソン・デオッサの立場が劇的に変化しています。昨夏に1170万ユーロの移籍金で加入したものの、初年度は公式戦28試合無得点と期待を裏切り、私生活の噂もあってファハルドSDからは放出リストの最上位に置かれていました。しかし、前線不足に悩むマヌエル・ペレグリーニ監督がプレシーズンに彼を「偽9番(トップ)」として起用したところ、見事な大覚醒を遂げました。ドイツでのシュポルトフロインデ・ロッテ戦でのPK獲得とゴールを皮切りに、オリンピック・リヨン戦、さらにアルセナル戦では素晴らしいスーパーゴールを突き刺し、パブロ・フォルナルスへの見事なアシストも記録。プレシーズン合計3ゴールを挙げ、チームの最多得点者に躍り出ました。この素晴らしいパフォーマンスと、誠実なトレーニング態度により、デオッサ自身も『ベティスにもう1シーズン残り、ここで自分を証明したい』と残留の熱意をクラブに直訴しました。チーム内でも彼を支持する声が渦巻いています。新加入のファクンド・ベルナルは『本来ミッドフィールダーなのに前線で素晴らしい仕事をしている。去就の噂に関係なく、彼は完全にベティスに集中している』と絶賛。さらに、同胞のクチョ・エルナンデスも『彼は間違いなく素晴らしい選手。複数のポジションでチームを助ける能力があり、彼が競い合うことは私にとっても大きな刺激になる』と最大の賛辞を贈りました。ペレグリーニ監督も、内部的に『CLを戦う今シーズンのプロジェクトに、デオッサの存在は極めて有用だ』とフロントに残留を強く進言しています。クラブも現時点では売却を望まない方向へ傾いていますが、市場が閉まるまでの2週間の間に、プレミアリーグなどのクラブから想定以上の巨額オファーが届いた場合には、経営上の理由から100%売却を拒絶できるわけではないのが現状です。(via Estadio Deportivo)