クラブの歴史を塗り替える挑戦
デポルティーボ・アラベスは、今夜のオササナ戦でクラブ創設100年以上の歴史において、これまで一度も成し遂げたことのない前人未到の偉業に挑みます。もしこの試合で勝利を収めることができれば、開幕4試合で「勝ち点10」を獲得することになり、これはクラブの歴史において過去最高のスタートダッシュを記録することになります。
現在、チームは開幕から3試合を戦い、2勝1分と未だ無敗をキープして勝ち点7を積み上げています。昨シーズンの過酷な戦いから教訓を得たチームは、同じ過ちを繰り返さないために強固な守備を構築してきました。実際に今シーズンの失点は、第2節のラージョ・バジェカーノ戦で許したわずか1点のみ。ホームのメンディソルサではヘタフェを3-0、ビジャレアルを1-0で下し、完全なクリーンシートを維持しています。
今節対戦するオササナも同じく勝ち点7で並んでおり、お互いに無敗を誇る今シーズンのサプライズチーム同士の直接対決です。さらに、この試合の結果や他会場の状況によっては、アラベスがラ・リーガの首位に立つ可能性すら残されています。まさに歴史的な一日となる可能性を秘めた一戦が、今夜キックオフされます。(via Mundo Deportivo / Estadio Deportivo)
11年におよぶホームの呪縛
絶好調のアラベスですが、今夜の対戦相手であるオササナには、ホームのメンディソルサにおいて信じられないほどの苦手意識、すなわちジンクスが存在します。実はアラベスは、本拠地メンディソルサで行われたオササナ戦において、過去7試合にわたり一度も勝利を挙げることができていません。
最後にホームでオササナから勝ち点3を奪ったのは、なんと11年も前となる2015-16シーズンのセグンダ・ディビシオン(スペイン2部リーグ)第8節まで遡らなければなりません。ラ・リーガ1部の舞台でも、この厚い壁が立ちはだかり続けてきました。
しかし、ピッチ外に目を向けると、このカードは両クラブのサポーター同士が非常に良好な友好関係を築いていることで知られています。今夜の試合を前に、バスクの首都ビトリアの街中やスタジアムの周辺は、両チームのファンが入り交じり、まるでお祭りのような温かい熱狂に包まれる予定です。サポーター同士が友情を分か分かち合う美しい光景が広がる一方で、ピッチ上では11年ぶりの呪縛を解き放つための、火花散る熱い闘いが繰り広げられることになります。(via Mundo Deportivo)
満身創痍のスクランブル布陣
この歴史的な一戦に向けて、チームは非常に厳しい状況、まさに満身創痍のスクランブル体制を強いられています。守備陣ではFIFAの制裁によりファクンド・ガルセスが引き続き第12節まで出場できない状態が続いており、前線では筋肉系のトラブルによりトニ・マルティネスが先発を外れることが決定しています。さらに追い打ちをかけるように、中盤の要であったミケル・ロドリゲスが右膝前十字靭帯断裂という大怪我を負い、長期離脱を余儀なくされました。
しかし、この最大の危機こそが、新たなスター誕生の舞台となります。ミケル・ロドリゲスの代役として、今夜のオササナ戦では経験豊富なデニス・スアレスが満を持して先発メンバーに名を連ねる見込みです。また、前線では今シーズンすでに2ゴールを記録し、かつての最高の輝きを取り戻しつつあるマリアーノ・ディアスがトニ・マルティネスの代役を任されます。
マリアーノは、身体的な不安を抱えながらも無事にデビューを果たし、さらなる貢献を誓うアルゼンチン人FWルーカス・ボジェと強力な2トップを組むことになりそうです。守護神アントニオ・シベラを中心としたリーグ最少失点(1失点)の堅守をベースに、この新布陣がどのような輝きを放つのか注目が集まります。
対戦相手のオササナもまた負傷者に悩まされており、アイマル・オロス(左大腿二頭筋負傷)やホルヘ・エランド(左内転筋負傷)らが欠場します。一方で、移籍最終日に加入したフランス人FWロマン・デル・カスティージョがデビューを果たす可能性があり、前線にはPKで2ゴールを挙げているアンテ・ブディミルが君臨します。ラ・リーガ最少失点(1失点)を誇る両チームによる、意地とプライドが激突する戦いです。
指揮官のキケ・サンチェス・フローレス監督も、昨シーズンの残留争いでの苦しみから得た教訓を胸に、強気な采配で勝利をもぎ取る覚悟です。監督やチームは『昨年の残留争いでの苦しみから、私たちは多くのことを学びました。今シーズンはあのような苦難を絶対に繰り返したくはありません。目の前の一戦一戦に魂を込めて戦うだけです』と並々ならぬ強い決意を秘めています。(via Mundo Deportivo / Estadio Deportivo)
【本日の総括】
今夜18:30キックオフのオササナ戦は、アラベスにとって100年以上の歴史を塗り替えるチャンスであり、11年間のホーム未勝利ジンクスに終止符を打つ戦いです。負傷者続出のスクランブル体制ですが、デニス・スアレスや復活を期すマリアーノ・ディアスら新布陣がメンディソルサの熱狂を背に、新たな伝説の一歩を踏み出します。
