カンファレンスリーグ・プレーオフでのパルチザンとの死闘日程が決定:再オープンするコリセウムの新しいスタンドで迎える運命の第1戦

ヘタフェCFは、新シーズンに欧州カップ戦であるカンファレンスリーグに参戦することが決定しており、スペイン勢として最も早く欧州の舞台で初陣を飾るチームとなります。昨シーズン、ヘタフェはホセ・ボルダラス監督の指揮下で素晴らしいシーズンを送り、最終節にルイ・ミジャの劇的な決勝ゴールでオサスナを1-0で下したことで、勝ち点51の7位でフィニッシュし、この欧州への切符を手にしました。

グループステージ(リーグフェーズ)へ進むためには、予選のプレーオフを突破する必要がありますが、その対戦相手がセルビアの歴史ある名門パルチザン・ベオグラードに正式に決定しました。パルチザンは、予選3回戦においてカザフスタンのトボル・コスタナイと対戦し、第1戦を3-0、第2戦を1-2、合計スコア5-1という圧倒的な強さで退けてプレーオフへと勝ち上がってきました。これまでにルクセンブルクのウナ・シュラッセンも撃破しています。トボルとの第2戦では、元ヘタフェのDFステファン・ミトロヴィッチがゴールを決め、パルチザン側の勝利を決定づけました。

この注目のプレーオフ第1戦は、8月20日の木曜日にヘタフェのホームであるコリセウムで開催されます。現在コリセウムは大規模な改修工事を進めており、この試合が新しく設置されたスタンド(グラウンド席)をお披露目する記念すべき初めての公式戦となります。第2戦は、その1週間後となる8月27日の木曜日に、パルチザンの本拠地であるベオグラードのパルチザン・スタジアムで行われます。両試合ともにキックオフは現地時間21時00分となる見込みです。

パルチザンのホームスタジアムは、相手サポーターの熱狂的な声援によって訪れる敵チームを飲み込む絶対的な地獄と化すことで知られており、ヘタフェにとっては、第1戦のコリセウムにおいていかに優位な結果を掴み取れるかが、6シーズンぶりとなる欧州本戦出場への極めて重要な鍵となります。なお、ヘタフェはこのプレーオフ第1戦を戦う前に、ラ・リーガの開幕戦としてメンディソロサでデポルティーボ・アラベスとのアウェー戦を戦い、さらにプレーオフの合間にはレーシング・サンタンデールとのリーグ戦を消化するという、極めてタフで過酷なスケジュールに臨むことになります。(via ElDesmarque)

元大エースのエネス・ウナルが電撃的に完全移籍で復帰:ボーンマスとの極秘の取引スキームと長期離脱したウチェの穴を埋める役割

ヘタフェは、過去にクラブの絶対的な得点源として大活躍したトルコ代表FWエネス・ウナル(29歳)を、イングランドのボーンマスから完全移籍で再獲得したことを公式発表しました。

ウナルは2020年の夏にビヤレアルからヘタフェに加入し、2024年の1月まで在籍しました。この間、公式戦109試合に出場して36ゴールをマークし、クラブの直近の歴史において最も優れた攻撃リーダーとして君臨、クラブ史上6位の歴代得点者としてその名を刻んでいました。その後、2024年初頭に1650万ユーロという高額な移籍金でプレミアリーグのボーンマスへと旅立ちましたが、イギリスでは相次ぐ大怪我に見舞われるなど本来のコンディションを取り戻すことができず、厳しい適応不全に苦しんでいました。

今回、ウナルとヘタフェは2029年6月までの3シーズンにわたる長期契約を結びました。この電撃的な再獲得の裏には、両クラブ間の極めて特殊な財務取引スキームが存在しています。実はボーンマスは、以前にウナルをヘタフェから獲得した際の設定移籍金を未だ全額支払っておらず、多くの未払い金が残されていました。そのため、ヘタフェは実質的に移籍金を支払うことなく彼を買い戻すことに成功しました。ただし、今後の契約合意の一環として、ボーンマスはウナルの将来的な転売時の20%の権利を保持し、さらに今後の特定の目標やパフォーマンスに応じたボーナスとして、最大150万ユーロをボーンマス側へ支払う可能性があるという条件が盛り込まれました。

ボルダラス監督は以前からウナルの能力と献身性を誰よりも高く評価しており、彼の復帰を最も熱望していた張本人です。今回、プレシーズン中のモナコとの親善試合において、新戦力のクリスタントゥス・ウチェが右膝前十字靭帯を断裂するという悲劇的な大怪怪を負い、長期離脱が確定したため、攻撃陣に即戦力の得点源を確保することが何よりも優先されていました。ウナルの獲得にはセビージャFCも非常に関心を示し、レンタル移籍での獲得を試みていましたが、ボーンマス側が完全売却の形を強く要求したこと、そしてウナルの設定給与が極めて高額であったため、セビージャは獲得交渉を断念。結果的にヘタフェがウチェの穴を埋める最高の補強スターを手に入れる形となりました。

ウナルは自身の復帰に際し、クラブの公式SNSを通じてサポーターへ温かいメッセージを発信しました。

『こうしてまた自分の家族と一緒に自宅へ戻ってくることができて、本当に幸せに感じています。そしてコリセウムでまたみんなと会えることを今から本当に心待ちにしています』(via Estadio Deportivo)

コロンビア代表DFヨハン・モヒカをマジョルカから完全獲得:左サイドバックの経験不足を補い代表での地位維持を目指す決意

ヘタフェは、エネス・ウナルの復帰を発表した直後、同日中にさらなる補強として、コロンビア代表の左サイドバックであるヨハン・モヒカ(33歳)をRCDマジョルカから完全移籍で獲得したことを正式に発表しました。

モヒカの移籍金は、マジョルカがセグンダへ降格したことに伴う選手整理と資金回収の必要性から、およそ50万ユーロという極めて安価な金額に設定されました。マジョルカは2年前にビヤレアルからモヒカを約150万ユーロで獲得しており、今回の売却によってその投資の一部を実質的に回収する形をとりました。モヒカの契約は来シーズンを戦うための1年間となります。

モヒカはまもなく8月21日に34歳を迎える大ベテランですが、その卓越したキャリアの中でラ・リーガにおいて通算225試合に出場し、3ゴールをマークするなど、スペインフットボール界を誰よりも知り尽くす実力者です。これまでスペインで、ラージョ・バジェカーノ、バホドリード、ジローナ、エルチェ、ビヤレアル、オサスナ、マジョルカと渡り歩いており、今回のヘタフェは彼にとってスペイン国内で8つ目の所属クラブとなります。さらにイタリアのアタランタでの半年間のプレー経験も持ち、今夏に開催されたW杯2026においてもコロンビア代表として大活躍を披露したばかりです。

今回の移籍市場において、モヒカに対してはブラジルの名門サントスFCなどが強い関心を示し、獲得に向けた調査を行っていましたが、具体的な公式オファーには至りませんでした。モヒカ自身は、引き続きコロンビア代表の絶対的な主力として君臨し、今後控える重要な代表戦での立場を維持するためには、ヨーロッパのトップレベルのリーグ戦において高いインテンシティで戦い続けることが必要不可欠であると考えていました。この自身の代表にかける熱い不退転の決意が、スペインの第1部リーグに属するヘタフェへの移籍を決断する決定的な要因となりました。

現在のヘタフェの左サイドバック陣は、若い下部組織出身のダビンチのみが所属しているという極めて手薄で経験値の足りない状況でした。そのため、国際舞台でも百戦錬磨の実績を誇るベテランのモヒカが加入したことは、サイドバックの層の薄さを完全にカバーし、将来性と即戦力の経験値を高いレベルで融合させるための完璧なピースとなります。(via SPORT)

【本日の総括】

ヘタフェCFの男子サッカーチームは、カンファレンスリーグ・プレーオフでのパルチザン・ベオグラードとの死闘日程が決定したと同時に、かつての大エースであるエネス・ウナルの完全復帰とコロンビア代表DFヨハン・モヒカの電撃獲得という、クラブの歴史に残る完璧なメガ補強デーを完遂しました。大ケガを負ったウチェの穴を埋めるウナルの得点力と、左サイドに強固な強度と経験をもたらすモヒカの加入は、目前に迫るアラベスとの開幕戦、そして6シーズンぶりとなる欧州本戦の舞台に向けて、ホセ・ボルダラス監督のチームにこの上ない自信と狂気的なまでの戦闘力をもたらすはずです。