新星ザビリが爆発!わずか21分間でハットトリックを達成した歴史的一夜

この歴史的な夜の主人公は、間違いなくモロッコ人FWヤシル・ザビリでした。今夏にレンヌからの買取オプション付きレンタルで加入したばかりの彼は、今回のエルチェ戦で自身初の先発出場のチャンスを掴むと、前半15分、21分、36分のわずか21分間の間にハットトリックを達成する神がかり的な大爆発を見せました。

1点目は前半15分、相手GKディトゥロがバックパスを足元でコントロールミスした隙を見逃さず、ザビリが電光石火のプレッシングでボールを強奪してそのまま無人のゴールへ蹴り込みました。続く21分には、相手守備陣のクリアミスを突いてイニゴ・ビセンテが極めて正確なスルーパスを送り、これに抜け出したザビリが冷静にゴール右隅へ沈めて2点目。さらに勢いは止まらず、36分にはロングボールに対するエルチェのサンガレの守備の乱れを突いたビセンテがピンポイントクロスを上げると、ザビリが美しいシザーズボレーシュートで合わせてネットを揺らし、ハットトリックを完遂しました。エル・サルディネーロのファンは完全に熱狂の渦に包まれました。

ザビリは新加入時の入団発表の場で『今シーズンの目標は10ゴール』と宣言していましたが、なんと初めて先発した1試合だけでその目標の3割を達成してしまいました。1部リーグにおいてラシンの選手がハットトリックを達成したのは、2008-09シーズンのバレンシア戦(2-4)でチテが決めて以来となります。また、これはラシンの1部リーグの歴史において通算36回目のハットトリック記録となりました。

モロッコU-20代表としてワールドカップを制し、決勝でも2得点を挙げた経歴を持つザビリですが、昨季後半に所属したレンヌではわずか6試合の出場に留まっていました。しかし、ラシンのスポーツディレクターであるチェマ・アラゴンが彼の天性の才能を信じて個人的な強い推薦により獲得。見事にその大博打が最初のチャンスで最高の形で証明された夜となりました。(via MARCA)