若手冷遇批判を一刀両断 アギーレ監督が語るカンテラーノ活用サイクルと過去35人デビューの実績

アギーレ体制の発足以降、一部のメディアや周囲から浮上していた「ベテランを優先し、若手カンテラーノの起用を控えているのではないか」という批判に対し、ハビエル・アギーレ監督が記者会見の場で正面から反論し、自身の育成哲学と明確な起用サイクルを明かした。

アギーレ監督は自身の長い指導者キャリアを引き合いに出し、『私はこれまでに率いてきた6つの異なるクラブで、実に30人から35人もの若い下部組織出身選手をトップチームでデビューさせてきた実績がある。私がカンテラーノを信用していない、あるいはチャンスを与えないという指摘は全くの誤解であり、事実に反する』と一刀両断した。

指揮官が提示した若手起用のロジックは非常に合理的だ。トップチームのベンチに座らせたままで出場機会が得られない状態が続くと、若手選手の成長に必要な「試合勘」や「実戦感覚」が失われてしまう。そのため、トップチームで出場機会がない週末には、積極的にBチーム(VCFメスタージャ)の公式戦に出場させ、実戦の中でパフォーマンスを維持させる方針を徹底している。

その上で、トップチームの負傷者の状況、サスペンション、あるいは相手チームとの戦術的噛み合わせに応じて、状態の良いカンテラーノをトップチームの招集リストへ引き上げる循環サイクルを構築している。現に、最新のビジャレアル戦でも、契約延長を果たしたばかりのダビド・オトルビをはじめ、アアロン・マヨールやアイマル・ブラスケスといった新鋭がしっかりと招集メンバー入りを果たしている。

また、今夏加入したハーヴェイ・エリオットなどの新戦力についても触れ、『選手たちに戦術的なツールや選択肢を与えるのが私の役割だ。ピッチ上で最終的な決断を下すのは選手自身であり、イージーなパスミスや決定機での判断ミスはトレーニングと意識改革で改善していくしかない。チームには勝利によるメンタル面の解放が必要だ』と分析。チーム全体の精神状態は非常に前向きであり、1つの勝利がきっかけとなって大きく開花すると確信していることを強調した。(via ElDesmarque)