アコル・アダムスの売却が遂に決着、ヴェネツィアへ移籍
⚽️ ナイジェリア人ストライカーのアコル・アダムスが、セリエAに昇格したヴェネツィアへの移籍を受け入れた。移籍金は固定1680万ユーロに、最大で2350万ユーロまで増額する可能性のある変動ボーナスが追加される条件で合意に達している。変動ボーナスのうち残りの300万ユーロは達成がやや複雑なものの、到達基準の多くは比較的容易であり、契約期間中に達成可能であるため、クラブは総額2000万ユーロ超の収入を確実視している。契約期間は2030年6月までの4年間で、パフォーマンスに応じた5年目のオプションが付随する。
⚽️ クラブ間の合意は1週間以上前に得られていたが、本人がオリンピック・マルセイユやプレミアリーグからのオファーを待っていたため手続きが遅れ、その間もセビージャのチームメイトと共にトレーニングを続けていた。ただし、ルイス・ガルシア・プラサ監督が指揮を執ったここ2回の親善試合やポーランド遠征には怪我のリスクを避けるために参加していなかった。アダムスは火曜日にイタリアへ渡ってメディカルチェックを受け、最終的な契約手続きを完了させた後、木曜日にはドロミテ山脈の麓ファルカーデで行われているヴェネツィアの合宿に合流する予定だ。
⚽️ 2025年1月にモンペリエから500万ユーロで加入した彼は、最初の半シーズンこそ怪我に悩まされたものの、昨季は才能を開花させて10ゴール4アシストを記録した。この売却によってセビージャは1000万ユーロ以上のキャピタルゲインと約1500万ユーロの利益を手にする。(via Estadio Deportivo)
タンギ・ニアンズの退団と新加入選手の登録問題が解決へ
⚽️ フランス人ディフェンダーのタンギ・ニアンズが、ゼロコストでフランスのリールへ移籍することが決まった。将来の売却益を得られるパフォーマンス変数が設定されており、この放出によってサラリーキャップにおいて合計約550万ユーロの節約が実現する。
⚽️ アコル・アダムスの売却とニアンズの契約解除は、クラブの財政にとって非常に重要な安堵を意味する。これにより、セビージャは深刻な経済状況によってストップしていた新戦力のラ・リーガへの選手登録手続きを進めることが可能になる。今夏加入したジョン・グリディ、フアン・イグレシアス、アルナ・サンガンテの3選手が正式に登録され、ホセ・イグナシオ・ナバーロ・スポーツディレクターによるチームの再編成が本格的に動き出す。(via Estadio Deportivo)
ヴラホディモスの再レンタルが確定、給与負担の舞台裏
⚽️ ホセ・イグナシオ・ナバーロSDの優れた交渉手腕により、ニューカッスルからオディッセアス・ヴラホディモスの再レンタルが実現した。ニューカッスルは当初、完全移籍での売却による資金調達を望んでいたため、クラブ内でもヴラホディモスを失ったという見方が広がっていた。
⚽️ しかし、ギリシャ代表GK本人がセビージャ以外のオファーを一切受け入れないという最後通牒をニューカッスルに突きつけたことで状況が一変した。これによりニューカッスルは行動の余地を失い、予想よりも早く新たなレンタルの合意が促進され、プレシーズンの初めからチームに合流することができた。
⚽️ ヴラホディモスのニューカッスルでの年俸は約370万ユーロであり、これはセビージャの支払い能力を大きく超えている。セビージャは昨季の負担割合(20%未満、約6分の1)から引き上げ、今季はその約30%に当たる100万ユーロ強を支払うことで合意した。給与の大部分は2シーズン連続でイギリスのクラブが負担することになる。厳しいサラリーキャップの中でも、正ゴールキーパーの確保という最優先課題を見事にクリアしている。(via Estadio Deportivo)
構想外選手の厳しい現実、カルドソらが全体練習から除外
⚽️ ルイス・ガルシア・プラサ監督の来季のプロジェクトから外れたファビオ・カルドソ、フェデ・ガットーニ、ジョアン・ジョルダンの3選手が、トップチームの全体練習から外され、別メニューでの調整を命じられるという厳しい措置を受けている。
⚽️ カルドソの側近は、チームメイトと一緒に練習する機会を奪うクラブの決定に対して選手が非常に悲しんでいると不満を隠さないものの、ジョルダン陣営が検討しているようなAFE(スペインサッカー選手協会)への告発は現時点では考えておらず、今後数週間は様子を見る方針だという。契約解除に向けた交渉が行われているという噂も否定している。
⚽️ アントニオ・コルドンの手によってFCポルトからゼロコストで加入したカルドソは2027年までの契約を残しているが、出場時間は5試合の計388分に留まり、ガルシア・プラサ監督の下では一度も出場機会を与えられなかった。スペイン国内での移籍は難しいと見ており、昨季レンタルでプレーしたUAEのアル・アインなど中東への移籍を前向きに検討している。退団は8月中に決着する見込みだ。(via Estadio Deportivo)
アドリア・ペドロサも退団へ、左サイドバックの再編
⚽️ 昨季エルチェへラファ・ミルと共にレンタル移籍し、30試合に出場した左サイドバックのアドリア・ペドロサもチームの構想外となっている。彼はプロ意識を持って全体練習に参加し、プレシーズンの試合でも背番号3をつけてプレーしているが、クラブは弱体化した経済を再建し続けるために彼の給与枠を解放する方針だ。
⚽️ かつてのような高給もエルチェでのパフォーマンスもクラブを納得させるものではなく、来季の左サイドバックはガブリエル・スアソと、獲得がほぼ完了しているフリオ・ディアスの2名で構成される予定である。残り2年の契約を残すペドロサは、大怪我を負う前に見せていたレベルを取り戻すための新たな移籍先を代理人と共に模索している。(via ElDesmarque)
ルベン・バルガスの市場価値高騰とエンバルバ獲得の可能性
⚽️ スイス代表のルベン・バルガスは、ワールドカップでの目覚ましい活躍により市場価値が倍増した。2025年冬に250万ユーロで加入した同選手に対し、セビージャは現在2000万ユーロに達するオファーを待っている状態だ。プレミアリーグのクラブが関心を示しており、バルガス自身も大型契約とスポーツレベルでのステップアップを望んでいる。聞くに値するオファーが来ない限り、クラブは彼をチームの一員とみなしている。
⚽️ このバルガスやアルフォン・ゴンサレス、チデラ・エジュケらの退団に備え、アルメリアに所属する34歳のアドリアン・エンバルバが代役候補としてリストアップされている。1部復帰を逃したアルメリアは高年俸選手の放出を迫られており、エンバルバの契約にはラ・リーガのクラブが給与の全額(ネットで約100万ユーロ弱)を負担すればゼロコストでのレンタル移籍が可能になる条項が含まれている。
⚽️ 代理人事務所の「Sports and Management」は、プーマスUNAMのルベン・ドゥアルテ(元アラベス)の交渉の際に、同じく顧客であるエンバルバを逆オファーした。現時点でのセビージャの最優先事項はフォワードの補強に集中しているが、条件次第では獲得に動く可能性がある。
⚽️ また、ホアキン・マルティネス(オソ)に対してマリナキス・グループから届いた800万ユーロのオファーはクラブによって拒否されたが、純利益となるフアンル・サンチェスやキケ・サラス、さらにルシアン・アグメらも依然として移籍市場に出ている。(via Mundo Deportivo)
セビージャが再びヒヨコを育てる方針へ転換か
⚽️ クラブは経済的な再建を進めるため、他クラブの有望な若手選手をレンタルで受け入れて育成する、いわゆる「ヒヨコを育てる」方針を再び取り入れる構えだ。かつては売却益が出ないこの手法には賛否があったが、セルヒオ・レギロンの輝かしい成功例などが後押しとなっている。
⚽️ 特にアコル・アダムスが退団したフォワード陣では、ホセ・イグナシオ・ナバーロSDが新たに2人のストライカーを獲得する必要に迫られている。限られたサラリーキャップの中で大きな賭けを行う余裕はないため、ゼロコストまたは低コストでの若手選手のレンタルは、チームの質を高め、ゴールや守備の貢献を通じて残留や予想外のヨーロッパ大会出場権獲得に向けた重要な鍵になると考えられている。(via ElDesmarque)
医療スタッフの再編、就任わずか7ヶ月で責任者を解任へ
⚽️ セビージャは移籍市場だけでなく、医療スタッフの再編にも着手している。昨年12月にスポーツ医学およびパフォーマンスのディレクターとして就任したばかりのアントニオ・トラムジャスが、わずか7ヶ月で解任されることが決定した。バルセロナやサウジアラビアサッカー連盟、アスパイア・アカデミーでの豊富な経験を持つ同氏だったが、クラブは関係を断ち切る判断を下した。
⚽️ 後任には、サンティアゴ・ベルナベウでの負傷者続出を受けて数週間前にレアル・マドリードの医療チームから解雇されたフェリペ・セグラが浮上しており、現在交渉が進められている。クラブからの公式発表はまだないが、数日中にも詳細が明らかになる見通しだ。(via ElDesmarque)
プレシーズンの動向、ポーランド遠征と次戦の予定
⚽️ チームはプレシーズンの調整を順調に進めている。金曜日からポーランドのクラクフへ遠征し、土曜日と月曜日に現地でトレーニングを実施した。日曜日にはKSクラクビアとの親善試合をこなし、月曜日の午後にセビージャへ帰還した。
⚽️ 火曜日はオフとなり、水曜日の朝9時からトレーニングを再開する。木曜日の21:00には、コルドバとの親善試合である「トロフェオ・プエルタス・デ・コルドバ」が控えており、新シーズンに向けた戦術の浸透が図られている。(via Estadio Deportivo)
クラブOBの小ネタ:ヘスス・ナバスの祝辞とジョレンテの新たな挑戦
⚽️ 元セビージャのレジェンドたちの話題も届いている。2010年ワールドカップ優勝メンバーであるヘスス・ナバスは、ロス・パラシオス・イ・ビジャフランカで開催されたファビアンとガビのワールドカップ優勝祝賀会に出席した。スピーチの中で彼は『16年経った今でも、これは鳥肌が立つような出来事だ。世界チャンピオンになるのがどんな気分か知っているし、それを達成した二人の友人がいることをとても嬉しく思う。外から見ていると、ピッチの中にいる時よりも緊張するものだ。最初の星から長い時間が経ったが、つい最近まで一緒にいた二人の仲間が今回それを達成してくれて嬉しい』と喜びを語った。(via Estadio Deportivo)
⚽️ また、同じく元セビージャのフェルナンド・ジョレンテは、モルディブで開催されるサマーキャンプ「Learn with Legends」の指導者として、若者たちにサッカーと経験を伝える新たな挑戦を始めている。(via SPORT)
【本日の総括】
アダムスの売却とニアンズの退団により、長らく停滞していた新戦力の登録問題が遂にクリアされました。ヴラホディモスの再レンタルやエンバルバ獲得の噂など、厳しい台所事情の中でもナバーロSDの堅実な手腕が光っています。一方でカルドソら構想外選手への厳格な対応も目立ち、ガルシア・プラサ新体制への移行が急速に進む一日となりました。