新スタジアム「ノウ・メスタージャ」のビジネスプラン詳細

2027年7月の稼働を目指す新スタジアム「ノウ・メスタージャ」への移転準備が、建設や会員管理、商業・レジャーの面で最終段階に入っている。Legends社と提携して実施されるビジネスプランは、スタジアム稼働直後から収益を3倍に引き上げることを目標としている。

コマーシャル&マーケティングディレクターのホルヘ・ガルシア、ゼネラルディレクターのハビエル・ソリスらはPodcast番組に出演し、その詳細を語った。ガルシアは、『投資する1ユーロごとに、我々が設定した3つの戦略的柱の少なくとも1つに役立つようにすると決めた。1つ目は、訪問者にとって忘れられない体験になること。2つ目は、ビジネス観光とホスピタリティの巨大なスペースとなり、365日活用できるようにすること。サッカーがない340日間も利益を生むようにすべてが考えられている。そして3つ目は、テクノロジーを駆使したスタジアムにすることだ。今ならテクノロジーがより身近で、より強力になっている』と新スタジアムの展望を明かした。

さらに、『我々には地中海のライフスタイルという、他とは異なるポジティブな要素がある。スペイン中部やイングランド北部のクラブには言えないことだ。我々の生き方、食べ方、お祭りの祝い方、建築様式は他とは違う。スタジアムにはこれを伝え、地中海のライフスタイルを反映させたい』と独自性を強調した。

Legends社との提携によるビジネス計画では10の柱を定義しており、年間シート保持者を現在の4万人から5万人に増やす計画だ。特にホスピタリティ部門での拡大が著しく、現在の1000席未満(販売は約500席)から6500席以上へと大幅に増加する。また、ネーミングライツ(命名権)についても言及し、『2027年に新しくてモダンなスタジアムをオープンする機会は、メスタージャと共にブランドを呼び込むチャンスでもある。「Nou」という言葉を消して、メスタージャの横にブランド名が残るようにするというアイデアだ』と構想を明かした。

スタジアム内には大型オフィシャルショップやツアー、ミュージアムも併設される。企業イベントの誘致も重要な柱であり、『新スタジアムにはイベント用に特化した8つ以上の部屋がある。年間25日間の記者会見を行う講堂もあるが、それ以外の日はプレスルームではなく、講堂として機能する』と説明。通りに面した商業スペースについては、『4つのうち3つは365日営業する地中海料理のレストランに、もう1つは我々のショップになる。商業スペースはすべてレジャーと飲食を目的としたものになり、スーパーマーケットなど体験というコンセプトに反するものは望んでいない』と語った。(via ElDesmarque)

【本日の総括】

最終節バルセロナ戦で欧州大会への切符を狙うバレンシア。カニサレスからの痛烈な批判や負傷者の多さ、ベルトランの退団濃厚といった不安定な要素を抱えながらも、ウーゴ・ドゥロを中心にチームはメスタージャでの勝利に燃えています。一方で来季の編成や「ノウ・メスタージャ」への移行ビジネスプランも着々と進行しており、クラブにとって大きな転換期を迎えています。