セルヒオ・ラモス ヘタフェCFが元スペイン代表CBの獲得へ交渉中

ヘタフェCFのアンヘル・トーレス会長が、無所属となっている40歳の元スペイン代表ディフェンダー、セルヒオ・ラモスの獲得に向けて代理人と交渉中であることを認めた。実績十分の大物ベテランがラ・リーガへ復帰する可能性が浮上したことで、現地メディアやファンの間で大きな注目を集めている。

ことの発端は、ヘタフェCFの会長がラジオ番組のインタビューにおいて、セルヒオ・ラモスの実兄で代理人を務めるルネ・ラモスと直接会談を行った事実を明かしたことだ。クラブは獲得の機会があれば移籍を実現させる意向を示しており、選手側との交渉ルートはすでに確立されている。

しかし、チームを率いるホセ・ボルダラス監督の補強方針においては、中央の守備陣よりも手薄なサイドの攻撃職種が最優先課題とされる。現在クラブには6人のセンターバックが在籍しており、現時点での緊急性は高くないものの、獲得候補リストに名前が残り続けている状況だ。

40歳のセルヒオ・ラモスは、2025年末にメキシコのモンテレイを離れて以降は所属クラブがない状態にある。公式戦の出場は2025年12月6日に行われたトルーカ戦が最後となっており、約10か月間の実戦ブランクが存在する。

それでもヘタフェCFは、今夏に2027年6月30日までの契約で右サイドバックのダニ・カルバハルを獲得しており、大型補強の成功体験を持つ。かつてレアル・マドリードで共に黄金期を築いた元同僚がチームにおり、この存在が交渉を後押しする要素となっている。

取材に対して会長は『彼らの代理人と話をした』と認めつつ、『現在6人のセンターバックがおり監督はウイングを求めているが、リストには入っている』と語った。さらに『1月の市場も含めて事態が変わる可能性はある』と付け加え、冬の移籍市場での獲得にも含みを持たせた。

この話題をめぐっては、メディアによって捉え方に若干の食い違いが見られる。ElDesmarqueは「センターバックの層が厚いため優先度は低い」という会長の発言を強調し、慎重な姿勢を報じた。その一方でEstadio Deportivoは「獲得に向けた具体的な交渉が前進している」と伝え、移籍実現への期待感を前面に押し出している。

つまり、ヘタフェCFは即戦力補強としての緊急性よりも、市場の好機を活かしたベテラン獲得の可能性を探っている段階だと言える。この動きが示すのは、UEFAカンファレンスリーグ参戦も見据えるクラブが、経験豊富な実力者を加えてチームの格を引き上げようとしている野心だ。冬の移籍市場が開く1月に向けて、クラブの構想変更と守備陣の再編が次の焦点となる。(via ElDesmarque / Estadio Deportivo)