カンテラの希望:ユースリーグ決勝進出とスーパーロペス率いる若き才能たち

トップチームが苦境にあえぐ中、下部組織(ラ・ファブリカ)は眩い光を放っています。フベニールAはローザンヌで開催されたUEFAユースリーグの「ファイナルフォー」準決勝で、パリ・サンジェルマン(PSG)をPK戦の末に破り、見事に決勝進出を果たしました。

チームを率いるのは「スーパーロペス」の異名をとるアルバロ・ロペス監督です。彼は昨シーズン、カデテAを率いてアル・カス・トーナメント決勝でPSGを3-0(デル・ピノ、ルメートル、ブガリンのゴール)で粉砕しました。今シーズンはフベニールCで15戦15勝を記録し、フベニールAの監督に就任してからも18戦17勝。リーグ戦では破竹の26連勝を飾り、公式戦63試合で61勝という驚異的な戦績を誇っています。PSG戦後、監督は次のように語りました。

『サッカー選手として、あるいはコーチとして、私たちの人生で最も幸せな日の一つだったと思います。彼らに伝えた重要なことは、私たちはまだ何も成し遂げていないということです。私たちはユースリーグで優勝するためにここに来ました。決勝に進出したことは素晴らしいことですが、まだ仕事は終わっていません』

この劇的な勝利の立役者となったのが、19歳のゴールキーパー、ハビ・ナバロです。彼はシャビ・アロンソ監督によって、クルトワ、ルニン、フラン・ゴンサレスに次ぐチャンピオンズリーグの第4GKとして登録され、ミュンヘンでのバイエルン戦に帯同していました。トップチームの敗退という重い空気を背負いながら、午前4時にマドリードへ到着し、休む間もなく午前9時半にはローザンヌへ飛び立ちました。彼は恥骨炎により1月末から2ヶ月間離脱し、4月2日に復帰したばかりでしたが、試合中に2度の決定的なセーブを見せ、PK戦では見事に3本のシュートをストップ。同じ施設で練習するティボー・クルトワからもSNSで「Grande Javi!」と最大の賛辞を贈られました。ハビ・ナバロは元々はフォワードでしたが、12歳の時にマドリード州選抜(エルネスト・コトルエロ・グラウンド)の練習でアダルベ所属として注目を集め、レガネスとの争奪戦の末、2019年のセマナ・サンタにマドリードへ加入した逸材です。現在の代理人はコケと同じGesport Espizuaが務めています。

そして、もう一人のヒーローが左サイドバック兼ウイングのリベルト・ナバスケス(19歳)です。彼は61分から途中出場し、見事な同点ゴールを決め、PK戦でもキッカーとして成功を収めました。彼はカスティージャで7試合(2G1A、直近のオウレンセ戦でも76分に同点弾)、レアル・マドリードCで17試合(1A)、フベニールAで4G9Aと、複数のカテゴリーを股に掛けるノマドです。今季ユースリーグのユベントス戦(1-0)でも決勝点を挙げ、昨シーズンのアトレティコとのダービーでは、71分からの出場で83分にマルセロの息子エンツォのヒールパスから決勝ゴールを奪っています。指揮官たちが困った時に頼る「インフルエンサー」として、あらゆる場所で決定的な仕事を遂行しています。

木曜日には、欧州杯で4回の優勝を誇る伝説的ディフェンダー、ホセ・エミリオ・サンタマリアの訃報という悲しいニュースがありました。悲しみに包まれるクラブにおいて、彼らカンテラの躍進は、未来への大きな希望となっています。

(via MARCA, AS)

【本日の総括】

トップチームはCL敗退や監督・選手の対立など深刻な構造的危機と大刷新の波に直面しており、ビニシウスの去就やアラベス戦でのファンの反応に大きな注目が集まっています。一方で、チュアメニが示す困難に立ち向かう精神や、スーパーロペス監督率いるフベニールAのユースリーグでの歴史的躍進など、クラブの底力と未来への希望も確かに息づいています。