JJ・ガブリエル 16歳の新星争奪戦でバルサやレアルに1000万ユーロ要求

マンチェスター・ユナイテッドの下部組織を離脱する意向を表明した16歳のイングランド人アタッカー、JJ・ガブリエルを巡り、FCバルセロナやレアル・マドリードを含む欧州4大クラブとの獲得交渉が本格化している。まだプロでの実績がない10代前半の選手でありながら、獲得のために総額1000万ユーロ規模という破格の契約条件が提示されていることが大きな話題を呼んでいる。

マンチェスター・ユナイテッドで異次元の才能を発揮してきたガブリエルは、同クラブとのファーストプロ契約を拒否し、国外への移籍を模索し始めた。選手側はすでにバイエルン・ミュンヘン、PSG、レアル・マドリード、AND FCバルセロナの施設や幹部との直接面談を完了させており、争奪戦は最終局面に突入している。イギリスのEU離脱に伴う移籍制限を回避するため、母親のルーツであるキプロスのパスポート取得手続きを進めている点も移籍を後押しする要素となっている。

SPORT紙が確認した交渉条件によれば、代理人のアリ・バラット氏と選手家族は、3年間の契約期間中に支払われる年俸100万ユーロ超の給与をはじめ、代理人手数料、家族への補償金、さらにはマンチェスター・ユナイテッドへ支払う育成補償金を含めて最低1000万ユーロの投資を求めている。マンチェスター・ユナイテッド側は法闘争も辞さない構えを見せていたため、交渉は水面下で極秘に進められている。資金力を誇るバイエルンやPSGも猛アタックをかけているものの、家族側の強い意向としてスペイン・ラ・リーガへの移籍を優先したい意向が保たれているという。

この動きが示すのは、将来の金字塔となり得る超逸材に対して、巨額の先払いリスクを冒してでも獲得に動くメガクラブ同士の過熱したスカウティング競争の実態だ。キプロスパスポートの発行手続きが完了次第、バルサとレアルのどちらが意中のプロジェクトとして選ばれるかが決定的な焦点となる。(via SPORT)