【警察の過剰介入への波紋
前節(第1節)にエルチェのホーム、マルティネス・バレーロで行われた試合の開始前に、現地に駆けつけたバルセロナの未成年サポーターがカタルーニャの独立旗である「エステラーダ」を警察に没収された上、暴力を振るわれて拘束されるという事件が発生しました。この警察による強権的な対応は、サッカー界に大きな波紋を広げ続けています。
バルセロナはこの過剰な警察介入に抗議する姿勢を示すため、直近のアスレティック・ビルバオ戦で予定していたスペイン代表選手たちへの「公式オマージュ」を急遽中止するという極めて重い決断を下しました。
このクラブの決断に対し、当事者であるバルサの若手ディフェンダー、パウ・クバルシ選手が国営テレビ局(TV3)の取材に対して自身の思いを明かしました。
『あれはクラブとしての重大な決断であり、私はそれに全面的に同意します。エルチェで起きたような出来事は、フットボールの場、そして社会において二度と繰り返されてはならないことです。あの場面では明らかに警察による過剰な力の行使がありました。クラブは正式に抗議の声明をリリースしましたし、今はその訴えに対する警察側の回答を注視しているところです。』
さらに、オリンピック世代のチームメイトでもあるヨアン・ガルシア選手も、この事態について次のように語り、クラブの断固たる姿勢を後押ししています。
『エルチェで目にしたような暴力沙汰は、フットボール界において最も見たくない光景の一つです。クラブがあのような形で強硬な措置を取り、抗議を示したことに対して、私たち選手全員が100パーセントの力でその意思を支持しています。』
この事件の影響は試合会場であるエルチェの枠を越え、警察の過剰な警備体制や人権問題に対するフットボール界全体での抗議運動へと広がりを見せています。 (via SPORT)
【本日の総括】
前節のバルセロナ戦で衝撃的な大敗を喫したエルチェCFですが、本日は仕切り直しとなるラシン・サンタンデール戦が敵地で控えています。かつて1部リーグにおいて一度も勝利したことがない「鬼門エル・サルディネロ」という非常に困難な舞台ではありますが、アンセルミ監督のもと、堅実な5-2-3システムを維持しながらチームが一丸となり、待望の今季初勝利をもぎ取ることが期待されます。また、ピッチ外でも前節の警察介入問題が尾を引く中、選手たちは強い結束を示して今夜のピッチに全てをぶつけます。