新天地メキシコへ到着したカルロス・アルバレス、名門での決意表明と背番号「8」に懸ける並々ならぬ覚悟
メキシコの名門クラブ・アメリカへの移籍が正式決定したカルロス・アルバレスが、土曜日に現地メキシコシティに到着しました。空港では多くのファンや現地メディアに囲まれ、スター選手並みの熱狂的な歓迎を受けることになりました。新たな冒険に向けて非常に高い期待とモチベーションを胸に抱く彼は、かつてシウタ・デ・バレンシアで見せたような輝かしい足跡を、新天地のスタジアムでも残す意気込みを強く見せています。
彼は新クラブの公式チャンネルにて、その強い思いを語りました。
『とても楽しみにしており、モチベーションも非常に高いです。このクラブだけでなく、メキシコという国についても知りたい。好奇心でいっぱいで、きっと大好きな場所になると確信しています。そんな直感がするのです』
今回の移籍を後押ししたのは、現在ベティスでプレーし、かつてクラブ・アメリカで5シーズンにわたって素晴らしい活躍を見せたアルバロ・フィダルゴでした。アルバレスは事前に彼からアドバイスをもらったことを明かしています。
『フィダルゴと話をしましたが、信じられないほど素晴らしいクラブだと言ってくれました。すべての面で力になるとも言ってくれました。彼とは個人的な面識はありませんでしたが、とても素晴らしい人物だと感じました。今回の件をきっかけに話すようになり、本当に良かったです』
アルバレスが新天地で着用するのは、カルロス・レイノソ、アルベルト・ガルシア・アスペ、そしてフィダルゴといった歴代のレジェンドたちが背負ってきた、クラブの歴史の中で非常に名誉ある「背番号8」です。その重みをしっかりと理解している彼は、決意を口にしました。
『このユニフォームは美しく、本当に素晴らしい。早く袖を通したくて仕方ありません。本当に最高です。誇りと犠牲の精神、そして何よりも大きな責任を持ってこの番号を背負います。クラブにとって歴史的な背番号であることは十分に承知しています』 (via SPORT)
「第二の我が家」への感謝と未練、カルロス・アルバレスがレバンテへ残した感動の惜別メッセージ
電撃退団したカルロス・アルバレスは、自身のSNSを通じてレバンテのファン、チームメイト、そしてクラブスタッフ全員に向けて、涙を誘う感動的な別れのメッセージを投稿しました。彼は自身の歩みと、クラブへの深い愛情を振り返っています。
アルバレスは、レバンテでの最初の1歩を以下のように回顧しています。
『あの2023年8月12日に私はレバンテに到着しました。実家を初めて離れる、20歳になったばかりの若者にプロサッカーでプレーする機会を与えてくれたのです。本当に夢が叶った瞬間だったので、昨日のことのように覚えています。成長したいという熱意、高いモチベーション、そして誰よりも働く姿勢を持って到着しました。何よりも、幼い頃に思い描いていた夢に近づいているという希望がありました。その後に経験したこと、私をまるで我が家のように感じさせてくれたクラブとファン、一生の宝物となる素晴らしい仲間たち、そしてもちろん、昇格!を夢見ることはありませんでした。クラブを本来あるべき場所に戻すこと、それこそが目標だったのです』
さらに、レバンテでの3年間で最も心に残る瞬間として、あの忘れられない5月25日の昇格決定のドラマを挙げています。
『たくさんの美しい思い出があり、一つを選ぶのは非常に難しいですが、もし選ばなければならないなら、間違いなく、あの5月25日に栄光を味わった瞬間です。あの試合、あの瞬間、何年も前のポストに嫌われた悔しさ、そしてあの96分。あの魔法の96分間が、過去に経験した苦しみのすべてを完結させてくれました。あれは私たちのリベンジであり、最初の選手から最後のサポーターまで、全員で成し遂げたものだったのです』
彼は、陰でチームを支えてくれたスタッフ全員に対しても、惜しみない感謝の意を表しています。
『用具係、医師、理学療法士、清掃スタッフ、寮のスタッフ、代表者、庭師、テクニカルスタッフ、チームメイト、そしていつも私に笑顔を向けてくれたクラブ関係者のすべての人に感謝を伝えてここを去ります。私にとって第二の我が家でした。永遠の感謝を捧げます』
最後に、サポーターへ向けてプロとしての誇りと決意を語り、手紙を締めくくりました。
『クラブを本来あるべき場所に残して去るにあたり、全力を尽くしたという曇りのない、すっきりとした心境で去ります。常に努力し、すべてを捧げました。自分自身を改善しようと努めましたが、何よりもこの3年間で出会ったすべての人々に対して、できる限り最高の人間でありたいと思って過ごしてきました。これから私の人生の新たなステージが始まります。さらなる夢を追いかけ、サッカー選手として、また一人の人間として成長していきたい。常にあなたたちのことを心に刻んでいます。レバンテ万歳!君たちの「ペルーサ」カルロス・アルバレスより』 (via Estadio Deportivo)
敵地ラ・ロサレダの呪縛を解けず、守護神 Mathew Ryan のPK阻止で勝ち点1を死守したマラガ戦
アウェイのラ・ロサレダで行われた第4節マラガ戦は、両守護神がスーパーセーブを連発する激しいバトルの末、0-0のスコアレスドローに終わりました。レバンテにとって、またしてもラ・ロサレダは鬼門の地としての壁が立ちはだかる形となりましたが、守護神マシュー・ライアンの神がかった活躍により、なんとかアウェイでの勝ち点1をもぎ取ることに成功しました。
試合は、開始早々の1分未満、マラガのディフェンスの不用意なバックパスの乱れを突いて、レバンテのアルゼンチン人FWチアゴ・フェルナンデスが決定機を迎えました。GKアルフォンソ・エレーロと1対1になるものの、ここは相手キーパーの足を使った果敢なブロックに防がれ、先制の絶好機を逃します。
ピンチを切り抜けたマラガは徐々にペースを掴み、7分に左サイドから送られたクロスがレバンテのナチョ・ペレスの開いた右腕に直撃。主審は躊躇なくペナルティマークを指しました。しかし、ここでレバンテのゴールを守るライアンが圧倒的な存在感を見せます。PKキッカーを務めたチュペの放った中央へのシュートを完全に読み、両拳で力強くブロック。こぼれ球をチュペが再び押し込みゴールネットを揺らしたものの、その直前にデラを腕で突き飛ばすファウルがあったとして、ゴールは取り消されました。
その後もマラガの波状攻撃を粘り強い守備で防ぎ続ける中、レバンテもセットプレーからチャンスを作ります。デラが30メートルほどの距離から放った破壊力抜群の直接フリーキックは、わずかにクロスバーをかすめる惜しいシュートとなりました。
後半に入り、プレッシングの強度を高めたレバンテは一転して敵陣に攻め込みます。コーナーキックからの混戦の中、ナチョ・ペレスがゴール至近距離から強烈なボレーシュートを放ちましたが、これはマラガのキーパー、エレーロの驚異的な反射神経によるセーブに阻まれました。終盤は両チームともに交代策を用いて打開を図るも決定力を欠き、勝ち点を分け合いました。これでレバンテは4試合を終えて、1勝2分け1敗の勝ち点5となりました。
殊勲のライアンは、PK阻止の場面についてこう語っています。
『相手が中央に蹴ってくるような感覚がありました。事前に対策を練って情報を仕入れるのは好きですが、相手もこちらが分析していることを知っています。心理戦でしたが、今日はそれがうまくハマりました。本当ならキャッチして弾きたかったのですが、主審がファウルを吹いてくれて幸運でした』
さらにライアンは、このドローという結果について納得の表情を浮かべています。
『すべての試合で勝ちたいですが、今日のゲームは勝利がいかに難しいかを証明しています。後半は前半よりもパフォーマンスが向上し、ナチョのチャンスもありましたが相手キーパーが素晴らしいセーブを見せました。両チームともゴールの前で少し冷静さを欠いていましたが、現状で持ち帰れる最善のものを持ち帰ることができたと感じています』 (via AS / SPORT)
指揮官ルイス・カストロが認めた戦術的な「遅れ」、後半の修正と期待の新星ヤニス・ムスアイのデビュー
試合後の会見に臨んだルイス・カストロ監督は、前半の戦術的な戸惑いと、その後の修正について極めて冷静かつ率直な分析を行いました。アウェイでの勝ち点1に対して、一定の評価を与えつつも、自身の指導面への課題についても悔しさを滲ませています。
カストロ監督は試合展開を以下のように振り返りました。
『良いスタートを切ることはでき、チアゴが1分目に決定機を迎え、ナチョのチャンスや、普段ならブルグエが決めるようなシーンもありました。しかし、苦しむ戦いになることは分かっていた。前半は守備の調整に時間がかかってしまい、我々の配置に対して相手が異なるプレッシングを行ってきたため、状況を正しく把握するのに時間がかかった。ハーフタイムに選手たちと改めて話し合い、後半の立ち上がりは良くなりました。最後の数分間は相手が上回っていましたが、前半は互角であり、シュート数でも同じくらいでした。敵地スタジアムで、あのファンの熱気の中で手にした勝ち点1は決して悪くありません』
また、対戦相手がこちらの想定と異なる戦術で挑んできたことに対し、自身の指示が不十分であったと語っています。
『相手のスタメンを見た際、彼らが何か違うやり方をしてくることは分かっていた。選手たちにはそれを理解するよう事前に準備させ、取り組んできましたが、もしかしたら私の指示の出し方を変えるべきだったのかもしれません。私の立場から、もっと明確に説明すべきでした。後半に選手たちはそれをしっかりと理解し、一時は我々の時間が作れました。最後は、相手がサポーターの熱い後押しを背に、気持ちを前面に押し出して戦ってきたため、押し込まれることになりました』
この試合では、新加入の18歳の若きディフェンダーであるレケナや、60分にイバン・ロメロに代わってピッチに立ち、デビューを果たしたベルギー人FWのヤニス・ムスアイといった新戦力が起用されました。指揮官は彼らの適応具合を肯定的に評価しています。
『レケナはプレー時間は短かったが、我々が求めていたタスクを完璧にこなしました。ヤニスは素晴らしい才能の持ち主で、見事なボールさばきや動きを見せてくれました。まだこのリーグのインテンシティに順応している最中ですが、今日のプレーは十分に良いものでした。チャンスそのものは多くありませんでしたが、2人とも本当によくやってくれました』 (via MARCA / SPORT)
緊迫したピッチ外の闘い、カストロ監督が明かす警告処分の真相とマンディへの不当なカードに対する抗議
ピッチ上だけでなく、ベンチ付近や試合終了後の審判団との間にも、張り詰めた緊張感が漂う一幕がありました。特に、カストロ監督に提示されたイエローカード、そして試合終了後にDFアイサ・マンディに下された警告処分について、指揮官が会見の場でその裏舞台を詳しく明かしました。
カストロ監督は82分に受けたイエローカードについて、審判を全面的にリスペクトしていることを前提としつつ、不満を漏らしています。
『私はすべての人間をリスペクトしていますし、審判も間違えることはあります。私は第4審判に対して、グラウンドからボールが投げ落とされてピッチに落ちてきたため、トリアンがすぐにスローインを投げられなかったと伝えただけです。それを理由に警告を受けました。もし誰かがボールを拾うためにピッチ内に入ってきてスローインを行っていたら、時間稼ぎとして選手がイエローカードを受けていたかもしれません。私はただそのゲーム上の状況を提示しただけなのです。常にリスペクトを持って審判とは話しています。昨年も、ベンチ全体の責任を負う形で2、3枚のイエローカードを受けましたが、ピッチに手を振り回して飛び出すような真似は決してしませんし、全員をリスペクトしています』
また、試合直後に主審への直接の抗議によってイエローカードを受けたマンディについても、言葉遣いに問題はなかったとして彼を強く擁護しました。
『彼は主審に対して、相手選手に首を叩かれたのにファウルが宣告されなかったと言いに行ったのです。マンディは何も失礼な言葉は使っていませんし、普通に不満を伝えただけでした。しかし、今のフットボールでは、選手が主審と議論することが許されない場面が多すぎます。彼のキャラクターや話し方からして、誰かを侮辱したわけではないことは確かです。決して、泥棒呼ばわりするような発言はしていません』 (via MARCA)
【本日の総括】
カルロス・アルバレスの感動的な惜別と新天地での熱い決意が報じられる中、チームは難敵マラガを相手にアウェイで勝ち点1を死守。前半の守備調整に苦しむも、守護神ライアンのPKセーブと後半のシステム調整で見事に対応しました。新加入ヤニス・ムスアイらのデビューなど新体制への適応が進む中、チームは今後さらなる連携強化を目指します。
