レアル・マドリードC 巨額投資も得点力不足で降格圏に低迷
レアル・マドリードの育成組織に属するサードチーム、レアル・マドリードCが、セグンダRFEFで深刻な得点力不足に陥り、降格圏の最下位に沈む厳しい戦いを強いられている。昨夏に多額の資金を投入して枠を買い取った経緯があるだけに、再び下位カテゴリへ後退するリスクはクラブの育成戦略全体を揺るがす深刻な問題となっている。
チームは昨シーズン、ビクトル・セア前監督のもとで4部リーグ30位に終わり、入れ替え戦でエストレポーナに敗れてスポーツ面では5部のテルセーラRFEFへの降格が決まっていた。しかしクラブは昨シーズン末、給与不払いに伴うCDアレンテイロの行政降格によって生じた空き枠を獲得するため、38万462.16ユーロという大金を支払ってセグンダRFEFの枠を買い取り、デスクワークによってカテゴリを維持した。
レアル・マドリードにとって、ユベニールAからレアル・マドリードCを経てトップチーム予備軍のカスティージャへとステップアップする構造は、若手の成長を担保する上で不可欠な道筋と位置づけられている。そのため、高い競争レベルを確保するために約40万ユーロの投資を敢行することは、育成組織の価値を守るための戦略的決定であった。
ところが、新たにマーク・カラスコ監督を迎えてスタートした今季は、開幕から5試合を消化して3引き分け2敗の勝ち点3にとどまり、グループCの最下位に甘んじている。特に攻撃陣の停滞は深刻であり、グアダラハラ戦で記録したPKによる1ゴールのみで、いまだに流れの中からの得点を奪えていない。
スペインの1部から5部まで全カテゴリーを見渡しても、シーズンを通じてわずか1得点に留まるのはラス・パルマスBやアムリオなど6チームのみだ。一方でユベニールAはUEFAユースリーグやインターコンチネンタルカップを制し、カスティージャも昨季は2部昇格プレーオフに迫った。こうした実績と比較しても、現在のセグンダチームの不振は極めて異例の事態といえる。
テルセーラRFEFへの再降格は、若き才能たちが厳しい実戦を通じて経験を積む機会を失わせることを意味している。つまり、クラブが投じた巨額の投資を無駄にしないためにも、一刻も早い攻撃陣の再編と勝利の獲得が求められているということだ。(via SPORT)