ペドロ・カルバハル カスティージャを救う土壇場同点弾
レアル・マドリード・カスティージャに所属する18歳のスペイン人フォワード、ペドロ・カルバハルが、UDイビサ戦で土壇場に同点ヘディングゴールを決め、チームに価値ある勝ち点1をもたらした。アウェイで苦戦が続くチームにあって、土壇場で見せた若きストライカーの勝負強さは、今後の攻撃陣におけるポジション争いに大きな影響を与える一撃となった。
カン・ミセスで行われたアウェイ戦において、フリアン・ロペス・デ・レルマ監督率いるカスティージャは、立ち上がりの13分に相手のペドロ・オルティスに強烈な中距離シュートを叩き込まれ、早々に先行を許す苦しい展開となった。イビサの鋭いプレッシャーと素早い移行攻撃に苦しみ、守護神メストレによる間一髪のセーブがなければ点差を広げられていてもおかしくない試合内容であった。
後半に入り、ロベルト・マルティンやレイヴァを投入して攻撃のギアを上げたチームは、60分に決定的な場面を迎える。ロベルト・マルティンの絶妙なスルーパスからダニ・カルバハルが抜け出して強烈なシュートを放ったものの、ボールはクロスバーを直撃。さらに、こぼれ球を押し込もうとしたヤニェスの詰めも実らなかったという。
それでも背番号9を背負う若きストライカーは集中力を切らさず、80分に左サイドからディエゴ・アグアードが送ったピンポイントのクロスに完璧なタイミングで頭で合わせ、ゴールネットを揺らしてみせた。MARCA紙が守護神メストレの健闘とダニ・カルバハルの勝負強さを高く評価した一方で、SPORT紙はイビサ側の決定力不足に救われた側面を強調するなど、両媒体の視点には若干の違いが見られた。
カスティージャは今季もアウェイでの勝利を掴めておらず、守備の脆さと決定力不足という課題を依然として抱えたままだ。前節のダービー勝利で掴みかけた勢いを完全な連勝へとつなげることはできなかったものの、敵地で勝ち点を拾い上げた根性は評価に値する。
本拠地アルフレド・ディ・ステファノ以外での戦い方に苦しむチームにおいて、土壇場で泥臭く結果を残した若きFWの存在価値は急速に高まっている。つまり今回のゴールは、チームが抱えるアウェイでの不振を打破し、上位進出へ向けて攻撃の軸を確立するための貴重な一歩となったことを示している。(via SPORT / MARCA)