前半の苦戦とティボー・クルトワの奮闘:機能しなかった戦術と識者からの猛酷評
🧤 試合最終盤の奇跡的な劇勝とは裏腹に、前半のレアル・マドリードのパフォーマンスは極めて危機的な内容でした。ガスペリーニ監督率いるローマのハイプレスと高いインテンシティに対し、立ち上がりから完全に後手に回る展開が続きました。開始1分にはスウレに決定的な場面を作られ、5分にはエルモーソの至近距離からのシュートをティボー・クルトワが驚異的な反応で防ぎ、11分にもディバラのシュートがポスト横を掠めるなど、ティボー・クルトワのビッグセーブがなければ前半だけで大量失点を喫していてもおかしくない有様でした。
📉 ジョゼ・モウリーニョ監督が採用したチュアメニとバルヴェルデのダブルピボットは相手の中盤に完全に飲み込まれ、自陣からのビルドアップが完全に麻痺しました。チームの攻撃プランはティボー・クルトワからの長いボールを前線のヴィニシウス・ジュニオール、ヤン・ディオマンデ、キリアン・エムバペへ放り込む大ざっぱな展開に終始し、中盤がぽっかりと空洞化。さらに前線のヴィニシウス・ジュニオールとキリアン・エムバペが守備に戻らずピッチ上をただ歩いている状態が続いたため、左サイドバックのククレジャや中盤の選手たちが過度な守備負担に晒され続けました。
🎙️ この散漫な戦いぶりに対し、スペインのラジオ中継や現地評論家からは容赦ない批判が噴出しました。COPEのポリ・リンコン氏は『マドリードの何人かの選手の態度が理解できない!なぜこれほど自陣深くに引き籠もっているのか!』と怒りを露わにし、SERのアントニオ・ロロメロ氏も『なんて惨状だ!モウリーニョ体制になってから間違いなく最悪の出来だ。相手を罰する効率だけで立っている状態に過ぎない』と断じたほか、ダニ・ガリード氏は『マドリードは完全にノックアウト状態でキャンバスに沈んでいる』と酷評しました。またハビ・エラエス氏も『ヴィニシウス・ジュニオールとキリアン・エムバペがピッチの上をただ歩いている姿を見るのは、本当に胸が痛む』と、スター選手たちの献身性の欠如を痛烈に批判しました。 (via SPORT)