挑発的パフォーマンスと荒れた幕切れの真相
90分を過ぎてから目まぐるしく展開が変化し、最終的に14分間におよんだアディショナルタイムの騒乱は、相手FWの挑発的な行動とそれに対するスタジアムの激昂が引き金となっていた。
セビージャのFWイサク・ロメロは95分に一時2-3となるゴールを決めた際、レバンテファンが陣取るスタンドに向かって人差し指を口に当て、『静かにしろ』と要求する静寂ジェスチャーを敢行した。国際サッカー評議会(IFAB)の競技規則第12条およびRFEFの懲戒規程では、ゴール祝賀時に『挑発的または過度にあおる行為』を行った選手に対して警告を与えることが厳格に定められており、主審はこのルールに基づきイサク・ロメロにイエローカードを提示した。すでに91分にカードを受けていたイサク・ロメロはこの2枚目で退場となった。
また、同じくゴール祝賀の際に観客席へ向かって挑発的な行動をとったセビージャのフアン・イグレシアスにもイエローカードが提示されたほか、66分にはテクニカルエリアから主審の判定に激しく抗議した敵将ルイス・ガルシア・プラサ監督にも警告が出されていた。
試合後、セビージャのルイス・ガルシア・プラサ監督は記者会見の場で自身も試合終盤にスタンドからのボトル攻撃を受けたと明かし、『ボトルを投げつけるような人間は、ここバレンシアでも、セビージャでも、どのようなスタジアムであっても必ず特定されなければならない』と怒りを露わにして熱弁を振るった。ピッチ内での乱気流に加え、試合前のアディショナルタイム前(月曜昼)には約100名の過激サポーター(ウルトラ)同士が街中で椅子や棒を投げて殴り合う暴動事件も起きており、ピッチ内外で荒れ模様の一戦となった。(via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
セビージャ戦の劇的な引き分け劇の裏で起きた審判記録の誤植問題は、主審の補足文書提出により正式に決着しました。一方で、終盤の過熱したスタジアムで発生したペットボトル投擲事件については、レバンテに軽微な罰金処分が下される見通しです。熱狂と混乱が入り交じる中で、チームは次の戦いに向けた態勢を整えていく必要があります。