タンギ・ニアンズのリール移籍の進捗
タンギ・ニアンズの退団も解決の時を待っています。同選手は数日前にフランスへ渡り、負傷の多さを懸念したリールからの徹底的なメディカルチェックを無事にパスしました。しかし、クラブ間での最終的な合意には至っておらず、リールのオリビエ・レタン会長は新監督の就任会見で次のようにコメントし、不確実な状況を長引かせています。
『我々はまだ話し合いを続けています。いくつかの事柄について交渉中ですが、これ以上のことは言えません』
ホセ・イグナシオ・ナバロSDもこの状況を把握しており、移籍の形式やコスト負担について調整が続いていることを示唆しています。リール側は給与の負担をシェアする形でのレンタル移籍を望んでいますが、セビージャ側は契約解除または完全移籍を希望しています。リールは今週末までに最終的な決定を下す見込みです。
セビージャは、移籍金がゼロであったとしても、2027年まで残っている総額800万ユーロ以上というチーム最高額の給与負担を大幅に削減したいと考えています。セビージャが半分未満を負担し、残りはニアンズ自身の減給とリール側の支払いで相殺するという案が交渉されています。ニアンズの減価償却費はまだ320万ユーロ残っており、これはクラブの損失として計上されることになりますが、給与削減によって他の3選手の選手登録が可能になるという大きなメリットがあります。また、将来的には試合出場数やパフォーマンスに応じた少額のボーナスが得られる可能性も残されています。
ニアンズは休暇後もセビージャに合流せず、移籍先を探すための特別許可を得ていました。これまで彼は移籍を固辞してきましたが、契約が残り1年となったことや、ルイス・ガルシア・プラサ監督の構想外であることを悟り、1年間プレーせずに過ごすリスクを避けるために妥協の姿勢を見せました。
ニアンズは2022年の夏にバイエルン・ミュンヘンから1600万ユーロで加入しました。バイエルンは将来の売却益の22%や5500万ユーロの買い戻しオプションなどを保持していましたが、ニアンズはセビージャでの4シーズンで公式戦わずか62試合(または63試合)の出場、約4000分のプレーにとどまり、3ゴールを記録したのみでした。出場可能な試合よりも負傷で欠場した試合の方が多く、クラブ史上最も失敗した補強の一つであると評価されています。この移籍がどのような形で決着しても、クラブにとっては大きな財政的安堵となるでしょう。
(via Estadio Deportivo / ElDesmarque)