146日ぶりの本拠地帰還戦が前代未聞の26分打ち切り

146日という長い避難生活を経て、ようやくホームのスタジアム・デ・バジェカスに戻ってきたラ・リーガ第8節アスレティック・ビルバオ戦において、サッカー史に残る前代未聞の事態が発生しました。試合開始直後からラウル・マルティン・プレサ会長に対する激しい大ブーイングと『プレサ、今すぐ出て行け』という大合唱が響き渡り、スタジアム内は異様な緊張感に包まれていました。🛈

そして迎えた前半13分、南スタンドを中心とした複数の観客席から一斉に、『ラージョを救え』という抗議メッセージが印刷された大量の紙飛行機と、直径約2センチメートルのプラスチック製ボールがピッチ上へ投げ込まれました。主審のホセ・マリア・サンチェス・マルティネスは即座にプロトコル1を発動して試合を中断。選手やボールボーイ、スタジアム作業員が散乱した障害物を撤去し、約10分後にプレイが再開されました。⚽

しかし24分、再び大量の紙飛行機やプラスチックボール、さらにはペットボトルやパイプ椅子までがピッチ内に投げ込まれる事態となり、主審はプロトコル2を発動して両チームの選手を控室へと退避させました。キャプテンのオスカル・バレンティンやイシ・パラソンが直接南スタンドへ向かい、ファンに自重を求める場面も見られましたが、興奮したサポーターを鎮めることはできませんでした。控室からの再入場後、わずか16秒で再び投げ込みが再発。最終的に実質経過時間26分(アディショナルタイム等を含め開始から52分が経過した時点、スコア0-0)で、警察の安全調整担当官から『安全な試合運営を保証できない』との勧告が出され、試合の完全中止が決定しました。スタジアムには警官隊や機動隊が出動し、ファンはクラブ伝統の歌『ラ・ビダ・ピラタ』を合唱しながら退場するという異例の結末を迎えました。(via MARCA)