エムバペとアルベロア監督の衝突および退任を示唆する記者会見の全貌

オビエド戦(2-0で勝利)において、キリアン・エムバペは100%のコンディションでありながら先発を外れ、残り20分間の出場にとどまった。アルバロ・アルベロア監督から「君はチームの第4のストライカーだ」と告げられたフランス人アタッカーは、試合後のミックスゾーンで怒りをあらわにし、クラブ内部の亀裂を公にしている。

エムバペは次のように語った。

『質問は監督に聞いてくれ… 僕に何を言ってほしいんだい。スタメンで出る準備はできていたけれど、それは監督の決断だ。監督に対して怒ることはできない。常に監督の意見は尊重しなければならないからね』

『僕はここで話す方が好きだ。何も語らず、彼らが何を言っているか知るためにマスコミを見なければならない人たちがたくさんいることは知っている。でも僕は、自分の口から物事を伝える方が好きだ。その方が簡単だし、より明確だからね』

『僕たちにとってはとても辛いことだ。なぜなら、僕たちには構造とプレーのアイデアがあったと感じていたのに… それを失ってしまったのだから』

この背景には、シャビ・アロンソ前監督を巡るロッカールーム内の深刻な派閥争いがある。ヴィニシウス・ジュニオールがアロンソ監督に反旗を翻し、最終的にスペインスーパーカップでのバルセロナ戦敗北を機にアロンソは解任された。アロンソを支持していたエムバペは、ヴィニシウスやジュード・ベリンガム、フェデリコ・バルベルデら「アロンソ反対派」の主力選手たちへの怒りを今も抱えている。実際、オビエド戦のピッチ上でもエムバペとベリンガムの間には連携やアイコンタクトが一切見られず、孤立する場面が目立っていた。アルベロア新監督はヴィニシウスらと良好な関係を築いており、エムバペの今回の発言はアルベロアに対する事実上の宣戦布告である。ジャーナリストのロベルト・ゴメスは、フロレンティーノ・ペレス会長はヴィニシウスとエムバペのどちらをクラブに残すか、究極の決断を迫られていると指摘している。

一方、セビージャ戦(日曜日19時キックオフ、サンチェス・ピスフアン)に向けた前日会見に臨んだアルベロア監督は、わずか7つの質問しか許されない異例の短時間会見の中で事態の沈静化を図りつつ、自身の退任を覚悟した言葉を残した。

アルベロア監督の主な発言は以下の通りである。

『ちょうどここへ上がってくる前にエムバペとすれ違ったんだ。彼には、落ち着いていてくれ、あとは僕が引き受けるから、と伝えたよ』

『彼が言ったことはニュースのように見えるかもしれないが、僕に言わせればもっと自然なことだ。すべて彼とは事前に話していたことだ』

『選手たちが試合に出られない時にどう感じるか、僕には完璧に理解できる。毎日プレーするとはどういうことか、プレー時間が少ないこと、あるいは全くプレーしないことがどういうことか、僕は知っているからね』

『キリアンが先日の状況に満足していなかったことは知っているし、それは僕としても好ましいことだ。彼がプレーしたくないと言う方が理解できないよ。僕にとっては、騒がれているよりもはるかに普通の出来事だ』

『彼が置かれていた状況を考えれば、後半に少しプレーするのがベストだったと思う。もし日曜日に試合がなければ状況は全く違っていただろう』

『何も問題はないし、彼との関係は今までと同じだよ』

プライベートな会話を暴露されたことへの不満については次のように否定した。

『いや、全く傷ついていないよ。選手とプライベートで話す時、僕は彼らがそれを外でコメントすることを恐れていないし、自分の言葉を心から信じている』

『個人的にはプライベートな会話はプライベートのままにしておくのが好きだけれど、彼らがそれを公にすることに不満はない。試合前に彼と話した内容は、その時に君たちへ説明したものと同じだし、これ以上の問題はない』

自身の去就やマドリードでの4ヶ月間については、別れを告げるような言葉を残している。

『僕は4ヶ月前、ここへ来た時はプリメーラRFEF(3部)の監督だった。そしてここを去る日には、レアル・マドリードの監督として、プリメーラ・ディビシオンやチャンピオンズリーグの試合を指揮した監督として去ることになる。同じことを言える監督はそう多くない。僕にとってこの4ヶ月間は素晴らしい経験であり、個人的にもプロフェッショナルとしても巨大な学びだった』

『このエンブレムを守り、毎日君たちの前に立つことも、大きな成長であり修士課程のようなものだった。ここでの仕事が終わる時、僕は成長したという実感だけでなく、穏やかな良心を持って去ることができる』

ファンからの評価については次のように述べた。

『マドリードには何百万人ものファンがいて、賛同してくれる人もいればそうでない人もいる。僕にとって重要なのは、常にファンからの愛情を感じてきたということだ。僕は43歳だが、そのうち20年間をレアル・マドリードの下部組織出身選手、トップチームの選手、アンバサダー、下部組織の監督、そしてトップチームの監督として過ごしてきた。僕が自分の家、自分のクラブだと考えている場所で多くの年月を過ごしてきたんだ。ファンが僕をどう記憶するかについては、本当に愛情をもって思い出してほしいと感じているし、それ以上のことはない』

最も辛かったことについてはタイトル無冠を挙げた。

『このクラブで常に最も難しいのは、勝てない時だ。そしてそれが僕にとって一番辛いことでもある。クラブや選手たちがタイトルを獲得するという目標を達成する手助けができなかったことだ。それが我々が抱える要求であり、我々の肩にかかる多くの人々の夢だ。彼らを助けられなかったことが一番痛感していることであり、この4ヶ月間で僕が抱く最大の失望であることは間違いない』

ロッカールームの崩壊とモウリーニョ復帰の噂については以下のように回答した。

『ロッカールームが統治不能だという意見はあまり理解できないし、少なくとも僕は共有しない。それはレアル・マドリードのロッカールームを定義する言葉ではない。来シーズンの監督についてクラブが決定を下す日は、彼らが適切だと考えるタイミングで発表されるだろう』

『ジョゼについては、僕の人生を通じてどう思っているか非常に明確にしてきた。僕にとっては、彼の教え子として、そして何よりも一人のマドリディスタとして、彼がナンバーワンだと感じ、そう考えている。1ヶ月前にチャンピオンズリーグで彼と対戦した時もそう思っていたし、これからもジョゼは過去も現在も、そして永遠に「ウノ・ディ・ノイ(我々の一員)」であり続けると考え続けるだろう。もし来シーズンここにいるのが彼なら、彼が家に帰ってくるのを見られて僕はとても幸せだよ』

次戦のセビージャ戦については対戦相手を称賛した。

『セビージャは直近の3試合で勝利を収めており、ルイス・ガルシア・プラサという非常に経験豊富な監督の下で非常に良い戦いをしている。彼はセビージャの状況を見事に好転させた。サンチェス・ピスフアンは我々にとって常に期待に胸が膨らむスタジアムだ。レアル・マドリードがそこでプレーする時に作り出される雰囲気や、プレーする上での複雑さがあるからね。スペインで最高のファンの一つであり、偉大なクラブだ。今シーズンのホーム最終戦ということで、ファンを前にレアル・マドリード相手に素晴らしい試合をしたいと彼らは考えているだろう。今回もまた、厳しい戦いになるはずだ』

(via SPORT / ElDesmarque / Estadio Deportivo / MARCA)

トニ・クロースがSNS上のフェイクニュースをたった一言で完全論破

レアル・マドリードのレジェンドであるトニ・クロースが、SNS上で拡散されている自身に関する2つのフェイクニュースに対し、それぞれ「Mentira(嘘だ)」という一言だけで完全に一蹴した。

一つ目は、クロースがユルゲン・クロップに対し、レアル・マドリードの次期監督に就任するよう説得を試みているという情報。これに対してクロースは「Mentira」と即答し、元の投稿者は慌ててメッセージを削除する事態となった。

二つ目は、アルベロア監督の方針に対して不満を漏らしたエムバペに対し、クロースがレアル・マドリードの内部ルールや監督への敬意、そして「エンブレムが第一である」といった厳しい説教を行ったという長文の作り話。これも完璧に構成されたもっともらしい発言として広く拡散されていたが、クロースは無駄な長文や公式声明を出すことなく、同じく「Mentira」というたった一言で事態を即座に収束させた。

(via Mundo Deportivo / MARCA)

エデル・ミリトンとヴィニシウスのコンパニオン疑惑および破局騒動と公式声明

ブラジルのジャーナリスト、レオ・ディアスが、エデル・ミリトンとヴィニシウス・ジュニオールがピラシカバ市からマドリードへ複数の「コンパニオン女性」を呼ぶ手配をしたという情報を報じ、大きな騒動となっている。

ヴィニシウス陣営はこの報道を直ちに否定し、女性たちは両選手の友人らと同伴して渡航し、旅費も女性たち自身が負担したと説明している。しかし、ヴィニシウスのパートナーであったインフルエンサーのヴィルジニア・フォンセカは、オビエド戦をサンティアゴ・ベルナベウで観戦した翌日にInstagramを通じてヴィニシウスとの破局を電撃発表。「関係が意味を持たなくなったため、成熟した愛情をもって関係を終えることにした」と説明しており、タイミングの一致が様々な憶測を呼んでいる。

この事態を受け、ミリトンは自身のSNSで長文の公式声明を発表し、徹底抗戦の構えを見せている。

『私の名前に関してインターネット上で広まっている最近の憶測や告発について、私に帰せられるすべての情報は虚偽であり、いかなる証拠も欠いていることを明確にするためにここに来た』

『現時点において、私は2026年ワールドカップの出場を阻んだケガからの回復に完全に専念しており、さらに家族、特に第一子を妊娠中の妻タイナにすべての注意を注いでいる』

『このすべての状況に恐怖を感じていると告白する。根拠のない告発がもたらした影響と大きさのせいで、妻がいない時は実質的に家から出ない状態にまで至っている』

『もし私の名前が挙げられる具体的な告発が存在するのなら、インターネット上で作り上げられた単なる憶測や早急な判断、物語ではなく、実際の証拠を提示するよう改めて求める』

『虚偽の告発を無責任に拡散することは、私のイメージだけでなく、この不当な暴露によって直接的な影響を受けている私の家族にもダメージを与えるものだ。この非常にデリケートな時期において、敬意と責任、そして共感を求める』

(via SPORT / Mundo Deportivo)

フロレンティーノ・ペレス会長の会見に対する審判組合の提訴とRMTVの反発

フロレンティーノ・ペレス会長が先日開いた異例の記者会見の余波が広がり続けている。会長選の前倒しを発表し、「長年マフィアのように振る舞ってきた」と語ったこの会見に対し、2009年に半年間会長を務めたビセンテ・ボルーダは「もし私に聞くなら、あれは茶番だ。私ならあんなことはしない。手紙一通で十分だった」と痛烈に批判した。

さらに、審判組合(AESAF)は、ペレス会長が会見で審判団を「強盗」「腐敗」「20年間にわたる継続的な汚職犯罪」と表現したことに対し、RFEF(スペインサッカー連盟)の規律委員会へ告発状を提出した。「表現の自由や正当な批判の範囲を逸脱している」というのがその理由であり、規律コード第94条に基づき、最悪の場合は1ヶ月から2年間の資格停止処分が下される可能性がある。ただし、現実的には第106条が適用され、601ユーロから3005ユーロの罰金処分に落ち着く公算が大きい。

一方で、クラブ公式チャンネルのReal Madrid TV(RMTV)は、ハビエル・テバス会長率いるラ・リーガのテレビ中継映像が悪意のある「完全な印象操作」を行っていると猛反発している。オビエド戦の試合前、貴賓席でペレス会長がファンと口論になっているかのような6秒間の映像がSNSで拡散されたが、RMTV側は「会長はファンを怒鳴っていたのではなく、一緒に写真を撮りたがる子供たちの列を整理していただけだ」と説明。「マドリードはすべてを敵に回して戦っている。これは薄汚いネグレイラ・リーグの組織的な陰謀だ」と放送局や他メディアを激しく非難している。

(via SPORT / MARCA / Mundo Deportivo)

オリンピック・リヨンで武者修行を終えたエンドリッキのレアル・マドリード復帰

今シーズン、フランスのオリンピック・リヨンへレンタル移籍していた19歳のブラジル人FWエンドリッキが、レアル・マドリードへ復帰することが確実となった。

リヨンのパウロ・フォンセカ監督が最終節を前にした会見で、エンドリッキの引き留めが不可能であることを認めている。

『エンドリッキがここに残るのは難しいだろう。レアル・マドリードは間違いなく彼を連れ戻したがるはずだ。それはごく普通のことだ』

『彼がここで見せたプレーの後では、レアル・マドリードの選手になる資質があることを証明したと言える』

エンドリッキは出場機会を得るためにフランスへ渡り、自信と実戦感覚を身につけるというレンタル移籍の目的を完全に達成した。日曜日に行われるリヨンでの最終戦を終えた後、月曜日にはマドリードへ戻る予定であり、ワールドカップに向けた準備のためにバルデベバス(レアル・マドリードの練習場)でのトレーニング参加をクラブに要請している。

(via MARCA / Mundo Deportivo)

元レアル・マドリードDFシシーニョが明かす壮絶なアルコール依存症の過去

2005年から2007年にかけてレアル・マドリードでプレーした元ブラジル代表DFシシーニョ(45歳)が、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューで、マドリード時代の壮絶なアルコール依存症の過去を赤裸々に告白した。

シシーニョは次のように語っている。

『私はアルコールで自滅した。すべては13歳の時、友人たちとのパーティーで始まった。ビールを飲んでみて、まるで女性に恋をするかのようにビールに恋をしてしまったんだ。年齢を重ねるにつれて、飲む量は増えていった』

『ボタフォゴ時代には1日にビール20杯とカイピリーニャ10杯を飲んでいた。しかし、レアル・マドリードではさらに状況が悪化したんだ。新しいミチェル・サルガドになるために契約したから、これで永遠にパーティーができると完璧な気分だった。車や服を買い、自宅でパーティーを開いた。マドリードには至る所にパパラッチがいたから、ほとんど外出はしなかった。だから別荘で友人たちと飲んでいた。いつも家にいたよ』

『朝の4時に寝て、朝の8時にはすでに酔っ払った状態でトレーニングに出ていた。出かける前にコーヒーを3、4杯飲み、アルコールの匂いをごまかすためにタバコを1箱吸ったものだ。それでもピッチ上ではとても良いプレーができていた。カペッロ監督でさえ何も疑っていなかったよ』

シシーニョはタトゥーの痛みから逃れるために酔った状態でタトゥーを入れていたことや、ローマ時代には「1日でビール70杯、カイピリーニャ15杯、タバコ2箱」という異常な記録を作ったことも明かした。現在は妻の支えもあって14年間禁酒を続けており、サンパウロでテレビのコメンテーターを務めながら、福音派の牧師への道を歩んでいる。

(via SPORT / MARCA / Mundo Deportivo)

モウリーニョ復帰の噂に対するガイスカ・メンディエタの否定的な見解

レアル・マドリードの次期監督としてジョゼ・モウリーニョの復帰が濃厚とされる中、元スペイン代表のガイスカ・メンディエタがこれに否定的な見解を示した。

メンディエタは次のように語っている。

『彼が優先事項であり、会長の第一候補であると言うクラブに近い人々はたくさんいるが、もし私次第なら、その選択肢を可能なものの一つとしては考慮しないだろう』

『ジョゼ・モウリーニョのレアル・マドリード復帰は驚きだ。時には二度目のチャンスを与えるのはリスクが伴うと思う。私の専門分野でも、それが機能したケースは多くない。それに、彼はもう何年も前の、最初の頃のモウリーニョではない。彼自身を取り巻く状況も大きく変わったと思う』

また、ラウール・ゴンサレスについては「もし今フロレンティーノ・ペレスが電話をかければ彼は行くべきだが、そうはならないだろう。ラウールもシャビ・アロンソの前に自分の時期は過ぎたと理解しているはずだ」と述べている。

(via Mundo Deportivo)

セビージャ指揮官ガルシア・プラサとモウリーニョ&アルベロアの奇妙な因縁

日曜日の19時にキックオフされるセビージャとのアウェー戦で、レアル・マドリードはルイス・ガルシア・プラサ監督と対峙する。ガルシア・プラサ監督は過去にレアル・マドリードとの公式戦16試合で2度の勝利を収めているが、その対戦相手のベンチにはジョゼ・モウリーニョが座り、ピッチ上には現監督のアルバロ・アルベロアがいたという奇妙な因縁がある。

1度目は2011年1月のコパ・デル・レイ(レバンテを率いて2-0で勝利)、2度目は2012年8月のラ・リーガ(ヘタフェを率いて2-1で勝利)である。アルベロアは当時、右サイドバックとしてフル出場していた。セビージャは直近のリーグ戦でレアル・ソシエダ、エスパニョール、ビジャレアルを相手に3連勝中であり、絶好調の状態でレアル・マドリードを迎え撃つ。

(via MARCA)

【本日の総括】

エムバペの不満爆発とアルベロア監督の退任示唆により、ロッカールームの分裂が公のものとなりました。さらにミリトンのスキャンダルやペレス会長に対する審判組合の提訴など、ピッチ外でも火種が絶えません。その中で、エンドリッキの復帰やクロースの毅然としたフェイクニュース一蹴など、マドリディスタにとっての希望の光も存在しています。モウリーニョ復帰の噂が過熱する中、セビージャとの厳しいアウェー戦にチームがどう立ち向かうのか注目が集まります。