キリンチー・ハートマンの獲得とカルロス・ロメロの退団
現在24歳のオランダ人左サイドバック、キリンチー・ハートマンがエスパニョールと契約を結ぶことが濃厚となっています。フェイエノールトでのデビュー時や、昨シーズンのバーンリーでのプレーでも見られたように、彼は明確な攻撃的志向を特徴としています。公式発表はまだですが、彼には前任者のカルロス・ロメロの穴を埋めるという困難なミッションが待ち受けています。
コルネジャ=エル・プラットで2シーズン連続のレンタル移籍を過ごしたカルロス・ロメロは、今季限りで所属元のビジャレアルに復帰し、2031年までの契約延長を勝ち取りました。彼は昨季のリーグ戦で6ゴール3アシストという素晴らしい数字を残し、ラ・リーガ・EAスポーツで最も多くのゴールに絡んだディフェンダーとして高く評価されました。
しかし、ロメロのエスパニョールでの道のりは決して平坦なものではありませんでした。1部リーグでの経験がほとんどない状態(ビジャレアルのトップチームでわずか8試合に出場したのみ)で加入した彼は、当初は守備面の課題が目立ち、シーズン中盤にはスタメンの座を失うこともありました。
その状況を救ったのがマノロ・ゴンサレス監督の「ラボ(実験室)」でした。監督自身の言葉を借りれば『ビデオ分析、ハードワーク、そして選手の姿勢』を通じて、経験不足だったサイドバックを今日のような万能なディフェンダーへと変貌させたのです。その最大の成果が、1月3日に行われたFCバルセロナとのダービーマッチ(0-2で敗戦)でした。この試合でロメロは、ラミン・ヤマルを完璧にマークし、その名を世界に轟かせました。
カルロス・ロメロ本人は、当時の守備面の改善について次のように振り返っています。
『マノロ監督からは、自分がチームの失点の原因になってはいけないと指摘されていました。私自身もそのことは自覚していました。実際、ほとんどプレーできない試合が4、5試合続いた時期もありました。ですが、この経験にはとても感謝しています。なぜなら、今はピッチに出ても自信を持っていますし、攻撃面だけでなく、守備面でも非常に強くなったと確信しているからです』
非常に攻撃的な特徴を持つハートマンが加入すれば、マノロ・ゴンサレス監督は再びこの「ロメロ・メソッド」を再現し、彼を成長させることが期待されています。
(via Mundo Deportivo)
ジョアン・ガルシアのW杯招集による追加収入
1年前にFCバルセロナへ移籍したジョアン・ガルシアですが、彼の活躍は現在でもエスパニョールに経済的な恩恵をもたらしています。バルセロナは彼の契約解除金2500万ユーロ(年間消費者物価指数の上昇分を加えて最終的に2630万ユーロ)を全額支払って彼を獲得しましたが、今回、スペイン代表としてW杯(アメリカ・メキシコ・カナダの共同開催)に招集されたことにより、古巣であるエスパニョールにもFIFAの「クラブ利益分配プログラム」から追加の分配金が入ることになります。
このプログラムは、W杯に選手を派遣したクラブに報奨金を与えるもので、2026年大会では総額3億5500万ドル(カタール大会から70%増)が用意されています。最新の算出によると、選手1人につき1日あたり約5000ドルが支払われる仕組みとなっており、試合に出場するかどうかは関係ありません。さらに、今回の大会からはW杯予選の期間も計算に含まれるという新たな特例が追加されています。
FIFAから支払われる分配金は、以下の3つのクラブに分割されます。
・現在選手が所属しているクラブ(FCバルセロナ)
・昨シーズンの開幕時に選手が登録されていたクラブ(FCバルセロナ)
・2024-25シーズンに選手が所属していたクラブ(エスパニョール)
スペイン代表はすでに7月2日に行われる決勝トーナメント1回戦(ラウンド32)への進出を決めており、これによりエスパニョールには最低でも約12万1000ドル(約10万6200ユーロ)の収入が保証されています。もしルイス・デ・ラ・フエンテ監督率いるスペイン代表が決勝まで進出すれば、この金額は最大で18万3300ドル(約16万880ユーロ)まで増加する可能性があります。
(via Mundo Deportivo / SPORT / Esport3)
【本日の総括】
カルロス・ロメロのビジャレアル復帰に伴い、超攻撃的左サイドバックのキリンチー・ハートマン獲得が間近に迫っています。また、ジョアン・ガルシアのW杯参加により、クラブに思わぬ臨時収入がもたらされる見込みです。