久保建英の現状 長期離脱からの復帰とW杯に向けたコンディション

今シーズンの久保建英は、さらなるステップアップが期待されていたものの、怪我の影響もあり期待を大きく下回る1年となった。出場できた期間のスタッツも本来のポテンシャルからすれば物足りない数字にとどまっている。年明けに負傷して以来、3ヶ月近くも戦列を離れることとなり、シーズン終盤になってようやくギリギリで復帰を果たした。ペレグリーノ・マタラッツォ監督は彼の状態を慎重に見極めながら、段階的にプレー時間を調整している。

アメリカ、メキシコ、カナダで共同開催されるW杯開幕まであと1ヶ月を切る中、久保は実戦での疲労蓄積が少ない状態で大会に臨むことになるが、同時に試合勘の欠如が懸念されている。日本代表はグループFでオランダ、チュニジア、スウェーデンという強豪と同組に入っており、遠藤航、鎌田大地、前田大然らとともに、久保のベストパフォーマンスが不可欠な状況だ。

クラブ側も、夏の移籍市場という大きなショーケースを前に、彼の本来の姿を世界にアピールしようと努めている。直近では、レアル・ソシエダが0-1で勝利したLaLiga第2節のエスパニョール戦で、久保が相手ディフェンダー2人をドリブルでかわし、ファーポストへ強烈なシュートを叩き込んだスーパーゴールの映像をSNS等で積極的に発信している。

また、今夏の久保を取り巻く移籍の噂は、過去数年で最も静かな状態となっている。これまでリバプール、トッテナム、エバートンなどが関心を示してきたが、レアル・ソシエダは一貫して交渉に応じず、6000万ユーロ(そのうち50%はレアル・マドリードへ支払われる)という契約解除金満額の支払いを要求し続けている。 (via ElDesmarque)